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カテゴリ:日本産ワイン
長野県 ミュゼ・ドゥ・ヴァン・松本平・ブラッククイーン2009 Musee du Vin Matsumotodaira Blackqueen 株式会社アルプス 長野県松本平産ブラッククイーン100% フレンチオーク樽熟成16ヶ月(新樽70% 旧樽30%) アルコール分12% 購入価格:1176円 色は鮮やかな濃い紫。 香りはブラックベリー、アンズ、プラム、革、イチジク、シナモン、生肉、プルーン? 味は軽い渋味と酸味を伴う甘味。余韻に渋味と軽く苦味を伴う酸味。 肉厚な印象を出す色合いと香り。 だが味は思ったよりも軽目で飲み易く、それ故に足りない厚みは樽感でカバー。 飲み易さと飲み応えを上手く両立できてる。 渋味と甘味のバランスは良いね。 甘味の出方は餡とジャムの様な 粘る感じだが、そこは最初の渋味で適度にブレーキ。 酸味は有るが、渋味と甘味のオマケみたいな感じで あまり強い主張はしない。 香りも濃いベリー系果実の要素が幅広にゆっくり立ち昇る。 ちょっと余韻の苦味がしつこく出そうになるのが気になるかな。 樽のニュアンスが強めに出てる気がするだけだろうが、渋味と甘味のコンビに邪魔が入るみたいで、せっかくのバランス感に難。 樽感が厚みを補強してるわけだから、これはこれで 言う程気になるものでもないけど。 60分以上の時間経過でも大きな変化は無く、上出来の赤ワイン。 「酸味のしつこくない良年ボジョレーヌーヴォー」もしくは「酸味に重きを置いてないIGTトスカーナ」のイメージ。 料理と一緒に じっくり飲んでもいいし、ポテチをツマミにガブ飲みしても悪くない。 温度は高めでも低めでも楽しめそうで、汎用性と言う面ではシャトー・メルシャンの藍茜2009を上回る部分を持っている。 料理はシンプルな肉系が望ましいが、中華料理とかもイケそう。 香りがしっかりしてるので、香りの強い料理とでも相手になる。 豚レバースライスのソテーとかなら、気になったワインの苦味も 逆に活かせそうな雰囲気。 値段相応。 1400円の壁は越えられないだろうが、1200円前後でなら充分フランスやイタリアと闘える実力が有る。 本気で国産ワインいいじゃない! 何故今までこんなものを見て見ぬフリし続けていたのか、過去の自分が惜しいw。完全にナメ切ってた。 スーパーで、なんか穴子が安かったので(30cm位の長さで150円)、1口~2口サイズにカットして、エノキダケと共にポートワインと出汁醤油と味醂で煮詰めたものを作ってみた。 香り付けと色付けに、ガーリックパウダーとパルメザンチーズを少々。 ボルドータイプの軽目の赤ワインとの相性を探る感じで適当に作ってみたが、何か微妙だったなw。 ワインの渋味には対応出来たが 果実味を全ては受け止め切れず、残った酸味と苦味が中途半端にダレてしまった。 当初の想定以上のワインの樽感に押され気味。 これはこれでツマミとしては美味しかったし ワインの味とも合ってなくはなかったが、もう少し濃い味にすべきだったか。 素人の思い付き料理 と プロの料理人の一品 との超えられない壁を思い知る。 別に料理人は目指してないから それで特に悔しくもないが、ワインの味を活かし切れなかったのは残念。 ★楽天検索 松本平 ブラック★ 楽天扱い約20件 1344円~1580円 平均1400円前後 この値段だとわりと標準。 1400円未満、出来れば1200円台以下の購入を推奨。 1400円以上したら、特別な目的がないなら、あえてこのワインを買わなくてもいいかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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