【'87日テレ】Merry Xmas SHOW!
ちょっと、いろいろと忙しく、ブログ更新はおさぼり中。(^_^;ネットにも珍しく接続していませんでした。今日は巡回していて、うらんかんろさんの12/25のブログより、懐かしい話をしていたので。(トラックバック禁止のようなので、リンクを張っておきます。) 24日は友達の家でのクリスマス・パーティーにお呼ばれしたが、つけておいてもらったテレビはこれ。日テレの「HAPPY Xmas SHOW!」。 ・・・え?日記のタイトルと違う?・・・そう、ココでの話題はあくまでも、うらんかんろさんの12/25のブログの好きなクリスマス・ソングの話の続きなのだ。日テレで2003、'04、'05とやったのは、「HAPPY Xmas SHOW!」。私が昔から好きだったのは、1986、'87と放映された、「Merry Xmas SHOW!」なのだ。 自宅に当時のビデオがあったので、演目をリスト化してみました。(この年末の忙しい時期に(^_^;)こういうリストがどこかでデータベース化されるのも、インターネットのいいところ。また、誰かが残しておかないと消えてしまう。日テレさん、DVD化、しませんか?権利関係が複雑できっと、できないだろうなぁ。当時の司会の明石家さんまも「CDにしたいけど、一発で終わるのが『粋』なんですよね~」と言っていたが・・・。しかし、去年の「HAPPY XMAS SHOW!」といい、さんまにこういう企画の司会をさせるとおもしろいですよね。今年はそれがなかったのが、つまらない。 なんといっても、企画はAmuseと電通。バブル真っ最中のこの時期に青山から生中継で、しかもこれだけのアーティストを長時間拘束。(^_^; 金が溢れていた時期だからこその贅沢。しかし、こういう遊び心のあるアレンジとかは、今の音楽小僧にはできまい。もともと、「夜も一生懸命」(逸見アナね。その後の三宅裕司の司会などもあったが。)などもそうだったが、日テレは昔からクレイジー・キャッツのころから、曲の転調、リズム・メロディーの類似による遊びが非常にうまく、テレビの音楽バラエティーには定評がある。このときのアレンジャーは、KUWATA BANDの河内さんを始め、後にミスチルのプロデューサーで有名になる小林武史など、そうそうたるメンバー。これらに桑田佳祐・松任谷由実がアレンジに加わるとおもしろくないわけがない。 もう二度とこんな番組できないだろうな、という番組。・・・で、以下、リスト。リンクはいちいち張ると大変なことになるので、知らない歌手などはウィキペディアで検索をかけてみてください。・COME TOGETHER (Arr.KUWATA BAND, TAKESHI FUJII)唄(歌唱順)・KUWATA BAND、吉川晃司、アンルイス、明石家さんま、新田一郎、中村雅俊、小泉今日子、忌野清志郎、渡辺美里、泉谷しげる、爆風スランプ、小林克也、松任谷由実、小倉久寛、三宅裕司、CHAR、鮎川誠、アルフィー、バービーボーイズ、前田亘輝(TUBE)、米米CLUB、古舘伊知郎、山下洋輔、鈴木雅之、鈴木聖美、石橋凌(ARB) ・・・いやね、順番にワン・フレーズずつ歌うのですが、これだけでもすごいですよ、歌詞も途中変えたりして(^_^;。唄の途中で結婚前の大竹しのぶをさんまと桑田がネタに(^_^;しています。・・・もう、みんな若い若い。・MERRY XMAS IN SUMMER~HAPPY XMAS(WAR IS OVER)/KUWATA BAND 生唄。最後に当日のアーティストの紹介を桑田さんがしている。・「ロッケストラ」TWIST AND SHOUT/KUWATA BAND、アンルイス、バービーボーイズ、爆風スランプ、シーナ&ロケッツ、Char、など 当時の最高のバンドメンバーが結集してセッション。Arr.はKUWATA BAND。まさに、これだけの大所帯だと、オーケストラではなく、『ロッケストラ』。当時、バービーの「杏子」姐さんや「アンルイス」姐さんがいい味出しています。バービーのコンタ(近藤敦)やいまみちともたか、シーナの鮎川誠とか、みんな、カッコイ~。とっても楽しそうです・・・。・青い影(前田亘輝)~竹田の子守歌(坂崎幸之助)~LET IT BE(鈴木聖美)~FALLING IN LOVE WITH YOU(鈴木雅之)~ジングルベル いつの間にか曲が入れ替わっている、お得意のバージョンですが、とてもしっとりとした大人の曲に仕上がっています。Arr.は小林武史。・「セッションだ!~DEATH MATCH」/忌野清志郎、桑田佳祐、山下洋輔 Arr.は山下洋輔のピアノ全開、作詞作曲・桑田佳祐のオリジナルセッション曲。 プロレス・リングを会場に、唄バトルを桑田と忌野で。実況は当時テレ朝から独立したばかりの古舘伊知郎、忌野のセコンドに泉谷しげると、悪ふざけ全開のセッション。ピアノ壊しまくり、セット壊しまくりの問題作。・「愛のさざ波」(DEDICATE to 島倉千代子)/松任谷由実、アンルイス、小泉今日子 島倉千代子の1968年作品をアレンジ。3名が大変艶やかに、そして、かわいらしく歌っています。小泉今日子が大変かわいい。(*^_^*)・「2人のFOUR SEASONS」/渡辺美里、泉谷しげる 泉谷しげるの「春夏秋冬」をアレンジした曲かな? 作詞は桑田と泉谷。作曲は桑田、Arr.小林武史とあるので、完全オリジナルでしたか。渡辺美里のかわいらしさの前に、泉谷しげるもでれでれしたまま、歌い終わる!?大変ほのぼのとした名曲。しかし、実は故・竹下登総理大臣を風刺した唄だったとは・・・。・「盆踊り・リンゴ追分」DEDICATE to 美空ひばり/中村雅俊、スーパーエキセントリックシアター(三宅裕司、小倉久寛、他) さんまをして「死霊の盆踊り」と言わしめた怪作。盆踊りのリズムに、アレンジがロック風。リンゴ追分を盆踊り風にやると言う、大変おもしろい作品。中村雅俊はノリノリだったようだが、クリスマスにこれでええんか!? 前年も似たような作品だったらしい。次の2作品は私も大変気に入っている作品。転調しまくりの曲が混ざり合う悪ふざけバージョン。Arr.は2曲とも、なんとKUWATA BANDの河内淳一。・I FEEL GOOD (JAMES BROWN)/鈴木雅之~函館の女(北島三郎)/桜井賢(THE ALFEE) 鈴木雅之はひたすらまじめに、クールかつソウルフルに歌い通し、桜井さんは「函館の女」をふまじめに自前(!)のキンピカ衣装で歌い倒す。爆笑モノです。・JAMPIN' JACK FLASH (ROLLING STONE)/Char ~ 星降る街角 (敏いとうとハッピー&ブルー)/米米CLUB めちゃくちゃで、大変おもしろい作品。このとき、一番楽しめた。なんといっても、カールスモーキー石井の「モンチッチ!!」の愛の手が最高。ロックとムード歌謡の絶妙な融合が楽しめます。そして、次の2曲は問題作が続く。・きよしこの夜/吉川晃司、明石家さんま Arr.は小林武史。怪しいゲイカップルのクリスマスが映像のテーマ。吉川晃司とさんまのキスシーンは8時間かかったとか・・・。・TAKE FIVE/桑田佳祐、サンプラザ中野、パッパラー河合、坂崎幸之助、桜井賢、新田一郎、河内淳一 エロチックな替え歌を、TAKE FIVEでハモって(^_^;。替え歌の作詞は桑田。よくよく歌詞を聴いているとアブナイので、ここは雰囲気だけ楽しんで・・・。・恋人はサンタクロース/松任谷由実 当時生歌で披露。ギターは世界の「高中正義」。さんまに「ラッシャー板前」に似ているといじられていました。(^_^;・WONDERFUL TONIGHT/石橋凌(ARB)、小林克也、桑田佳祐 場末のストリップ小屋で歌うという設定。三人でしっとりと聴かせます。石橋凌もシブイね。しかし、小林克也って、スネークマンショーといい、多芸ですな。・交響曲第九番~ ROLL OVER BEETHOVEN /忌野清志郎 花のお江戸を舞台に、盗賊・忌野が捕り方を向こうに回して、第九を歌いまくります。息は白いし、一応、模擬の雪だろうけど、太秦で撮影したような感じ。・KISSIN' CHRISTMAS ~クリスマスだからじゃない/全員 これが、うらんかんろさんが触れていたクリスマス・ソング。当時のさんまはコンサート!?で歌っていたらしい。(^_^;確かにこんないい歌が聴けないのは寂しいのですが、CD化されたのではないかという根拠は、就職してから通勤の車の中でラジオで聴いた覚えがあるため。(今から5年ほど前)当時は車の中で、驚きましたよ。作詞/松任谷由実、作曲/桑田佳祐、Arr. KUWATA BAND・・・というわけで、大変豪華で、遊び心溢れる番組だったのです。(86年は見ていないので、誰かリストアップしませんか!?)それに引き替え、ただ自分の歌を歌うだけだったり、スポンサーのタイアップCMソングを歌うだけだったり、最近のクリスマスのうたばんはつまらんなぁ。 で、次回は「HAPPY XMAS SHOW!」について。