死ぬ死ぬ詐欺?
ちょっと前から話題になっていたこと。インターネットを通して、こういう募金活動が多くなってきて、会計に無頓着だった人が多かったのも事実。必要以上に善意が集まってしまったところも多く、ついに炎上するサイトも現れたという。 「死ぬから助けて」と善意に訴えかけるために、ネット上では「死ぬ死ぬ詐欺」とまで言われているらしい。 私のブログのトップにもある、「ひでゆき君を救う会」もついに記事になりました。こちらはかなり以前から収支報告もされていたし、私の信頼できる方を通しての紹介だったので、協力、支援してきました。 もともとは根底にある、最近のNHKの不祥事、改革ではなく受信料の義務化にいつの間にかすり替わってしまった不信感、国民にNHKの改革が充分投げかけられていない、等々、そういう問題と絡んでしまった、不幸な話だと思います。真相の究明が待たれる。>関連記事 女児の難病移植募金めぐり2ちゃんで「祭り」心臓病女児募金活動に ネット上で批判噴出 [(J-CAST) 2006年10月3日17時36分] 心臓病に侵された女の子への救済募金をめぐって、2ちゃんねるなどの掲示版が「祭り」状態になっている。手術などに必要な1億3,600億円を目標に、両親と有志が募金活動を始めたが、両親がNHKに勤務していることなどを理由に「高給取りなのに何故自腹を切らないのか」といった批判が噴出したのだ。矛先は他の募金活動にも向けられ、募金という活動そのものの透明性に疑いの目が向けられている。 批判を浴びているのは、難病の「突発性拘束型心筋症」を患っている、4歳の女児への募金活動だ。2006年9月21日に都庁で会見し、募金を訴える様子がメディアに取り上げられた。 両親はふたりともNHKの職員だった 女児の両親は「団体職員」と報じられたが、実はふたりともNHKの職員だった。これがやり玉に挙がった。これをきっかけに、「高給取りなのに自腹を切らないのはとんでもない」といった批判が噴出した。加えて、父親が職場では旧姓を使用しているのに対して、会見では戸籍上の名前を使っていたことが「隠蔽」と、さらに非難を呼ぶことになった。さらに、「救う会」の代表者や構成員にNHK職員が多いという指摘が相次ぎ、「治療費は内部で調達しろ」と火に油を注ぐ形になった。 過去の募金活動にも批判の目が向けられた。余命わずかで、今すぐお金が必要だったはずなのに、実際の手術までには時間がかかった例や、会計報告が不明朗だったケースなどが次々に指弾され、「巣食う会」「死ぬ死ぬ詐欺」などと揶揄された。 両親が3,000万円を自己負担、と掲載 そんな中、今回問題になった「救う会」では9月29日にウェブサイトに大幅加筆、目標募金額の内訳が掲載された。それによると、両親が3,000万円を自己負担し、募金口座に入金することが明らかにされた。両親のコメントも発表され、 「いま住んでいる三鷹市の家と土地は、三年前に購入いたしました。20年ローンで入手したこの住まいだけが、私どもの唯一の資産であり、手持ちの預金からローン残高である負債を差し引いた額はもちろん、大きなマイナスの数字です。(略)まずもって明らかにすべき自己負担の額のご報告が遅れてしまったことをここにお詫び申し上げます」 と、自己資金だけでは治療費はまかなえないことを訴えた。 そんな中、「救う会」に集まった募金のあり方にも変化が出ている。 集められたお金の使い方も情報公開へ 9月27日には秋田市の中学生、雲雀秀幸君(15)を支援する「ひでゆき君を救う会」が、手術が成功して秀幸君が学校にも通えるようになったのを受け、会の活動を縮小し、約5,600万円の募金残高を今後約3年間凍結する、と発表した。状態が安定した後は、日本移植支援協会に管理を委託、移植を待つ患者に役立ててもらう考えだ。 9月29日には府中市の中崎勲さん(24)を支援する「中崎勲君を救う会」が、中崎さんが回復して社会人になったとして解散した。基金の残高735万円は国際移植組織「トリオジャパン」に寄付、移植を必要とする人の支援に充てられる。 こうした動きに対して、ネット上では 「当たり前のことなんだろうけど偉い」「明朗会計は大切だな」 といった声もあるが、まだまだ 「当然だが、人命を助けることは良い事だ。この活動で救われる命があることも確かなのだろう。ただ、気になるのは集められたお金の使い方・・・・・・ 全員がボランティア・スタッフというわけではないですよね」 といった懐疑的な見方が大勢だ。 今後は、「救う会」がどこまでガラス張りの情報公開が出来るかどうかに注目が集まる。 とりあえず判明?したのは、両親が二人ともNHKの制作現場で働いているが、プロデューサにディレクターというかなり上の立場。しかし、NHKの職場では別の旧姓を使用しているためネット上の誤解を呼び、隠蔽と糾弾されたという過程らしい。なんか、大物アーティストがチャリティコンサートを開いたり、著名な漫画家も募金を呼びかける“恵まれた環境”もあったらしく、やっかみからか、氏名から調べられた自宅の登記内容、Googlr Earthの座標、敷地写真などが公開され、「先にそれらを処分して資金を捻出しないとは自分の金が惜しいのか」とか、「本名を隠して募金活動をするのは不快」とかのカキコもあったようだ。(ネット検索すれば、いくらでも出てくるところが怖い。)なので以上の情報は、本当なのでしょうか? でこれらを見ると、都内に自宅一戸建て、アパート複数棟を所有し……、と登記簿確認に誰かが行っていたり(簡単に調べられるんですね・・・)、都心に自宅持ちで、夫婦でプロデューサ、ディレクターと、スゴイ情報が。もし本当に資産家ということになれば、これはネット上の善意に付け込む行為と言われても仕方ないなぁ。 世間では高額な医療費を準備できない人の方が多いと思えば、今回の騒ぎによって、皆で信用を落としてしまい、今後、助けられる人も助けられなくなってしまうことが怖いと思いますよ。しかし今まで資金を用途外に使用したり、贅沢をしたりした人間がいたのも事実なのかも。本当にNHKの職員であるというのならば、今後の説明責任を果たすべきでしょうね。 それと、こういう活動は今後、個別に実施するのではなく、何らかのNPO等を設立すべきなのかも知れない。しかし、それでは結局審査を通らない人がいて、結局、こういう活動がまた始まるんだろうなぁ・・・。