カテゴリ:カヤック
数週間前、17歳の長男から、『夏休みに、友達と一緒にシーカヤックツーリングに連れて行ってくれ!』と言われていた。
彼らの忙しいスケジュールから、8月12日の日帰りツーリングで、とピンポイントでの指定もあり、金曜日の夕方には長男と一緒にシースケープポイント5とタンデムのファンカヤックの2艇をクルマに積み、土曜日は昼ご飯の食材の買い出しと、準備万端で今日を迎えた。 *** 家を出て、途中で二人の友人をピックアップしながら音戸へと向う。 出発予定地の浜に付くと、オンショアとなる北東の風があるものの、快晴で絶好のパドリング日和。 朝早いので、まだ海水浴客も少ない浜で2艇のカヤックを下ろし、荷物をパッキングして準備完了。 風で若干波が立っているので、ファンカヤックのスターンを長男、バウは何回かカヤックを漕いだことがあるというK君の組み合わせに決定。 今日が初めてのカヤックだと言うT君と私がペアとなり、ポイント5を漕ぐ。 さあ、出発だ! 斜め後方からの追い波を漕ぎ抜けて岬を廻り込む。 長男は、3歳の頃から私と一緒にカヤックツーリングに出掛けており、小学校に入った頃には、シングル艇で日本海を2キロ程度を一人で漕いだ事もあるので(もちろん、私と妻、まだまだ小さかった次男は、タンデム艇で伴走していたが)、川下りやシーカヤックの経験も長く、多少荒れた状況でのパドリングも慣れたものだ。 風裏となる湾内に入ると、そこは静かな瀬戸内海らしい穏やかな海。 よし、せっかくだから島に寄って行こう! ということで、小情島、鈴鹿島を経由して、奥ノ内湾へ。 1時間ちょっとのパドリングで、お気に入りのプライベートビーチに到着。 ようし、これから自由時間だ! すると、彼らはすぐに海に入って行った。 PFDを着たまま、きれいな海で気持ち良さそうにプカプカと浮いて楽しんでいる。 写真を撮ると、わたしもたまらず海に走り込む。 あー、気持ち好い! ようし、じゃあ昼ご飯の準備に掛かるか。 小型のカセットコンロを取り出し、日陰にある平たい石の上にセッティング。 お湯を沸かし、ミートソースを暖め、パスタを茹でる。 パンを取り出し、ハム、チーズ、レタス、ツナ缶、フライドオニオン、マヨネーズ、チリソース、粒マスタードを渡して、『好きな具材でサンドイッチを作れー!』 これは、彼らにオマカセである。 フライパンでソーセージを温めて出す。 サンドイッチのフライドオニオンが好評! このフライドオニオンは、近くの店には売っていなかったので、少し遠い店まで買い出しに行ったものだ。 行った甲斐があったなあ、良かった。 *** 食後はみんなで片付けだ。 コッフェルにお湯を沸かし、ティッシュペーパーで軽く汚れを落とした食器やフォークをお湯につけてさっと流す。 しばらく休憩して、再び彼らは海に。 一人は木陰で昼寝。 私もきれいな海でシュノーケリングを楽しむ。 潮が退いた浅瀬の岩場を覗くと、メバルやギザミ、カニなどなどが見える。 うーん、銛を持ってくれば良かったなあ。 *** ようし、そろそろ帰るか! バウに乗る二人は、行きとは交代して、フネの違いを体感してもらう。 風も落ち、本当に穏やかな瀬戸内の海。 気持ち良く、快調にパドリングして浜に戻る。 無事、出発した浜に到着。 お疲れさまでした。 今回は、残念ながら彼らの都合で日帰りではあったが、きれいな海を漕ぎ、静かなプライベートビーチでのんびりと海を楽しみ、ゆっくりまったりおいしいお昼ご飯を堪能した。 やっぱりシーカヤックツーリングは楽しい! 彼らにとって高校最後の夏休み、好い想い出になってくれると嬉しいなあ。 『今時の子供は』とか、『最近の若い奴らは』とか、いろいろな話しがあるが、 瀬戸内らしい美しい景色に浸り、きれいな海で無邪気に遊び、後片付けも素直に/積極的に手伝い、多少の波の中でもしっかりとパドリングし、友達と一緒に心底シーカヤックツーリングを楽しんでいる彼らを見ていると、日本の将来もそんなに悪くは無いんじゃないか、結構期待が持てるんじゃないかと思う。 私にとっても、楽しい夏休みの一日であった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[カヤック] カテゴリの最新記事
|