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カテゴリ:日本産ワイン
鳥取県 東伯郡北栄町 カイノワール2011 KaiNoir 北条ワイン醸造所 Hojyou Wine 甲斐ノワール100%(ブラッククイーンとカベルネソーヴィニヨンの交配品種) アルコール分13% 購入価格:2116円(720ml) 色はやや澄んだどどめ色。 香りはアンズ、カシス、ブラックベリー、ミント、革、インク、プルーン?餡? 味は渋味と酸味。余韻に渋味と酸味を伴う苦味。 これが甲斐ノワールか・・。ブラッククイーンのニュアンスが強いな。 やや肉厚な印象の香りに、これまた厚め傾向の渋味と酸味。 味の割に余韻は軽めで飲み易さを演出。 ブラッククイーンを主体に、カベルネ系の渋味を伴わせた雰囲気で、甘味は控えめ。 渋味を土台に果実の厚みを送り出す流れは(中部~南部の)イタリアワインに似てる。 口当たりのアタックを越えたら急に(?)味わいが穏やかになり、余韻も大人しさが見えてくるのが日本らしい。 もう少し甘味を出すか、カラメルや黒糖等の甘い香りを出せてれば、よりバランス感が取られたはず。 熟成で渋味をもう少し落ち着かせられれば、そこまで甘味感を欲するワインではなくなるかな。 やや濃いめの赤ワインとしては、現状のままでも十分な味わい。 良く言って「柔軟」な特徴のワイン。 日本ワインの中では比較的勢いと重さを感じられるが、それをウリにしたワインでもない。 100分以上の時間経過でも変化は軽微。むしろ味全体にはまとまりが出てきた!?(飲み方やタイミングによる?) ワインの側に味の個性的主張が有りそうで意外と無いから、この辺は料理でどうにでも変化を付けられると思う。 今回、ローストポークステーキに合わせたが、豚肉の脂にバターの香りで渋味の牽制と甘味の補完は十分間に合った。 渋味を軽くいなしつつ、(香りだけでも)甘味の雰囲気を出せれば、それで問題無い。 肉料理で、さらに甘味の要素を直に感じられる味付けで、そこにアブラの感覚が有ればあとは自動で上手い事ハマってくれる。(そこいくと乳製品の甘味とは相性良い) 値段相応。 約2000円強、品種のレア感も考えれば高価過ぎという事はないし、納得のライン。 重めの飲み口のワインとしては、すぐに飲めて、熟成の発展性も見える、悪くないワイン。 ★楽天検索 北条 ノワール★ 楽天扱い約3件 酒のたなか、ふじまつ で2356円 鳥取人のごっつおう市場で2357円 味の濃い赤ワインは好きだが、濃過ぎてはダメという人には結構向いてるかも。 味を強く出しつつも、決してやり過ぎてはいない、一歩間違えたら半端に熟成した(1800円位の)ボルドーみたいな感じで終わりそうな部分も見られるが、この辺は好みと抜栓タイミングの問題も大きい。 「こういうもの」と分かってれば、何も思う所は無く、素直に楽しめる。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2016/12/08 08:33:51 AM
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