長浜「盆梅展」でちょっと感動
滋賀県長浜市で戦後はじまった「盆梅展」。今年で57回目とか。春に出版する本づくりで湖北に行ったおり、「歴史も規模も日本一」だからと、よくわからないまま連れられて、みてきました。長浜は「男はつらいよ」の47作目(最後の一つ前)で就職して仕事に疲れた満男(吉岡くん)が民営化の嵐の前に一生懸命にはたらく郵便局員の菜穂(牧瀬里穂)と出会う街で、黒壁の路地ときれいな水の小川が印象的でした。いまもなかなか散策にいい街です。さて「盆梅展」ですが、出会った古木の梅に感動してしまいました。鉢植えされた梅には、樹齢400年とか、300年とか、それはそれはよくぞがんばって花咲かせてるなという年代物が続々なのですが、この写真の梅。わかります?根本あたりの危うさ、なんでこれで生きてるの? て感じで、その凛とした生命力におもわず合掌してしまいましたよ。観光協会の盆梅専門員さんの話では、「一に水持ち、水はけ、肥料持ちがいいなど条件整備、つぎには愛情」これにつきるのだそうです。ちょっとこれもまた考えさせられました。