白い阿弥陀さま
先週「れんじょう寺」へ行ってきました れんじょう寺は『(王偏に連・城)寺』と書きます 飛鳥で栄えた「紀寺」の後身寺院とされるお寺さんです 今は規模も小さくなっていますが、創建は天平年間 聖武天皇の勅願により、行基菩薩が開基した古刹です 毎年5月に、ご本尊が1ヶ月間公開されています 境内に入ると、ニオイバンマツリの香りが漂っています (漢字で匂蕃茉莉と書き、「ジャスミンの香りがする外国から来た花」を意味します) 素敵な石仏もおられました けっこう、古い時代の石仏のようです 御本尊は、女性で裸で白い肌の阿弥陀さまです 光明皇后をモデルとして作られたとされています 県指定重要文化財です 400円払って、薄暗い本堂へ 中央に、上半身裸の 乳房は有りませんが、一見して女性とわかるお姿で立っておられます 鎌倉時代に流行した裸形の像で、ビャクダンの一木で作られているそうです 髪の毛は螺髪ではなく、縄髪です 下半身には袴を履いています、50年に1度その袴を取り替えられるそうです 両脇侍の観音菩薩立像・勢至菩薩立像は国重文です このお寺さんの庭には、珍しい花も咲いています 平地で見たのは、初めてです