テーマ:旅するシーカヤック(153)
カテゴリ:カヤック
台風11号が近づく3連休の初日。 西瀬戸自動車道の大浜PAに車を停め、遠路はるばる、ここ『しまなみ』に来てくれる友人を待つ。
ここ因島では風もほとんど吹いておらず、9月中旬にしては異常に蒸し暑いことだけが、遠く沖縄の北方にあるという台風の影響を感じさせる。 この状態なら、今日は午後から漕ぐ事ができるだろう。 *** エクストリームNさんは、待ち合わせの時間ピッタリに到着。 挨拶を交わすと、さっそく、初日のベースとなる、私のお気に入りの島の一つである『生名島』へと向う。 高速を降り、海沿いの道を走り、ほんの数分という瀬戸内ならではの短いフェリー航路を経て、生名島へ。 *** いつもの浜に着くと、管理人さんに挨拶し、友人を紹介し、手続きを済ませる。 ベンチで昼ご飯を食べ、出艇準備。 『じゃあ、夕方まで漕いで来ます』 『ええ、気を付けて!』 『今日はどれくらい漕ぎたいですか? リクエストに応じて、コースをアレンジしますよ』 『うーん、2時間くらいでどうですか?』 『OK。 それなら、岩城島一周ツーリングで良いですかねえ?。 岩城島で、レモンアイスを食べるツアー!』 久し振りにソロじゃないツーリング。 楽しみだ! 秋を感じさせる雲が浮かぶ空を眺め、会話を交わし、穏やかな『しまなみ』らしい海と景色を堪能しつつ、のんびりとパドリング。 ↑ 途中まで組み立てられた船が、タグボートで曳航されて行く。 造船の島らしいシーン。 岩城港を越え、いつもの浜にシーカヤックを揚げ、島の散策へと向う。 ここ岩城島は、青いレモンと芋菓子、そして造船で有名な島。 ここでいう芋菓子とは、芋ケンピのことである。 海沿いの道をテクテクと歩き、海を眺め、漁港の船を観察し、岩城港のターミナルへ。 このターミナルにある売店で、岩城名物『レモンアイス』を購入するのだ。 『こんにちは。 レモンアイス、また食べに来ました』 『この前は、家に帰ってから主人にシーカヤックの値段の話しをしましたよ!』 どうやら、私の事を覚えて下さっていたようだ。 うれしいな。 *** しばし、レモンアイスやレモンシャーベットの話、シーカヤックの話、新しくできた温泉の話、そして積善山の話などなど、四方山話で盛り上がる。 また今回は、春の花見シーズンの積善山アクセスに関する有用情報も教えていただくことができた。 『へえ、そうなんですか! じゃあぜひ来年は、春の花見シーズンに来てみます。 楽しみだなあ!』 ↑ これは前回ソロで行った時の写真。 岩城島名物の一つ、『レモンアイス』 *** レモンアイスを食べ、家族へのお土産に、これまたトーストに載せるとおいしい『レモンジェリー』を購入し、静かな島の裏通りを探検しながら浜に戻る。 『静かですねえ』 『ほんと、とても3連休の初日とは思えませんねえ』 『それが良いんですよ。 この静かなところが好きなんです』 シーカヤックを海に浮かべ、バランスを取りながら静かに乗り込み、スプレースカートを着ける。 さあ、出発! ソロツーリングも好きだが、やはり、気の置けない友人とのツーリングは楽しいものだ。 うっすらと雲がかかって日差しが和らぎ、ときおり涼しい風が吹き抜ける。 最高に穏やかな海としまなみらしい景色。 絶好のツーリング日和である。 『最高ですね!』 『好いですね!』 *** 建造中の大きなコンテナ船の傍を、注意しながら漕ぎ進む。 遥か上を見上げると、デッキ上で打ち合わせをしておられる方々が我々を見つけて、手を振って下さった。 こちらも手を振り返す。 海を漕いでいるとき、このような、ちょっとしたコミュニケーションがうれしいものだ。 *** 浜に戻り、シーカヤックを運び、シャワーを浴びて着替える。 一休みして、車でスーパーに買い出しに。 帰りは、せっかくなので島をグルリと一周し、生名島や上島町の事を紹介しながら、ちょっとしたドライブ。 ハラ減ったなあ。 さあて、そろそろ夕食の準備にかかるとするか! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
September 17, 2007 06:07:18 PM
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