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カテゴリ:日本産ワイン
もらいもの。 最低でも1年半以上は前にいただいてて長らく放置してた品。 最後に飲んだのは2012年か・・。 日本 茨城県牛久市 牛久ワイナリー・葡萄の城・プレステージ・カベルネソーヴィニヨンNV《2本目》 Ushiku Winery BudouNoShiro Prestage CabernetSauvignon シャトー・カミヤ 合同酒精株式会社 Chateau Kamiya カベルネソーヴィニヨン100%(フランス産と日本産のブレンド? 割合不明) 樽熟成 アルコール分12% 参考価格:2806円 色はややくすんだ濃いエンジ色。 香りはアンズ、カシス、黒蜜、革、小豆、カラメル?オレンジ? 味は薄い渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味。 結構良い色。香りもそこそこ熟成感を持ち、思ったよりも良い感じ。 正直、味は薄~い感じで、渋味も酸味も経年相応に大分弱ってる。 余韻も一瞬顔を出してすぐ退く。 全体的に、「思ったよりも」って枕詞が付きまとうんだが、悪くはないww。 色合いといい、香りといい、生意気にも熟成感を感じさせる。 自分の手に渡る前の保管状況は定かではないが、少なくともリリース後5年は経過してるはず。 5年程度でこの熟成感であるなら、元の酒質は相当弱いんであろう。 酒質もそうだが、経年熟成で仕方ないとはいえ、味がスカスカ1~2歩手前。 温度が少々高め(17℃以上)で味の出方が鈍ってたのも有るだろうが、多分そこはあまり関係無いと思う。 まぁでも、少し低めの温度(14℃程度)で味の締まりを持たせた方が良かったかもしれない。 力尽きる前のボルドー(スパイス香の無いローヌ)系赤って感じで、個人的には嫌いじゃないが万人向けとも言い難い。 飲み易さは有るだろうけど、これを飲んで美味さを感じるにはそれなりの経験が要求される。 抜栓25分弱で香り出力が落ちてきた。 アンズと黒糖と小豆っぽい香りで弱い味に果実感を持たせてるので、 そこが落ちると全体の味も大幅にスケールダウンする。 味が落ちてるとまでは言わないが(元々弱いし)、全体の熟成感も落ちてきてる。 「思ったよりは」上出来だった赤ワイン。 簡易的な熟成感は感じられたが、味は少々地力の弱さを思わせるもの。 熟成赤ワインをそれなりに楽しめる人なら、決して悪くはない。 だが、やはりこのワインは本来すぐに飲むべきものだったのだろう。 粉の様な細かい澱が発生してるので、後半は静かに注ごう。 ワインの味が弱ってても、肉料理が無難。 何かしらの火を通した肉料理なら大体何でも大丈夫。 甘味よりも旨味をワインに足せる肉料理が適任。酸味は意外と(?)要らない。 安目のステーキ肉もいいが、既製品のローストポーク位が適役。 値段以下。 この熟成感込みで、「3000円近い価格で納得いくか」と言うと・・・いかないね。 1680円位から・・・出して2000円ちょっと。どう考えても御土産ボトルの域を越えない。
現在品切れ、入荷未定 「シャトー・カミヤ」のワインである事が理由でないのなら買う事はない。 プレステージの名にふさわしい実力(経年耐久力?)は見せたと思うが、味に関しては金額に見合ったものとも言い難い。 お土産として人からもらう分には何も悪い気しないが、自分で買って飲もうと思える程ではないのよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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