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カテゴリ:日本産ワイン
北海道 小樽市 鶴沼・ミュラートゥルガウ2013 Tsurunuma Muller-Thurgau 北海道ワイン株式会社 Hokkaido Wine KabushikiGaisha 北海道浦臼町鶴沼産ミュラートゥルガウ100% アルコール分11.5% 購入価格:1728円 色は薄い金色。 香りはライム、カリン、シンナー、ライチ、薄い蜂蜜、ミント? 味は苦味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に薄い苦味。 薄いな。 香りはまあまあ正統派。この品種らしい柑橘と果実香に蜜感を伴うシンナーとハーブ。 味は大分ドライで、甘味や酸味は余韻含めて大幅に控えめ傾向。 甲州ワインの雰囲気に近い。 味だけなら「ちょい苦の水」っぽく感じるところを、香りで上手い事個性を付ける。 抜栓15分弱(温度上昇?)で酸味の感覚が出てきた気がする。 水っぽい味にアクセントが生まれ、少しだけ飲み応えらしきものが生まれる。 相変わらず、甘味の感覚は薄い。(室温20℃、湿度41%) 正直、辛口の度合いが強過ぎる気がする。 果実感が薄いから水っぽさも強く、香りのサポートにも限界が有る。 この甲州的な水っぽさを分かってて楽しむのなら問題無いが、品種の良さを楽しむには力不足な部分も多い。 イメージ的には味は日本の安い甲州か、イタリアの酸の無い安シチリア。 ミュラートゥルガウ要素はほぼ香りのみ。 裏側ラベルに「飲み頃温度は6~8℃」と書かれてたが、低温過ぎても水っぽさが強いだけ。 飲みながら温度が徐々に上がってくのを待って、少しずつ変化を楽しむのが良い感じ。 香りはドイツっぽい雰囲気が見えなくもなかったが、味はほぼ甲州の流れ。 抜栓40分弱経過で、元々弱目の柑橘香や蜜香がさらに弱ってきた。 代わりに酒粕や硬水っぽい雰囲気も出てきた。 こうなると薄い味なりの酸味や甘味の雰囲気が弱り、 それに釣られて、味も悪い意味で安いシンプルな方向に引き摺られる。 安定感に難アリ。早めにサっと飲むのが吉。 塩と旨味の流れでワインの味を補強してやりたい。 シンプルに攻めるなら塩焼き鶏や塩焼き魚。 今回ブルサンのチーズと薄切りバゲットをツマミにしたが、チーズの味がワインの薄味感を乱し気味。 粘り気の有る食感の料理が相手だと、ワインの薄さが対応しきれない。 チーズならベビーチーズ位の手軽なおつまみチーズの方が綺麗に合うと思う。 値段以下。 「日本産」で「ミュラートゥルガウ」のワインであることに+500円の付加価値。 純粋に白ワインとしては1200円前後位の物でも充分代用可能なレベル。 昨日のドイツのカールシュタッター・ロシュタール・ミュラートゥルガウの方がずっと安くて美味くて人にススメられる。 良くも悪くも、水っぽい白ワインを楽しめる人向け。 良くも、というのは、これはこれで別に飲めなくはないし、使い道も無くはないという意味。 悪くも、というのは「こういう白ワインって結構あるよねw」と経験的に慣れが有るから適当に気分を流せる、と言う意味w。 900円と言われて納得するが、1200円と言われても納得しなくはない、だが1700円と言われたら状態異常と言われない限り納得はしない。 で、今回飲んだボトルからは、状態異常という感じはしないんだよねw。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/01/20 03:55:43 AM
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