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テーマ:海外生活(7774)
カテゴリ:マルチリンガルへの道
最近、ジャニーズ系アイドルに関する映像や記事ばかり検索していて、自分でもバカじゃないかと思うほど。その中で、「ツンデレ」とか「ガチ」と言う言葉が良く使われていて、頭の中が「?」でいっぱいになってしまった。
以前も、「KY」って何だろう?と首をかしげたけど、この「ツンデレ」という言葉、どうやら日本の若者の間では常識的に使われているようであるということはわかった。「ガチ」は、前後の文脈から判断して、「本気で」という意味なのだと推測できたが、ツンデレは、「彼の性格は、ツンデレ」というように使うようなので、まったく推測できない。 あまりに頻繁に出てくる用語で気になったので、調べたら、日本語俗語辞書なんていうのがあって、それによると「ツンツンデレデレ」の略ということがわかった。 そのほか、「半端ない」という言葉もよく聞かれるのだが、今って、こんな言い方もありなのかと、びっくり。 恵子は英和・和英電子辞書を持っている。先日、それを借りて、スイッチをONにしたら、一番最近調べた単語が表示された。なんと、「おたく」という言葉を調べていた。 恵子は、漫画「名探偵コナン」を好んで読んでいるのだが、その中で、蘭が新一のことを、「推理おたく」と言っている。それで、調べたらしい。さすがに和英辞典には該当する意味が載っていなくて、わからないままの状態だったらしい。 履歴を見たら、それらしい言葉をたくさん調べていて、おかしかった。 領事館から送られてきた中1の国語の教科書の巻末に社会言語学者の井上逸兵さんの文章が載っている。「ある場面でどんな表現を使うかは、その地域や集団によってさまざまである」ということを、具体例を挙げて説明している。 例えば、サッカーボールやバスケットボールは「パス」するが、野球のボールは「送球」するもので、「パス」するものではない。 また、(先生が今まで話していた)「あの男は誰ですか?」と先生に問うのは、Who is that man?から直訳すると、文法的には間違えではないが、適切ではない。 この二つの例が、恵子には、どうしていけないのかわからなかったようだ。説明はしたけど、こういう感覚は、そこで生活して身につけないと、教えるにも限界があると思った。 イギリスに行ったとき、恵子はホテルで従業員から「日本語ができますか?」と声を掛けられたそうだ。その従業員は日本に留学したことがあり、かなり日本語ができたそうだ。しかし、話していくうちに、恵子が生粋の日本人(日本に住む日本人)ではないということが、恵子の日本語からすぐにわかったそうだ。恵子は、「そりゃあ、ママとしか話さないから仕方ないよ。普通の大人と話したことないもん。」と言っていた。全く、その通りだと思う。 今日、恵子は、初めて、上級者向けのケンブリッジ検定試験対策のためのクラブに参加した。前からお願いしていたのだが、時間や場所がわからず、何度も学校に電話したり、足を運んだりして、ようやく、今日から参加させてもらえることになった。お昼休みを利用してのクラブ活動で、時間は午後1時から1時45分まで。今日の出席者は、恵子を含め、たったの3人。あと一人いるらしい。しかし、そんな少人数のために顧問の先生が指導してくださるとは、贅沢なクラブだ。 今日は、2つの小テストをしたそうだ。最初のテストでは、恵子は全問正解。他の2人は、2-3問間違っていたそうだ。しかし、次のテストは、問題の意味が良く理解できず、かなり間違えたそうだ。 あとの2人は、今年アビトゥアを受けた生徒で、12年生か13年生。たぶん20歳近いのだと思う。 先生は、「思ったよりできるわね。」と言って下さったそうだ。このクラブに参加しても、友達ができるとは思わないけど、本人はちょうどいいレベルで楽しいと満足していた。しかし、来週から2週間、また学校が休みだし、その次の週は、社会科見学なので、あと4-5回しか参加できない。もっと早く、こういう対策ができていたらよかったのになーと思う。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年05月20日 06時26分19秒
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