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室の古墳＝その３＝

　正確に言うと、室ではなく南の御所市城山台に有りますMAP　巨勢山323号墳です　巨勢山323号墳の石室　この古墳を見学するためには・・・　かなりの急斜面をよじ登らなければならないです　　国道２４号線沿いを　西寺田交差点から２００ｍほど南下　墓地への侵入路を東へ入ります　そのまま墓地に上がらずまっすぐ登っていくと　の場所に出ます　　左側へ回り込んでいくと　白いビニール紐を巻いた木がいくつも有るので　その間を、足場を確認しながら上を目指して昇って行きます　（滑らないでね）　墳丘に到着しても開口部を見つけるのが　結構たいへん・・・（この山の中、方向感覚が狂います）　方位磁石を持っていったほうが良いですヨ　開口部は南南東です　　巨勢山323号墳の墳丘と巨勢山323号墳の開口部　　訪れるなら、冬場が良いです　たぶん、夏場は薮に覆われて開口部を見つけられない・・・かも・・・　巨勢山323号墳横口式石槨　羨道部は無くなっていて、前室の天井には穴が開いてます　（青い波板で塞いで有りました）　ちょっと崩れそうで・・・怖いです・・・　南に続く尾根には、いくつか古墳の墳丘を見学できます＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　前回訪問時（３年前巨勢山323号墳）は墓地のてっぺん東側から登りましたが、薮に阻まれ南に回りこめず苦労しました

2015年02月13日

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室の古墳＝その２＝

　宮山古墳の道を挟んで北側に”ネコ塚古墳”と呼ばれる古墳が有ります　一辺が63ｍとされる大型の方墳です（高さ6ｍ）　　墳丘には円筒埴輪が立てられていたようです　（今でも埴輪片がころがっているようです）　正式な発掘調査は行われていないそうですが・・・　刀剣片が出土したとされています　　墳頂と北側墳丘　埋葬施設は、割石積の竪穴式石室だそうです　（どこに有るのか・・・埋め戻されていますね）　この古墳は宮山古墳の陪冢（ばいちょう）と考えられています　墳丘の南半分は畑として使用されています　登ってみましたが・・・あまり面白みは無いです・・・　ところで・・・なんで”ネコ塚”と呼ばれているのでしょう　たぶん・・・遠くから見ると、猫が丸まって寝ているように見えた・・・からかな・・・＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　陪冢とは、大型の古墳と同一の時代に、その周囲に計画的に築かれた古墳です　中心となる大型の古墳に埋葬された首長の親族、臣下を埋葬するものや、大型の古墳の埋葬者のための副葬品を埋納するために築かれたものもあると考えられています

2015年02月08日

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室の古墳

　”室の大墓”とも呼ばれる宮山古墳は　　南側から見た前方部と後円部　全長238ｍも有る大きな前方後円墳で、南側の山に広く分布する巨勢山古墳群の盟主墳ともされます　3段築成で周濠があり、前方部北側に造出し状の張出しが有ります　（後円部の径約105m、高さ25m、前方部幅約110m、高さ22m）　　うれしいことに、後円部頂に有る竪穴式石室が見学できて　さらに、長持式石棺が石室に入れられたままの状態で見ることができちゃいます　後円部東側に鎮座する室の八幡神社境内から墳丘に昇れます　　宮山古墳への登り口　この鳥居をくぐると、右手に八幡神社の本殿も見れます　　階段が続いていて、とても登りやすいです　（結構急ですが・・・）　階段の途中に板状の石が有ります　石室材でしょうか　しかし・・・こんなに登ったっけ・・・　ふ～ふ～言いながら・・・広々とした後円部頂に到着　（体力落ちた）　ここへ来たのは・・・８年ぶりです（少し年をとったかな～）　復元して立てられている靫（ゆぎ）埴輪は高さ147cm、最大幅99.5cmあります　　（靫は矢を入れて携行した武具の一種だそうな・・・）　その横に竪穴式石室の蓋石が一枚はずされていて石棺がみえま～す　（北側の石室部分は少し窪んでいて。天井蓋石は一枚斜めになって見えています）　　北石室と南石室　南石室を覗くと・・・縄賭け突起がついた見事な石棺　穴が開いているので、カメラを突っ込んで・・・パシャ！　中には何も有りませんが・・・蓋には朱が塗られているようです　竪穴式でこの長持式の石棺を見学できるのはこの古墳だけです　この石棺が納められたのは、５世紀前半・・・（１６００年まえか～）　さて・・・誰のお墓だったのでしょうね　武内宿禰の墓と伝承されていたようですが　（孝安天皇の墓とされていたことも有るようで、神社の境内には「孝安天皇室秋津島宮跡」の石碑が建っています）　築造時期から、葛城襲津彦の墓説が有力となっているそうです　　長持型石棺と石棺内部　　石棺は竜山石の組合せ式長持型石棺で縄掛突起は長辺、短辺とも2対の計8個付いています　長持式石棺の蓋石上面は格子亀甲文とよばれる矩形の装飾的な削り窪みがあり津堂城山古墳の石棺に類例があるだけという貴重な石棺です　調査された南側石室は長さ5.5m、幅1.9m、高さ1.1mの規模　割石を小口積みにし天井石は6枚使用されています　前方部２箇所、張り出し部に１箇所の粘土郭の木棺追葬あり　とのことなので・・・前方部への立ち入りを試みてみましたが・・・　ものすごい薮状態・・・で、無理　室の宮山古墳は、大正10年（1921）3月3日に国の史跡に指定されています

2015年02月08日

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花山塚古墳

桜井市粟原と言う所に有って（MAP）二基の古墳で石室が見学できます古墳に興味が有る人には　結構有名な古墳ですが・・・初めての人は・・・熊が出てきたらどうしよう・・・と不安になる山の中・・・花山西塚古墳は・・・檻（おり）の中に有ります熊や猪から守ってるのでしょうか・・・（マジメに考えないように）1927年4月8日に国の史跡に指定されています径16ｍ程の円墳らしいですが・・・封土の大半が流失してしまって石室が露出しています側壁は榛原石をレンガ（磚）状に加工したものを漆喰で塗り固めながら積み上げた磚積みの方法で構築してあります羨道と玄室（前室）の奥に棺を納める槨（奥室）が取り付く横口式石槨と言うのが通常の横穴式石室とは違っていて珍しい～～～　　奥室の規模は　長さ1.9m・幅0.7m・高さ0.9m底石があり前室よりも10cmほど高くなっています前室との境は扉石によって閉塞されていたようです入り口に向かって右側には扉の軸穴が有ります奥室の前にある前室は長さ2.2m・幅1.4m羨道は現存長3.7m・幅1.1m　（前室幅よりも狭く両袖式の形状）遺物などの報告は有りません磚積みの技法を用いている点や終末期古墳特有の墳丘構造から7世紀後半頃の築造と考えられています石室の構造が朝鮮半島の磚槨墳によく似ていることから、百済からの渡来系貴族の墳墓と考えられています60ｍほど南東に有るのが花山東塚古墳です径17ｍ・高さ3.5ｍの円墳です　羨道部は破壊されて無くなっています玄室長3.15m、幅1.72m、高さ1.9m（現状1.2m程度）西塚古墳のような奥室は有りません　西塚古墳の上の尾根上に陥没穴が有りその周りに石材が散乱したところが有ります少し隆起していますが、古墳かどうかは不明です古墳とすれば、径10ｍほどの円墳でしょうか？　　他にも周りには古墳が有ったと思われます古墳探索の上級者なら周辺を探検してみても良いかも・・・その場合は　GPSや方位磁石を持っていってくださいね・・・くれぐれも　遭難しないように・・・

2015年01月31日

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また古墳見学

　飛鳥の高松塚古墳から西へ２km程　　のどかな田園風景が広がる与楽というところに行って来ました与楽の風景　史跡に指定されている二つの古墳が有ります　一つは県の史跡になっている与楽カンジョ古墳です　あれま～～～、シートで覆いされてるよ・・・　　　与楽カンジョ古墳・与楽カンジョ古墳説明板　乾城古墳とも書かれるようです　　与楽カンジョ古墳石室入口・与楽カンジョ古墳石室内　もう一つは与楽鑵子塚古墳です　　すぐ近くなんですが　途中に、きれいなコスモスが咲きだしていました　　まわりには、枯れたヒマワリが・・・　　コスモスが咲いてました posted by (C)寺もっちゃん　≪よらくかんすづかこふん≫と読みます　これも、県の史跡になっています　　与楽鑵子塚古墳・与楽鑵子塚古墳説明板　鑵子塚という名前の古墳はいくつか有るのですが　鑵子の意味は、茶の湯に用いる茶釜のことらしいです　　与楽鑵子塚古墳開口部・与楽鑵子塚古墳石室　墳丘に上ってみましたが　クモの巣とやぶ蚊にやられました　　

2009年09月07日

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