DJ Kennedy/life is damn groovy

Take Your Time -Do It Right- / S.O.S Band

オープンから３０年近く経った今も、ミラーボールの光のようにきらめくStudio 54の歴史は、今顧みても刺激的で、当時のStudio 54のクラッシック・ナンバーは私達の身体の中に、熱波と目眩を送り込む。

Studio 54の時代を創った立役者は、Steve RubellとIan Shrager。
ニューヨーカー二人が、世界中を虜にしたこのナイトクラブと
７０年代のディスコ文化の代表となるのだ。

Studio 54の栄光は3年未満と短いものであったが、その建物自体は１９２７年、オペラハウスとして建てられたもので、以後Steve RubellとIan Shragerの二人が購入しディスコの帝国に創り上げるまでにはオペラハウスから、シアター、そしてアメリカ３大ネットワークCBSのスタジオと遍歴を辿っている。

SteveとIanは６０年代後半、大学において知り合う。後に彼等は市内の静かな場所にチェーン店のステイクハウスを始めるが、やがてアルコール類を売ることが高収入につながると考えるようになり、郊外クイーンズでEnchanted GardenというクラブのＣｏオーナーになる。

Enchanted Gardenは周辺住民との間にトラブルが生じ経営続行が困難になった為、１９７６年、二人はマンハッタンにクラブを持てないかとナイトクラブにできる物件を探し始める。多くのテナント候補を持ったビルディングであったが、二人は見るなり気に入り、１週間後には契約を交わした。

専属ＤＪとして、彼等はＤＪのパイオニアと呼ばれEnchanted Gardenで働いていたNicky Siano、そしてもう一人、Richie Kagzorを雇う。そして約７０万ドルをかけて１年間のリノベイションを施し、グランド・オープニングを待つことになる。