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カテゴリ:ラングドック・ルーション
スペインワインの世界では、「レイシス・ワン」や「メメント・オールドヴァイン」で有名な作り手だが。 ラングドック・ルーション IGPペイ・ドック ノヴェラム・シャルドネ2011 Novellum Chardonnay ドメーヌ・ラファージュ ジャン・マルク・ラファージュ Domaine Lafage Jean Marc Lafage シャルドネ100% 発酵前にヴィオニエの澱と触れさせ、30%を樽発酵3ヶ月 70%をステンレスタンク発酵3ヶ月 アルコール分13.5% 輸入:アズマコーポレーション 購入価格:1208円 色は金色がかった黄色。 香りはレモン、蜂蜜、クリーム、水菜、缶詰の桃、ピーナッツ、塩水? 味は酸味と苦味。余韻に苦味と薄い甘味。 お、いいじゃない。何か 無理してない感じが良い。 柑橘と蜂蜜に葉っぱ系の香り、酸と苦味がバランス良く適度な出力で動く。 余韻もしつこくなく、薄く甘味を出しつつサッと退く。 樽系の濃厚な香りを出しつつ、フレッシュな柑橘やハーブ系も忘れず、どちらの雰囲気も殺してない。 苦味の張りが酸や余韻を支え、突出を防ぎつつ、静かに着地。 厚みや伸びはもちろん値段なりだが、この値段で出来るフランスのシャルドネの魅力を十二分に発揮出来てる。 抜栓30分以上の時間経過でも変化は軽微。 味に もう少し明確に甘味を感じられれば、もっと高級感と存在感を出せたはず。 良くも悪くもシンプルな味構成が、水っぽい雰囲気も生んでしまった。 この水っぽさが逆に 飲み易さ と 分かり易さ をつくってる点でもあるので、難癖同然だけど。 抜栓60分弱の時間経過(ほぼ温度上昇)で苦味の張りがユルくなってきた。 (室温23℃、湿度50%) 抜栓直後よりも味がダレる感じで、味の起伏がヌベっとだらしなくなる。 冷温キープ推奨。温度が上がり過ぎると安っぽくなる。 ガブ飲みも出来るし、じっくり飲んでもイケる。 カリフォルニアの樽熟シャルドネのイメージに近い。 スペインで成らした作り手だけあるのか、樽の制御が上手い気がする。 南フランスで1200円台のシャルドネとしては上出来の部類。 料理は意外と肉や魚には合わないかも。 キノコのマリネとか、トマトとかの野菜テリーヌに合う。 酸味や甘味を感じるツマミで、ワインを補強してやるつもりで合わせると上手くいく。 値段相応。 同じ南フランスの、ジャン・クロード・マスのヴィニウス・シャルドネ や イル・ラ・フォルジュ・シャルドネと比べると、コスパでは一歩及ばず。 ただ、マスよりも樽感や甘味が控えめで、より万人受けするのは こっちのラファージュのノヴェラム・シャルドネの方かと思える。 ★楽天検索 ノヴェラム シャルドネ★ 楽天扱い約23件 1000円~2030円 平均1300円前後 あら、1000円から買えちゃうの? そうなるとマスとのコスパ比較は意味が無くなるな。互角やん。 ほぼ好みの問題だな。まあ自分はどっちも好きだが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013/07/05 02:52:25 AM
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