「おーい。新橋演舞場、昼夜が同じ演目なのを知らず
　チケットがダブっちゃったよ。誰か行ける人知らない？」

私には天の声。
ご当人にはお気の毒。

そんなわけで昼の部をひーちゃんと観に行ったら
お隣の席がtoto's momさんでなんとも楽しい初春歌舞伎。

急なことゆえ、観にいける人が見つからず
空席だけはもったいないと夜の部も観ることに。

「昼夜同じ演目観てもいいの？無理してない？」と
気遣ってくれたけれど

玉三郎さんの阿古屋を観て以来、
気になっていた阿古屋と景清。

大鹿村で景清の歌舞伎を観てからは、
より募ったその想い。

一度ではわからない部分もあるでしょうから、
二度、三度と観たいところですが、
そんなにお休みがあるわけじゃなし、
ま、眠くなったりするから、昼夜同時じゃないほうが
イイと言えばそうなんだけど、そんな贅沢言えた義理じゃない。

そんなことより、もったいないから
（お金もお席もね）喜んで伺いますよ～って。

そしたらね。金の斧じゃなく、銀の斧じゃなく
謙虚でいたらねー。

昼は３階だったのに、
夜は２階の東、一番舞台よりのお席でございました。
昼より海老のオブジェが大きく、大きく見えました。

成田屋さんの家紋の「三升」と「見ます」をかけて
舞台上に設けられた「三升席」。

約２０人のお客様が座ってます。
２０分間、海老蔵さんをはじめ歌舞伎役者さんを間近で観られて
どんなにか嬉しいでしょうね。

その緊張の面持ちまで手に取るように見えましたよ。

これぞ、歌舞伎のお正月って感じの
ゴージャスなお芝居を楽しんだ一日でした


チケット、間違えて買ったら、また呼んでくれていいからねー。

（・・・は冗談で、今度は何かお礼というか、お返しできたらいいな）


壽三升景清 posted by (C)kikimimiya


壽三升景清　小倉最中アイス posted by (C)kikimimiya


壽三升景清　新橋演舞場の帰り道 posted by (C)kikimimiya