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2024/03/07
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テーマ:徒然日記(23506)
カテゴリ:短編


どーも、カネです。

朝起きてカーテンを開けると雪景色。5センチくらいの積雪だ。
今日はどこにも行かないと決めて、ブログを書き始める。
 
白い雪の妖精たちが楽しそうに舞い降りてくる。
どんな会話をしているのか聞いてみたいなぁ。
 
「ねぇ、あなた」
「なんだい」
 
「あなたとのランデブー、楽しいわ」
「久々だもんなぁ。俺もワクワクするよ」
 
「ここ福島は、大震災から、だいぶ落ち着いてきたみたいね」
「そうだねぇ。時間はかかったけど、人間はたくましいよ」
 
「ホントねぇ。今日の雪、日本海側は大勢派遣されたみたいよ」
「うん、毎年この時期はそうさ」
 
「むこうの時給は高いのかしら?」
「ははっ、そんなのないよ。ボランティアだもん」
 
「そうだったわね。わたし、人間の意識に影響されてるわ」
「気をつけるんだよ。人間は欲深い生き物だからさ」
 
「はい! わたしはわたしよね。黙々と役目を果たすだけ」
「そうさ。奉仕は最高の仕事であり、喜びだよ」
 
「もうすぐ地上ね。あなたとのデートも終わってしまうわ」
「いつかまた会えるよ。僕らは一つなんだからさ」
 
「あなたと出逢えて幸せでした」
「僕もだよ」
 
「わたし、白く透明な愛の結晶になれそうです」
「うんうん。さあ、僕が先に落ちるから、上に降りてね」
 
「ありがとう・・・どこまでも優しいあなた。愛してるわ」
「じゃ、またな! 愛しい人よ・・・」
 
二つのボタン雪が折り重なり、一つになって溶けていった。
 
++++++++++++++++++++++++++++++++++
 
なんか、書いてて、自分で涙ぐんでしまった。
もう、年なんだなぁと、あらためて思った。
このような会話シリーズをたまに書いていこうかな・・・。

では、またね。

kane





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最終更新日  2024/03/07 12:03:07 AM
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