プライベート忘年会
かなり前から企画していた忘年会。何と言っても、美味しいものを食べて、今年の嫌なことを忘れて、来年の飛躍に繋げようと・・・。 随分と紆余曲折あり、結果的にこぢんまりとした会になってしまいましたが、食べ物と飲み物は豪華に。(^^ゞ【飲んだの】・・・評価は下記に。お見立ては、Richebourg氏。本当にいいところを持ってきてくれました。>^_^<スタッフも頑張って、いいコンディションに。大変、美味しくいただきました。感謝。・エティエンヌ・ソゼ ~ピュリニ・モンラッシュ・1er・ラ・ガレンヌ[2000] PULIGNY-MONTRACHET, Cote-d'Or, France-現在は故エティエンヌ・ソゼの孫娘、ジャニーヌの婿であるジェラール・ブードがワイン造りをしている。ソゼの娘はヴォルネイ・サントノのボワイヨ家の嫁いだため、相続権を持つ者の1人、ジャン・マルク・ボワイヨがソゼ家のブドウ畑を要求。 その結果、ドメーヌの所有するブドウ畑の大きさは3分の1に減少し、顧客に十分な商品を提供するため、ジェラール・ブードはドメーヌの肩書きを捨て、信頼できる栽培農家からブドウを買って必要量を賄うことにした。したがって、91年ヴィンテージからラベルにドメーヌの文字はない。相続問題でプルミエ・クリュのトリュフィエールを失ったが、バタール・モンラッシェやビアンヴニュ・バタール・モンラッシェのグラン・クリュは手元に残っている。たとえ自社畑ものでなくても、ブードのワイン造りは確かで造られるワインは以前と変わりなく素晴らしい。・ジャック・セロス BRUT Grand Cru Blanc de Blancs Elabore par Anselme Selosse a Avize, France-化学肥料や殺虫剤を使わず、畑を鍬で耕し土壌の中にできるだけ空気を取り込ませます。ブドウをブレンドしてしまうと、テロワールの違いを表現できないので、ジャックセロスのシャンパンは、単一ブドウのシャルドネ100%。また発酵に使われる酵母はその区画に居着く天然酵母なので、とにかく自然派を貫いているといえます。ジャックセロス・ブリュット・ブラン・ド・ブラン・クロ・ド・ヴージョ 1999 Alain HUDELOT-NOELLAT Proprietaire a Chambolle-Musigny, Cote-d'Or, France-造り手の人柄がそのままワインに反映するといった、本来ブルゴーニュがもっていた愉しさを味わえるドメーヌ。色調濃く華やかな香りで、凝縮された果実味と豊かなコクの生き生きとしたワインは、正に当主アラン・ユドロそのものといった感じ。ぶどうは基本的に4分の3を除梗、発酵前の漬け込みを行い、発酵期間は15~18日間。特級には100パーセントの新樽をあてがい、オリ引きは樽同士、卵白を用いて清澄、更にはフィルターもかける。加えて使用するぶどうの収量にはこだわらない。むしろ、ヴァンダンジュ・ヴェールトには大反対の立場。このようにして造られるワインには、クロ・ド・ヴージョ、リシュブール、ロマネ・サン・ヴィヴァンの特級、ヴォーヌ・の1級シュショ、マルコンソール等が含まれる。英国をはじめ、フランス本国、ヨーロッパに個人顧客が多いため、輸出に回せる量は25パーセントくらいとか。【食べたの】・先付(焼き燻製チーズ) 最初は魚になるとのことだったので、白から飲みたいと、ピュリニ・モンラッシュから合わせてもらいました。モンラッシュの色は薄いゴールド。ミネラル感たっぷり、グレープフルーツ系の柑橘系の薫りを楽しみつつ、チーズや魚介マリネを。 しかし、ココの薫製チーズを焼いて出してくるとは思いませんでした。はっきり言って、チーズの香ばしい部分がいい香りと、カリカリ感と、イイ感じで出てきています。そして、中はトロトロ。(#^.^#)・魚介のマリネ (平鱸、石鯛、帆立、鱈子、白子) 白身魚の美味しいところに、鱈子や白子でアクセントを付けて。いろいろと味を好みで混ぜて食べることができる、和風なマリネ。もともと、日本古来の食べ方として、自分の口の中で違う味のものを混ぜて食べるという食べ方があるが、そういうところが図らずもあるのかなと。・薫製盛り(ベーコン・鮭・明石蛸・タクアン、みはる大根を添えて) 定番をいただく。ここからは、ジャック・セロスのスパークリングを。辛口でありつつも、うまいというのはわかる、とても落ち着いた味わいのスパークリング。 色合いが大変好みかも。大体こういう色の、先ほど出てきた白やスパークリングは、私にとって、ハズレはない。深みのある、嫌な味がしない。随分経ってしまい評価をずばっと、かけずに申し訳ないが、是非ともまた飲みたい一本。・フレッシュ・フォアグラのソテー これは濃厚、うまい。(#^.^#)それでいて、一緒に煙事の塩、ゴマ、アサツキを付けて食べるのだが、これまたウマー。そして、一緒にジャック・セロスを飲むと、のどごしが爽やかで、また、口腔内の油脂分を洗い流してくれて次もさっぱりといただける。フォアグラは赤ばかり合わせなくてもいいなぁ。こういう、良いフォアグラって、なかなか出会えないよね。・仙台牛の焼き目をつけたタルタル・ステーキ ここからは赤、クロ・ド・ヴージョへ移行。煙事では初めていただく、本当のタルタルステーキをいただく。表面に焼き目を付け、中はほんのり暖かく、大好きなレア状態。周辺の肉の焦げた味と脂の溶けた味わい、熱さの中に、仙台牛の甘みが感じられる冷たいレア状の肉が大変美味しく感じられ、一口で二度美味しい。 写真ではわかりづらいですが、赤のグラスの奥がそのタルタルステーキ。(すみません、バクバク食ってしまい、はっきり言って、取り損ねたんです(^^ゞ。) ワインはブルゴーニュらしく、そして、仙台牛の甘みに負けない、大変美味しいワイン。あ~、こういうブルを自分で探せないとダメなのねぇ。こういう嫌みのないブルを飲んだのは久しぶりかも。・仙台牛の握り 頼むから、このメンバーの時はすぐに食べられるように持ってきてくで~。 食べ方や食べ時は嫌というほど仕込まれているので、喰いぱぐれないように食べるんだから。散々待ったけど、1個目はガマンできずに食べたら、まだまだ、肉が解凍できていない感じ。 暖かいと、白い脂身の部分が舌にねっとりと、甘みを届けてくれる。で、噛みしめれば噛みしめるほど、赤身の部分のおいしさが伝わってきて・・・。至福(*^。^*)。・デザート(フォンダン・ショコラor焼きリンゴor自家製バニラアイスの自家製マーマレード添え) それぞれのお好みで、どれか一皿を選択。そういえば、今回はマーマレード添えを注文しなかった。煙事の「自家製」って、美味しそうなんですけど。「自家製バニラアイスの自家製マーマレード添え」って、ブラック・コーヒーと共に、今度いただきたいよねぇ。アイスといいつつ、イメージ、風味的に、冬のイメージ。 大変満足したが、もう少し食べたかったかな。(冷え込んでいたし、リゾットとか、ね。) 夜の10時を過ぎていたが、お約束もあったし、このあと、BAR保志へ移動する。