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カテゴリ:香港
義父母が香港から遊びに来てくれた。
今回はチューリッヒ空港を利用していて、うちから120kmぐらいの距離かな。 私に遠慮したのか、「電車で行くから大丈夫」と言われた。 少し離れた特急が止まる駅まで迎えに行ったのだけど、緊張したせいか、何度もエンストしてしまった・・・。たぶん、義父母は、「電車にしてよかった・・・」と車の中で思っていたに違いない・・・ 駅で、荷物をもってあげようとした瞬間から、「あっ、ドリアンを持ってきたな。」ということがわかった。ドリアンは、果物の王様と言われ、香港でも高級フルーツ。でも、においが強烈で、においだけで、吐きそうになる。でも、夫は好きなので、彼らは持ってきてくれたわけではあるが、大迷惑。ドリアンは、かなり大きいので、そのままではもって来れない。中味だけ瓶につめて持ってきていた。それをビニール袋にいれ、さらに、ジップロックにいれ、さらに大き目のタッパーの容器にいれて冷蔵庫に入れたのだが、台所に入ったとたん匂う。冷蔵庫にしまってあるバターにまでにおいが移り、ドリアンの味がする。みんなは気のせいだ、というけど、絶対ににおう。 生のフルーツって、持込できるのかどうかわからないけど、こんなに強烈なにおいを放っているのに、まったく荷物検査をされなくて、税関も素通りだったとのこと。私が検査官なら、真っ先に、「かばんを開けてください」と言うと思うのだけどなー。 今日、買い物に一緒に行ったら、「あら、ブルーチーズがあるわ。買いましょう。」と言われた。「これから、フランスに旅行に行くのに、わざわざドイツでフランス産のチーズを買うことないですよ。」といったのに、賢浩に、「お店の人に、このチーズをくださいって言って」と頼んでいた。今、我が家の冷蔵庫には、私の2大大嫌いな食べ物、ドリアンとブルーチーズが入っている。強烈過ぎる。 香港に、夫のいとこが何人か住んでいるのだが、そのうちの一人の子供は、ニコチャンとほぼ同い年。誕生日が1週間しか違わない。その子は、ダブリンで生まれたけど、教育のため、両親が香港に逆移住した。ニコチャンと年が近いため、義父母は、やっぱり比べたがる。 その子は、女の子で、現在5歳で、インターの幼稚園に通っている。家では、英語と広東語だが、幼稚園では、英語。その幼稚園では、なんと、3歳から北京語を教えている。幼稚園の先生に、「Gちゃんの北京語はあまりうまくないので、家庭教師をつけたほうがいい。」と言われたそうだ。今では、Gちゃんの北京語はかなりのレベルらしい。もちろん、広東語と英語もネイティブレベルで、とにかく、口が達者なのだそうだ。そのうえ、「趣味」で、スペイン語の家庭教師にもついているのだそうだ。ダンスや水泳も習っているし、中国式そろばんも習っている。普通の簡単な計算は出来るので、今は、いかに早く計算できるか、といことに重点を置いているのだとか・・・・すごすぎる・・・・・ でも、彼女が特別なわけではなく、香港では、両親が裕福で高学歴だと、子供はそのような生活を送るのはよくあるパターンらしい。というか、そうでなければ、受験競争に勝てないのだそうだ。すさまじい・・・・ 義両親に、「Gちゃんは、毎日勉強で忙しいわよ。ニコチャンは、今、幼稚園で何を習っているの? 個人的には何をしているの?」と聞かれ、「幼稚園でも家でも遊ぶこと以外していません。」と答えた。 義両親は、「でも、子供らしくて、そのほうが幸せだと思うわ。遊ぶ暇やテレビを見る暇があるのは、幸せなこと。」と言った。 それが、彼らの本音かどうかわからないけど、少なくとも、私は、ドイツでよかった・・・と思った。もし、香港に住んでいたら、絶対にGちゃんと比べられてしまう。年の近い親戚が近くにいるのは遊び相手になるし、いいことだと思っていたけど、何かと比べられてしまうという弊害もあるのだなー。 しかし、夏休み中、毎日遊びほうけている賢浩をみると、ドイツ人の子供の学業レベルが国際的に低いのも、当然の結果と思える。いくら、政府が教育改革をしても、絶対に、アジアの子供たちには勝てないと思った。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012年08月24日 11時41分58秒
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