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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:香港
賢浩が1ヶ月ぶりに帰国した。香港を夜の11時半に発つ便で、パリには午前5時着。飛行機の中では、最初はテレビゲームをしていたけど、すぐに眠くなって、起きたらパリについていたらしい。だから、一切飲み食べはしなかったそうだ。 パリでは4時間ほどトランジット。アンカンパニー・マイナーだから、係りの人が待機する部屋に連れて行ってくれる。でも、この係りの人が「すごく意地悪だった」らしい。待機用の部屋でテレビをみてたら、「テレビなんか見るな」と言って。スイッチを切られちゃったそうだ。行きのトランジットルームには、プレイステーション3があって、それでずーっと遊んでいたらしいが、帰りのトランジットルームではすることがなくて、仕方なく椅子に座ったまま寝てしまったそうだ。そうしたら、「そんなに寝るな。乗り遅れる。」と起こされ、乗り継ぎ便に連れて行かれた、と言っていた。正確には、担当者は英語で、「Don't sleep so long.」ときつい口調で言ったそうだが、いくら子供相手でも、お客さんに向かってそんな言い方するなんて、信じられない。結局賢浩は、香港を発ってから、ドイツにつくまで、何も食べなかったそうだ。おなかぺこぺこ・・・と私に訴えた。アナカンのサービスは、エアフランスより、ルフトハンザの方絶対いい、と思う。 賢浩は、なんかちょっと太ったような気がする。本人も、持っていったズボンがきつくてはけなくなった、といっていた。 帰りの車の中では、「景色が全然違うよ。香港は、本当に高いビルばっかり。ドイツは。2階建ての家ばかりだもんねー」とえらそうに講義してくれた。 ニコちゃんと賢浩は久々の再会で、ハイテンション。2人で車の中で大騒ぎ。後部座席に恵子を真ん中にして子供3人を座らせていたのだけど、二人があまりにもうるさくて、恵子のことをバンバンたたいたり、からかったりするので、とうとう恵子が泣き出してしまった。終いには、恵子は賢浩に向かって、「なんで、帰ってきたのよ。」と言う始末。泣いて怒るほどのことかな? 私は運転席でニコちゃんと賢浩の騒ぐ様子を聞いていてほほえましいと思ったけど、恵子には耐え難いことのようだった。それで、ガソリンスタンドでいったんとまり、恵子を助手席に座らせることにした。まったく、やんちゃ坊主2人と年頃の女の子の関係は難しい。 賢浩は、たくさんのお土産を持って帰ってきた。さすが、香港(中国と言ったほうが正しいかな?)とうなってしまう、不思議なものもたくさんあった。寿司のパック詰めは、白いご飯部分はタオル、黒い海苔部分と具の部分は、紙や布。しかし、添え物のわさびとしょうゆ(容器入り)は本物だった。ぶきみー。 ニコちゃんには、トーマスのつっかけを買ってきてくれた。テラスで履くのにちょうどいい。ところが、恵子が、「これ、THOMASではなく、TASMHOって書いてあるよ。」というので、よく見たら、ほんと、トーマスのまがい物だった。言われるまで気付かなかった。選んだ賢浩も本物のトーマスと信じ込んでいたようだ。アンパンマンのTシャツも、選択表示のところには、「バンダイ」と書いてあるのだが、タグの部分は「DAIBAN」となっている。これもまがいものなのだろうか? 賢浩は、自分用に、「ZAAP」というブランドのサンダルも買ってきた。タグに、「ジャパン大人気ブランド」と書いてあるのだが、ジャパンがジヤパソとなっていて、怪しさ満点。でも、こんなの日本語が読めない人にはわからないし、特に、子供なんて、文字なんて読まないで、絵やデザインだけで判断してしまう。賢浩には、海賊版なんて意識はなかったはず。せっかくニコちゃんが喜ぶと思って選んでくれたものを、「これ、偽物かも・・・」と言っていいのかどうか迷う。 香港でも海賊版規制が厳しくなったと聞いていたけど、10年前とぜんぜんかわっていないなー。
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