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カテゴリ:日本産ワイン
山梨県 甲州市 山梨・マスカットベーリーA2015 Yamanashi MuscutBaileyA シャトー・メルシャン Chateau Mercian 山梨県産マスカットベリーA100% ステンレスタンク発酵 ステンレスタンクとオーク樽熟成 アルコール分12% 購入価格:1494円 色は澄んだ赤紫。 香りはカシス、ブルーベリー、カラメル、革、プラム?乾いた土? 味は軽い渋味と薄い酸味。余韻に薄い苦味と甘味。 軽いけど上品な味。 ベリー香にカラメルの様な甘い雰囲気が絡み、土やプラムのニュアンス。 軽めの渋味に薄く果実感、その後に苦味がほんのり顔を出す。 安目のピノノワールみたいな雰囲気。 ベリーAと言われて納得するが、ピノノワールと言われても納得する。 薄さと軽さを活かしつつも、ボリューム感もいくらか持たせた構成と味わい。 80分以上の時間経過でも変化は軽微。 ピノノワールやガメイを飲んで美味しいと思えない人には向かない。 そういう人がベリーAを好むとも思わないが、渋味をしっかり利かせて酸と苦味を上手く絡ませた、いかにも赤ワインらしい赤ワイン(?)が好きな人には 全てが中途半端で物足りなさしか残らない味に感じるかも。 ちょっと気になってブルゴーニュグラス(リーデル・ヴィノム・EXラージ)で飲んでみた。 ベリー香が一気に弱って、灰の様な香りがメインになった。 酸が渋味に追い着かなくなり、スカスカな感じに。薄いなりの起伏が生まれない。 やっぱりボルドーグラスじゃないと、渋味と苦味のアクセントを活かせないみたい。 ピノ「っぽい」だけで、やっぱりピノノワールではないのなw。 余韻の苦味はちょっと気になる時は有るが、この位はアクセントの内。 口当たりの渋味を越えた後、香りと合わせた穏やかな酸と甘味を上手く楽しむのが大事。 ガブ飲み向けとするには味が浅く薄さが働かない。 じっくり飲んで個々の動きと役割を楽しまないと、安ワインレベルの働きしかしないね。 鶏肉のローストにフルーツやワインのソース、燻製肉を添えたサラダ等がいいな。 いくらか料理でクセを補ってやれば、ワイン側の渋味と苦味が上手く活躍する。 淡白な肉をシンプルに調理しつつ強めの味付け、が無難。 大穴でカツオのタタキに出汁醤油+薬味多め も大丈夫そう。 肉のローストに味のクセを足したもの、と考えれば条件はそれなりに満たしてる。 値段相応。 ピノノワールの代用品になれる雰囲気を持ってる。 同価格の南半球(チリ、アルゼンチン、ニュージーランド)のピノノワールと闘える。 が、良くも悪くもマニア向け(?)の味わいと構成になってる。 単独で飲むには飲み手の適性や好みが重要になってくるだろうが、渋味控えめで軽めの飲み易い味はそこそこ万人向け。 ★楽天検索 メルシャン マスカット★ 楽天扱い約13件 1480円~1977円 平均1680円前後 1500円位なら分かる。 ピノノワール好きなら何となく納得するかも。 「ベリーA」を飲むつもりでないと、微妙に違和感を覚えるかも。 どうでもいいが、近所のスーパーでストロング白ワインなるものが売っていた。 酎ハイからの高アルコール酒ブームがついにワインにも到来w。 とはいえ、ローヌやカリフォルニアワインを好んで飲んでる人にとっては14%程度のアルコール度は珍しいものではないと思うが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2019/03/22 09:51:53 AM
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