[お母さんお父さんへ]の記事一覧 | 風学園だより--子供と共に学び楽しむ。

可能ですか

　最後の模試の結果を、三者面談で報告している。結果に振り回されるのではなく、生かしていきましょう。まだ本命の公立入試まで46日あります。のんびりは出来ませんが、まだ頑張ればかなりの得点力向上は図れます。　今日の面談のお母さんが、自宅での学習がなく、ゲ－ムをしているとの心配をしていた。しかしその塾生は、12月は172時間。1月は20日までに114時間塾で学習しています。ほとんど塾の住人状態です。そこまで頑張って、自宅に帰った時、気分転換のゲ-ムは1時間以内であれば、認めても良いのではないか。もちろん、頑張りもしないで、気分転換だけでは論外だが。お母さんにお願いしたいのは、生活のリズムを守ることです。睡眠時間と食事の管理をお願いいたします。今のところ学習は、塾での学習時間で十分といえます。このレベルで頑張っている塾生は、自宅では気分転換を優先してください。もっと、もっと頑張って欲しいお母さんの気持ちは分かりますが、今の頑張っている子供の状態も分かってください。自宅では休養をさせてください。お子さんは、十分に頑張っています。※ このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてください。→人気blogランキングへ１日１クリックカウントされます。

自立と依存

　思春期である中学から高校の時期はあらゆる面で不安定である。この時期に受験がきっちりと重なっている。試験日が近づけば当然、焦りや、不安な状況になる。勉強に集中しようとしても出来ない時があって当然である。そんな時子供達を支えてくれるのは、友人であり、親である。身近に弱音きいてくれたり､親身になって心配してくれる人たちがいる。そのことがどんなに安心感を生み出し、また頑張ろうとやる気を起こす原動力になる。心理学は専門外であるが、アメリカでは『自己心理学』と呼ばれる、最先端の精神分析理論が主流になりつつあるそうだ。これは、人に『依存』することは決して悪いことではなく、人間の成長目的は『未熟な依存』から『成熟した依存』へと移行することにある､とする考えがある。思春期のこの時期まだまだ子供達は色々な面で依存しながら、しかし、学習面だけは自立していくといった成長が良いのではないか。合格は自分自身の努力と身につけた実力でしか手に入れることは出来ない。未熟な子供達は、その成長の過程で、回りの支える人たちの力を借りて、それをエネルギー源にしてこの時期成長をしていけばよい。つまり､『依存』が必要で、受験勉強を通して『依存』を『未熟な依存』から『成熟した依存』へと変えていく絶好のチャンスととらえたらよい。　子供達が受験を経験することで逞しさや強さを身につけて言って欲しいが、それは直ぐにとか、自分だけでというわけではない。回りの助けを借り、支えられながら、少しずつ成長していけばよい。大人でも子供達に言うほど強くもないし人に頼ったり甘えたりする。大人も子供も同じだ。　自立学習を目指して学習して言った子供達が、実は、その成長の中で周囲に支えられていることを自覚し、人間として大きく成長し、支えられるだけでなく、支えることの大切さに気づきいつの日か、支えたり、支えられたりの豊かな人生の基盤作りが出来ればと､今心から願いながら真剣に子供達を指導しています。※ このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてください。→人気blogランキングへ１日１クリックカウントされます。

転塾

11月27日、公立入試100日前の保護者会の日に、母親と中3の男子が、入塾のための面談に来た。保護者会で、これからの100日の過ごし方について話をした直後でもあり、内容の濃い充実した説明ができました。何より私の言葉にその時にしか出せないエネルギ-(または、魂のこもったとでも言えばいいのか)溢れるものになったと感じました。2人とも熱心に話を聴き対応の姿勢、言葉使い、礼儀正しい好感の持てるものでした。中には、私はお客様よ。としか思えないほどの態度の親子が割合的に増えてきている中で、ほんとに安心感を与える親子でした。風学園の授業をしない自立学習の趣旨、指導方法、教材の特性と説明をして理解していただいたと手ごたえを感じていました。転塾の相談でしたのでその、転塾動機について聞きましたところ、中3が彼1人との事でかなり不安を感じてのことでした。今の塾にも先生にも特別な不満はないようです。帰り際には、12月からお世話になります。入塾は、今までお世話になった塾の先生に挨拶をしてくる。と言い残して帰っていきました。　次の日、お母さんから、現在の塾に通いながらの入塾を相談されました、転塾の話をしたら、引き止められ、親子で考えての苦肉の選択のようでした。お母さんは、中１の妹さんの転塾も考えていました。妹さんは、友達と別れたくないとの理由で転塾しないとの事でした。私の返答は、　　　『夏の時期であれば、1ヶ月くらい両方を検討して　　　　　　　　どちらかを選ぶ方法もありますがこの時期は、　　　　　　　　ひとつに絞って、徹底的に集中したほうが良い　　　　結果につながるでしょう。自分にとって、　　　　　　　どちらが良い結果を生み出すか、回りのことは　　　　気にしないで決められたほうが良いのではないですか』と電話ですがお話しました。結果は、長い付き合いの先生から引き止められて、断りきれないので、現在の塾を継続する。との事でした。確かに、現状の実力もボーダーラインまでは来ていますし、まじめな態度、好感の持てる受け答え、これからの頑張りで十分合格ラインの突破は可能です。だからこそ、彼の自由に今後の道を選ばせてあげたかったのですが、お付き合いの長い先生から言われると断りきれない彼の気持ちは痛いほど良くわかります。だからこそ私も自分の考えを彼に言うことは、彼を困らせることにしかならないかなと､これ以上のことは言いませんでした。その彼が、昨日風学園の在宅指導を受けたいとの申込がありました。体験でした風学園の教材がとても気に入ったみたいです。彼の在塾への不安は消えないこと解り私は、心配になりました。人間的には信頼し長いお付き合いの中でやめるという行為ができないでいる彼が、考えての選択であることはわかりますが、できれば、誰よりも先方の先生に彼の不安な気持ちをわかってもらいたいと思うのですが。中3が1人である点、教材に不安を感じている点、そして彼の性格、真面目で、育ちの良い点を考えれば、転塾がベストの選択だと思うのですが。これから、できるだけ彼の不安を解消し安心して集中できるように在宅指導をしていきたいと思います。言いたいことは色々ありますが、彼の選択も、彼の性格を考えれば尊重すべき点もあります。これ以上彼を悩ませるより、彼の選択した道を如何にベストの状態で受験勉強を進めていけるかに焦点を置いて指導していきたいと思っています。もっと強引な塾経営者としてのやり方もあるかと思うのですが、彼にとって今私が何か言うことは、悩ませるだけにしかならないと思うからです。彼の人の良さ、性格の素直な点は無くして欲しくない長所ですが事受験に関して言えばマイナスに働くことが多いようです。彼の長所を壊さないで、素直さと頑張りで受験を突破して行って欲しいと願っています。　回りの大人たちの連携にはまだまだ限界があります。その点は、残念です。お父さんお母さん、塾には、遠慮しないで本音で相談してください、塾は子供たちへの評価は何もできない代わりに、結果が全てであることを何よりも知っています。子供たちのためにならないことは、決してしません。そんな塾だけしか、生き残れません。そう信じられない塾は辞めればいいのです。そうすれば塾は本物しか生き残れません。子供たちのための本物の塾をこれからも目指して行きます。※ このﾌﾞﾛｸﾞを応援してくださる方は、こちらをクリックしてください。１日１クリックカウントされます。一日1回の更新がんばります。→人気blogランキングへ

特に女学生

女の子も15歳にもなると、見かけは、大人と変わらない。土日など、学校が休みのときは、私服で来る塾生も多い。校則は、制服となっている学校もあるみたいですが、風学園は基本的に自由です。そのほかのことも他人に迷惑をかけないこの点さえきちんと認識していれば、自由です。受験生とは言えども、彼氏、彼女がいてもおかしくありません。しかし、ほとんどの場合恋愛感情は、受験の邪魔をします。もちろん、そのエネルギー-を受験のそれに変換できれば効果は抜群ですが、振り回されることのほうが圧倒的です。特に男子受験生は、絶望的です。それに比べて、少しだけですが、女子受験生は、彼氏と遊ぶのを楽しみに、勉強を終わらせるそんなパワフルなものもいます。　しかし、受験勉強は一生懸命に学習に取組んでいても、思い通り結果が出ない、また集中できない時があります。そんな時、誰しも楽しいことに逃げ出したくなります。ましてやそれが、好きな人との時間であれば、なおさらです。いったんそんな時間を味わったものが再び厳しい受験勉強に戻るのは、大変なエネルギー-が必要です。そのエネルギー-を誰がどうやってその子の心に注入できるのか。私も気がついた受験生には、声をかけて励ましていきますが、受験の大切さ、将来への展望。でも何を言ってもなかなかやる気が出ない時その子のお母さんの必死の思いがこの子を受験の頑張りに向かわせているなと感じる子もいます。母の思いは、無限です。偉大です。その力を借りて、また、受験のペ-スを取り戻していくことでしょう。ここまでくれば後は、塾での頑張りが、次の頑張るエネルギー-を生み出す、好循環に突入できるでしょう。迷える受験生を救えるのは、時には、必死の母親の愛情だったりします。一人一人個性も実力も違う子供たちを良い状態の受験勉強に導けるように、回りの協力は、不可欠です。学習面は、塾で責任を持って整えていますが、取組む精神状態のサポ-トは、よってたかって、力を合わせて一致団結が重要です。男の私には、女子学生の精神は母親の協力が必要です。受験勉強で疲れきった子供たちに、次の頑張るエネルギーを注ぐことができるのは、家族です。特に母親の存在は偉大です。受験生のお母さん、どうか疲れきった受験生に対して、どうやってその疲れた心を癒し、次の頑張るエネルギーを湧き上がらせるのか、そんな視点で、子供たちを見守ってあげてください。厳しさは、塾でこれでもかと指導します。それで疲れて帰る受験生に次の頑張るエネルギーを注いでやってください。

サンタになった時

　　子供が幼稚園に行き始めての最初のクリスマスイブ｢サンタさん来てくれはるやろか。｣と京都弁で心配顔の娘。｢丁度いい大きさの靴下もないし。｣と不安になっています。｢よし、お父さんと靴下を作ろう。｣と新聞紙とはさみとセロテ-プで靴下の製作です。靴下の大きさは、プレゼントの大きさにあわせ、子供と話ながら特大の物ができました。足元にその靴下を置いて弾む気持ちを押さえながら娘は眠りに着きました。翌朝の弾ける様な喜びの声は、何よりのプレゼントとなりました。何年か後のクリスマスイブ、4人となった子供たちが、ニコニコ顔で新聞での靴下作りを待っていました。4人それぞれに希望の大きさの靴下を作り、例年の朝のようにプレゼントと靴下のあまりの大きさの一致に、子供たちは、さすがサンタさんと喜びを爆発させていました。しかし、一番上の子が小学の高学年になった時、神妙な声で｢お父さん、サンタさんてほんとにいるの。｣と真剣なまなざしで聞いてきました。私は、大きく深呼吸をして｢もっと色々な勉強をしてから話してあげるよ。でも、サンタさんがいると信じていた時と、いないかなと思ったときとで、どちらがクリスマスは楽しかった。できれば3人の妹、弟たちが信じている間は、その楽しみを、守ってあげて欲しいのだけど。｣と話しました。娘の心の中からは、サンタはいなくなったみたいですが、年下の兄弟たちのサンタをプレゼントできたみたいです。今は、4人ともサンタの存在を信じていませんが、少しずつ新しいサンタに巡り合えそうな成長をしていっています。今、子育て真最中のお母さん、お父さんサンタを信じる豊かな感性と、サンタを信じる兄弟、友達の夢を見守れるそんな子供たちに育てていきたいものですね。まずは、与えられる喜びを胸いっぱいに膨らませてあげましょう。いつの日か、あふれ出た喜びを、回りの人たちに豊かに、分け与えていけるように育っていって欲しいと願っています。クリスマスを前に、サンタになれた父親としてサンタになれる喜びを多くの新米お父さんたちが味わえることを祈っています。

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