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カテゴリ:ブルゴーニュ赤
もらいもの 三越のギフトで有名(?)なシャンピー ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ マランジュ1級 マランジュ・プルミエ・クリュ・ラ・フシエール2014 Maranges 1er Cru La Fussiere メゾン・シャンピー(シャンピ、シャンピィ) Maison Chanpy(音が出ます) ピノノワール100% アルコール分13% 輸入:合同酒精株式会社 参考価格:6000円前後(?) 色は澄んだやや薄い紫。 香りはカシス、カラメル、ブラックベリー、紅茶(ケニア?)、バラの茎、アンズ?油かす? 味は渋味と薄く甘味を伴う酸味。余韻に苦味と薄い甘味。 抜栓30分弱で渋味と苦味を伴う薄い酸味。余韻に苦味と苦味を伴う薄い甘味。 結構美味いかも。 ベリー香を全面に立てつつ、ほんのり土っぽい(青臭い?)印象の有る要素がちらほら見え、静かに消える。 味はバランス良く、最初に渋味は感じるが、すぐに果実感で覆われ、余韻も甘やかに締める。 香りの内容はおよそシンプルなピノノワールで、出力も程々の勢い。 ではあるが、味の動きと流れが香りと一致してのバランス感が感心もの。 余韻の苦味が酸味に絡み易い気もするが、これ位は味の厚みの底上げ要員。 まぁこの底上げ要員のはずの苦味が、酸と甘味を覆って果実感を弱めてしまってもいる。 ここは香りにもっと出力が有れば どうにでも誤魔化せたと思うが、そんなに上手くはいかなかったw。 それでも、この味出力と味構成のバランス感が綺麗に全体を整えてて、これはこういうもの、と説得力を持たせてる。 抜栓30分程で、渋味と苦味が少し強まってきた。(室温26℃、湿度55%) 香りも元々強い出力ではなかったが、より弱ってきた気がする。(内容は維持) 元のバランス感が良かったおかげで それなりに美味しく飲めてるが、 少々安っぽい雰囲気に落ちてきた感じ。 抜栓70分弱経過で、強まったはずの渋味と苦味が弱まり、 バランスが組み直される。飲み易さが再度復活。 苦味感はまだ少し気になるが、これは飲み方によっても変わってるかな。 酸が大分落ちてて、そのせいかイマイチ苦味の制御まで手が回ってない感じ。 香りはほぼ落ち切った。味も安っぽさを隠し切れない。 総合的には、まずまず上出来。 ベリーに紅茶と草花の香りニュアンスが出た時点で、ブルピノとしては最低限以上の仕事と活躍はしてくれたと思うw。 時間経過での落ち方は思ったより早かったが、それはそれで味が悪くなったわけではない。 抜栓60分以内(出来れば30分以内)に飲み切れれば、気にする程の変化は起きないはず。 料理はいかにも鳥肉向き。 鶏でも鴨でもどっちでもいいが、味付けはシンプルにしたい。 ワインの苦味を牽制しつつ、同時に果実感をサポートしてやりたい。 ソテーにして塩と皮の脂で甘味と苦味をコントロールし、後は柑橘果汁でも振ってやれば問題無いだろう。 良い部分は色々有ったが、値段以下。 参考価格6000円位と考えると、そこまでではないな。 自分で6000円出してまた買って飲んでみたいか?ってなるとそこまでじゃない。 抜栓直後の香りは結構好きだったし、とりあえず味だけでも3000円は超えてると思う。 「一級フシエール」の補正と「ギフト品としてのレア感」も入れて、いいとこ4000円から、高価くても5000円弱辺りまでが適当な気がする。 個人的にはプリュール・ブリュネのサントネイ・プルミエの方が実力的には安くても上だと思う。 マランジュで得られるものはサントネイでも得られる。 土地(地域)の場所もほぼ隣りだし、どうしても似通う部分は出てくるんだろう。 ボーヌの一級としては、マランジュはどうしても下位ランクの中でもさらに下の方になるのかな!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018/08/15 08:05:15 AM
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