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カテゴリ:日本産ワイン
山梨県 シャトー・メルシャン・甲州きいろ香2011 Chateau Mercian Koshu Kiiroka シャトー・メルシャン ドゥニ・デュブルデュー(協力) Chateau Mercian Denis Dubourdieu 甲州100%(甲府市産と山梨市産 主体) ステンレスタンク発酵 ステンレスタンク熟成3か月 アルコール分12.5% 購入価格:2160円 色は非常に薄い黄色。 香りは柚子、リンゴ、塩水、レモン、ミカン、粉砂糖、紫蘇?麹? 味は苦味と酸味。余韻に苦味と薄く酸味を伴う薄い甘味。 見ため通りに薄味の辛口。 香りも柑橘メインで、甘味を思わせる要素は極小。 実際、味はミネラリーで苦味基調。 苦味が軸故に、薄いなりに 意外と酸味はハッキリと出易い。 メインの味よりも、余韻にジンワリと果実感を出す感じで、かなり繊細な味構成。 ガブ飲みは出来るが、じっくり飲んで 良さを感じ取れるワイン。 多分、甲州ワインにそれなりの心得が有る人でないと、薄くて少し苦いだけのワインと思われかねない。 甲州ワインの特徴を上手く引き出してる、という点では 良くも悪くも、薄味・繊細。 そこに魅力を感じ取れる人でなければ、良くて「普通」の感想にしかならないと思う。 抜栓40分程(多分温度上昇)で苦味がやや強まるが、果実感も同時に強まり、 バランスは意外に崩れない。 苦味基調と言っても、やはり全体のバランスは綺麗に整ってる。 なんか・・・、ちょっと評価が難しい。 現状、フレッシュ感と言うには酸が頼りなく、万人向けの飲み易さをウタうには苦味が目立ち過ぎる。 でもこのミネラル感は、何だか上手く熟成して透き通った澄んだ味わいになる気もする。 香りは悪くないし、味も美味しくないわけじゃないけど、でも誰にでもオススメ出来るワインって感じはしない。 とりあえず食事、特に和食に合わせる分には何も問題は無いね。 天麩羅 か 白身魚の西京漬け焼きに、カボス果汁を絞ったものに合わせたい。 マグロのヅケや、イカの塩辛や沖漬けみたいな少々クセや香りの強いものでもイケる。 メルシャンの甲州に共通する、“日本酒のかわり”になれる印象はこのワインにも存在する。 惜しいけど、値段以下。 2160円購入だから相応でも良かったが、出来れば2000円切って欲しい。 もしかしたら熟成で余計な苦味が削れて繊細さが増し、値段相応~以上に化けるかもしれない。 だが現在の2011年ボトルは、まだ楽しめる飲み手を選ぶ段階と感じた。 ・・・イカンな。 甲州ワインの良さが、飲む程に分からなくなってきた。 まだ自分には「甲州ならではの良さ」、っていうのがイマイチ受け止め切れない。 慣れと経験の部分も大きいと思うが、今の自分には甲州ワインは必要なものではないな。 たまに飲むには面白い、のレベル。 ★楽天検索 甲州 きいろ★ 楽天扱い19件以上 2184円~2720円 平均2400円前後 あくまで甲州ワインが飲みたいのなら、この甲州きいろ香の2400円も分からなくはない。 だが白ワインが飲みたいのなら、同じ2400円でもブルゴーニュ か グラーヴの白をオススメしたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2012/08/11 01:55:57 AM
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