金沢冬の豪華グルメ旅
え~、タイトルは大げさすぎる、というか、まあ、要はかみさんの実家に帰っただけです。でも、毎回楽しみです。冬に帰るのは特に。今冬は、初めて雪吊りに実際に雪が積もっているのを見られる!?と期待していったんだけど、溶けてて、やっぱりだめでした。いつも縄で吊ってあるだけで、雪のない状態しか見たことがないんですね。初めて飛行機で行ったのですが、速くていいなあ。新幹線もお気楽でいいけど、ほんとにあっという間。しかも今回はANAのマイレージがなくなりそうで、それを使ったら、二人でなんとたったの2万円! 得しました~。ふっふっふ。と、前置きが長くなったところで、金沢、冬の味覚の話に突入...いつもだいたいパターンになってますが、今回も着いたらすぐに、長年かみさんの実家が、かみさんの子供の頃から家族ぐるみでお付き合いしている片町の某料理屋へ直行。そこで、いつも通り、次から次へとおいしくて豪華な、金沢郷土料理を、とてもこんなに食べきれません!というほど楽しませて頂くわけなんです。今年は見事な寒ブリの超厚切りのお刺身から始まって、コウバコ、小ぶりだけど、ミソが甘くて、ウニ入りの出し巻き卵も豪勢で、ノドクロもうまい、それから、おかみさん手作りのかぶら寿し、もう絶品でした。ごはんがあったら何杯でも食べられそう!(実際、余った分お持ち帰りで次の日の朝食にも頂きました)でもですね、私がずっと、一年に一度は必ず食べたい、と、本当に毎年冬になると、「思い焦がれる」という表現になってしまうほど、楽しみにしているのが、ここで出して頂くこれ、なんですね。地元では「まこ」というようですが、鱈の白子ですね。まったく臭みがなく、どころか、ほんのり甘くて、口の中でふわりと溶け、でもねっとり、トロリとして、およそ冬に食べるもので、これ以上おいしいものがあるか!と思っています。お店の方でも、私が初めてこれを頂いた時に、本当にものすごい感激(というよりは感動のレベルですが)したことを、それからずっと覚えて頂いてまして、毎回必ず用意して頂いてます。ありがたいことです。というよおに、ま、冷静になって思うと、もうほんとにこれ一回で痛風になってもおかしくないな、というほどの贅沢三昧をさせてもらい(途中、牛ステーキまで出ますからね)、まあ、たまにはいいよね、と自分に言い聞かせつつ、また、東京に帰ったら粗食だね、とかみさんと何度も言い合いながら、夜は更けていったのでした。げっぷぅ。