390337 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

瀬戸内シーカヤック日記

瀬戸内シーカヤック日記

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
June 24, 2007
XML
カテゴリ:カヤック
久しぶりに梅雨らしい、雨の週末。 たっぷりとある時間を利用して、久しぶりに昔のブログを読み返したり、iBookに保存してある懐かしい写真を眺めたり、Google Earthで瀬戸内の島々を訪れたり。

92

そうこうしているうちに、書棚からSHIMADASを引っ張り出して、これまでシーカヤックで訪れたことのある『瀬戸内の島』をピックアップしてみることにした。

約15年前にシーカヤックを始めた頃、いつかは、100を越える島に渡ってみたいと想っていたことを思い出す。

***

東西約240マイル、南北10-30マイルの海域に、大小約3000の島々があると言われている。

98

まずは東から。 すぐ近くを通った島は除き、あくまで 上陸したことのある島 のみ。

『尺取虫方式での瀬戸内横断の東側ゴールとした、思い出の』家島、大多府島。 『瀬戸内カヤック横断隊のゴールであり、スタート地点でもある』小豆島、そして直島。

塩飽諸島に入って、本島、広島、手島、大島、茂床島、『民宿原田のある、瀬戸内カヤック横断隊ゆかりの島の一つである』白石島。

***

24

地元、広島県に入る。

走島、仙酔島、百島、田島、横島。

ここ数年通っている『しまなみ』では、向島、因島、弓削島、『しまなみの楽園』生名島、佐島、平内島、鶴島、岩城島、赤穂根島、津波島、『おいしい潮ラーメンが堪能できる』伯方島、生口島、大三島。

***

54

どんどん、地元に近づいてくる。

大久野島、小久野島、大崎上島、阿波島、横島、大横島、『お気に入りのなんちゃってリゾート』生野島、佐組島、肥島、大下島、小大下島。

船島、箱島、臼島、長島、裸島、上島、津久賀島、来島。 竜王島、藍島、大芝島。
柏島、小熊島、馬島。

77

『年に何度もお世話になっている』岡村島、『風待ち、潮待ちの湊である御手洗のある』大崎下島、三角島、斎島、尾久比島、『家船の島』豊島。

『毎年、瀬戸内カヤック横断隊でお世話になっている』上蒲刈島、下蒲刈島、大子島、沖ノ島、笹島、大松島、小松島、情島、倉橋島、鍋島、カシノコ島、弁天島、鈴鹿島、小情島、鹿島、能美島、江田島、金輪島、似島、峠島、宮島。

***

28

大黒神島、沖野島、長島、黒島、カシノコ島、横島、保高島、手島、端島、小柱島、柱島、長島。

中島、野ぐつ那島、浮島、『宮本常一の故郷である』屋代島、『民宿鯛の里と泊清寺のある』沖家室島、情島。

馬島、佐合島、牛島、尾島、刎島、長島、『瀬戸内カヤック横断隊のスタート地点でもあり、ゴール地点でもある』祝島。

笠戸島、大津島。

46

どうやら、15年前の目標は達成したようだ。 ようし、次は数ではない、新たな目標にチャレンジだ!

***

12

瀬戸内の東西両端に近いところは、フェザークラフトK-1を使った『尺取虫方式での瀬戸内横断』の時に休憩したり、キャンプしたりで一度しか訪れたことのない島も多く、すべての島を詳しく覚えているわけではないが、これだけの島をシーカヤックで訪れることができるのも、瀬戸内ならではであろう。

海運や石材、観光、造船などの産業が盛んで、子供も多く活気のある島があるかと思えば、猫とお年寄りだけの静かな島もある。

かつての潮待ち、風待ち湊の風情を残した良い雰囲気の島。 知り合いになった漁師さんが居られ、年に何度も通ってしまうお気に入りの島。

今でも独特の家船文化が残っている島。 独り静かに過ごしたいときに訪れる、景色の良い島。

66

一つ一つの島で、景色も文化も、そして人々の生活も異なっている。 ある人は言う、『島はタイムカプセル』であると。

そう、狭いながらも海で隔てられているからこそ、隣り合う島でさえ異なる文化を持っている。 この多様性も、瀬戸内の島々の特徴の一つである。

***

かつては北前船が行き交い、蝦夷と大坂を結ぶ物流の大動脈として、大切な海の道であった瀬戸内海。

太陽や月の影響で生じる太平洋の潮汐による潮浪が、友ヶ島水道と豊後水道を通って瀬戸内海に入り、数多くの島々の間の瀬戸、そう、まるで内海に張り巡らされた複雑な毛細血管のような瀬戸を通っていくことで、内海に新たな息吹を吹き込む潮流が生じているのだ。

54

手漕ぎ船や帆船であった昔の水軍や北前船は、そんな瀬戸内海の潮の流れを無視して進むことはできず、潮待ち風待ちの湊が発達した。

そして現代、長くて細い最新の手漕ぎフネで、一日30キロ、40キロの距離を漕ぎ進むシーカヤッカーも、昔の水軍や北前船と同様に、潮流や風の影響を無視することはできない。

その結果、たとえば瀬戸内シーカヤック横断隊が辿るルートは、図らずも昔の船が辿っていた『沖乗り航路』や『地乗り航路』にとても似ていること気付き、旅を重ねる毎に、『潮流や風に逆らわず、それを利用する瀬戸内ならではの旅の知恵』が自然に身に付きつつあることに驚かされる。

***

海の道。 海からの視点。 小さな島々の多様な文化。 島はタイムカプセル。 あるくみるきく。

シーカヤックという小さなフネは、瀬戸内の島々を自由にそして気軽に行き交うことができること、そしてそれを使った旅をすることで、昔の海の旅人の叡智を感じることができること、さらには、人間に合ったスピード感と、自分の力で運べる最小限の荷物の量で旅をするという、今では忘れがちな感覚を思い出すことができることから、『瀬戸内の新たな海洋文化』を創造していく上で、重要な要素になっていくと確信している。

あるく、みる、きく、『旅するシーカヤック』 これからどんな出会いが、艱難辛苦が、そして驚きや喜びが待っているのだろう。 シーカヤックに出会えて本当に良かった!

2





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  June 24, 2007 08:36:55 PM
コメント(4) | コメントを書く


PR

Profile

カヤッカー

カヤッカー

Calendar

Archives

November , 2024
October , 2024
September , 2024
August , 2024
July , 2024
June , 2024
May , 2024
April , 2024
March , 2024
February , 2024

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X