処女作革命1955~2008 (snoozer特集)
タナソウ(もう言わないの?)こと田中宗一郎氏が編集をする雑誌snoozer4月号の特集。歴代デビュー・アルバム700枚から見るロックンロール50年史処女作革命 1955~2008エルヴィス・プレスリーから、ケイジャン・ダンス・パーティーまで2枚目以降に『これはイイっ!』ってアルバムが出る事もあるけど、私的にはどーしても「やっぱり1stがベストだろう!」って事になってしまう事が多々ある。そんな私にはとても嬉しい特集。しかも80's以前はあまり知らないので、「へぇ~、これがデビューなんだぁ。」というアルバムが多く載っていた。どーやら私は根っからのキャッチー好き、インパクト好きのようで。去年のサマソニでも、私の好きな曲がライブの1曲目というバンドがやたら多かった。バンドにとって『つかみの曲』が、無意識に好きみたいです。デビュー時ってのは、青田刈りでない限り、ある意味バンドの絶頂期だと思うんですよ。絶頂期とは行かなくても『ノッてる時期』その勢いのある時に作られて、しかもリスナーを掴まなきゃいけないわけだから多方面からの力の入ったアルバムなんだと思うんですよ、1stって。だから『2ndのジンクス』があるみたいに、1stに比べると2ndはイマイチって事が多いんですよね。私も2ndを聴いてイマイチだなと思って購入を見送り、その後何枚目かで『おっ?!』と復活するバンドが結構います。そんなバンドの一つでもあり、私の中で『やっぱり1stでしょ!』と最初に頭に浮かぶバンドがWEEZER。2枚目以降も人気があり反論も多いだろうが、私の中では1stにはかなわない。いわゆる泣き虫ロックと言われた、行き場を失った激しさが怒濤のようにあふれ出すような、まさに子供が泣きながら相手の胸を叩くような印象。それまでのグランジと違っていたのは、メロのキャッチーさが、外に向かっていた事。グランジは感情を内に向けてどんどん深くなっていくけど、WEEZERは泣きながらでもかっこ悪くても外に向かっていた。そこが『ろくでなし好き』の私の母性をくすぐったのだ。今聴いてもWEEZERの1stは、やっぱり胸がキュンとなる。なにしろ初っ端から『泣き』ですから。ちなみに、WEEZERの泣きは『泣きメロ』とか『泣きギター』等の陶酔系とは違います。鼻水たらして声を上げて泣くのがWEEZERです。バンドがデビューする限り、1stアルバムは増えていくわけで、これからも私の楽しみは尽きないです♪【Aポイント+メール便送料無料】ウィーザー Weezer / ウィーザー (日本盤CD)snoozer (スヌーザー) 2008年 04月号 [雑誌]