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カテゴリ:日本産ワイン
山梨県 甲州市 ロリアン・勝沼甲州2015 L'orient KatsunumaKoshu 白百合醸造株式会社 Shirayuri Jouzou KabushikiGaisha 勝沼町産甲州100% シュール・リー製法 アルコール分12% 購入価格:1468円 色は薄い黄色。 香りはレモン、柚子、塩水、石灰、グレープフルーツの皮、酒粕?火薬? 味は酸味と苦味。余韻に薄い苦味と薄い甘味。 まあまあ。 薄味傾向だが、酸が前面に出てて、後から苦味の伸びがソフトに動く。 柑橘系の香りが目立ち、これが酸味と苦味の両方を支えてる感じ。 2014年ボトルと比べて酸がしっかり出てて、旨味だけに頼らずにボリュームを成立させる。 基本はあっさり・スッキリの味なんだが、飲み応え部分も主張。 味や余韻の伸びはちょいとアッサリし過ぎなきらいは有るが、これも甲州らしさの内と思えば納得の範囲。 この辺の問題をクリアーするための酸味のボディーかな!? 酒粕っぽい香りに柑橘香が合わさって、ヒネ香に近い香りになる時が有る。 多分これはヒネ香ではないな。組み合わせによる錯覚で、保管に問題は無かった。 一つ一つの香り要素は悪くないが、同時に出るとたまに変な方向に。 柑橘果実の皮みたいな生臭さと酒粕香が合わさると、何かイヤな感じw(特に鼻から抜ける時)。 抜栓20分程(温度上昇?)で酸味が後退、相対的に苦味が強まってくる。 この苦味が余韻まで喰い込み、スッキリした雰囲気が損なわれ気味。 これはこれで勢いが増したと言えなくもないが、抜栓直後の方がこのワインの 魅力を素直に楽しめたとも思える。毛色が違う? まぁとりあえず、上出来。 甲州ワインとしてはそれなりに厚みとボリュームを感じ、物足りなさはほぼ無い。 香りの出方にはやや難が有るが、この辺は好みと慣れの問題とも言えるレベル。 イタリア(主に中部以南)の安目の白ワインが好きな人なら、かなり気に入ると思う。 白身魚の塩焼きとかが一番無難かな。 今回スモークサーモンの粗挽き塩胡椒とオリーブオイル掛けに合わせたが、素朴な塩味とアブラの甘味に上手く噛み合う味わいに感じた。 和食も良いが、それよりイタリアワインに合わせるつもりでいた方が間違いが無い。 値段相応。 これで約1500円以下なら、充分 大手(メルシャン、サントリー等)と渡り合える価格設定だと思う。 特にイタリアの白が好きな人なら、このロリアンの様な甲州ワインはきっと好むはず。 あ・・・いや、コスパ考えると多少は甲州側が割高と思うけどw、イタリア好きだが、イタリアワイン特有の酸の押しが妙に気になる(鼻につく)人なら、甲州が丁度良い強さ。 そこいくと、このロリアン勝沼甲州は非常にイイ線いってると思う。 ★楽天検索 ロリアン 甲州★ 楽天扱い約6件 1836円~1998円 平均1900円前後 1900円前後が標準となると、大分厳しい。 1500円以下なら安い位だが、1900円以上だと高価い。 通常1800円台はやや高価めではあるが、結構ギリギリ突いたとこか・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2017/09/08 06:07:01 AM
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