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カテゴリ:サッシの性能
おはようございます、
紙太材木店の田原です。 もう一年の半分が過ぎてしまいました、 あっという間の半年だね。 2020年もすぐソコ 新築住宅の平均でエネルギーゼロの家が普通になる2030年も そんなに先の話ではありません。 さて、今回の主役はエルスターX 昨年からトリプルサッシを何回か使っているのですが これといって問題はありませんでした。 主にYKKのAPW430や330のトリプルサッシ、 取り付け時の重さには閉口しましたが 性能的には問題無し なんせ掃出しサッシだとひとつの窓で60kg程もあるわけですから 取り付けも難儀します。 上の写真は掃出しサッシで右下の○にサッシの重さが記入してあります。 このように高性能なサッシになると 重さもあるわけで、取り付けにも注意が必要です。 今回問題が起こったのは腰窓なので 重さは掃出しサッシほどありませんが それでも一枚あたり20kgを超えます 二枚なら50kg以上ですから女性より重いわけです(^_^) こちらはエルスターXの納まり図 窓の台にサッシが乗ってる図ですね、 注意して頂きたいのは丸の中 取り付けビスの角度です。 設置説明書にはこのように図示してあります。 サッシに付随してくる取り付け説明書なので 断面の図は右が上で左が下です。 顔を90度右に傾けて下さい(^_^) つまり、室内側の取り付けビスは60度程の角度を持って締め付けねばなりません。 同時に相手は樹脂ですからインパクトドライバーではなく 最後は手で締め上げるのが基本 ということです。 最初にお話したように サッシ自体がとても重いので この角度でビスを固定しないと下枠が樹脂ですから 重さに耐えられず枠が前に傾いてしまうことになるということです。 この角度にどれだけの意味があるか疑問ですが・・・ 吐き出しサッシのように 床から2m程もの高さまであるサッシには 前垂れ防止用の外付けアングルがあるのですが 腰窓や中窓にはそれがありません。 この取り付けビスの角度だけでもたしている (10年や15年と言った長期間にわたってもOKなんだろうか?) で この写真 腰窓の下端に糸を張ってみると 端っこはこんな具合 真ん中は 糸の太さの1.5倍ほど下がっている どういうことがサッシに起こるかというと レールの真ん中が両端に比べて下がっていると 網戸の建て付けを左側に合わせる すると右側の建付は こんな具合 全景 エルスターX、 まだ出たばかりの製品なので初期調整がこれから出てくると思われます。 前垂れ防止の補助アングルも掃出しサッシには取り付け指示がありますが 腰窓にはありません。 今回は出窓に腰窓を取り付けてますから 出窓本体の変形も考えられますから 原因ははっきりしません。 どちらにしても重量のあるサッシは 前垂れ防止に充分注意を払う必要があります。 日本人は掃出しサッシが大好きですから 製品として投入されてますが 考えて見れば APW430には掃出しサッシはありません。 輸入サッシの固定ビスはとても大きく長いものですし 片方が固定されていて中方立で補強出来る スライディングドアやパティオドアが主流 二枚とも可動する引き違いのサッシはあまり見たことがありません。 取り付けはAPWもエルスターも同じ大工さんがしています Lixilの高性能な樹脂サッシ サッシ本体は戸車の高さで調整できますが 網戸は一枚で反対側にも移動しますから 上の写真のように逆立て付けで確認できます。 当分の間は腰窓でも前垂れ防止の工夫を建築側でする必要があると考えます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2018年03月21日 20時07分14秒
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