近鉄は戻らないが
楽天と合併球団の今シーズン最初の2連戦は1勝1敗に終わった。球団の合併という蛮行によって敵と味方に別れたバファローズナイン同士の試合を見るのはいつまで経っても辛いものである。そもそも合併は1リーグを目指すオリのMオーナーと近畿日本鉄道のY社長が、球界のボスであるNツネ達と結託して強行したものだが、当時ファンの予想外の?猛反発にたじろいだMオーナーは一時合併断念をY社長に申し入れた。最後は全プロ野球ファンの声を無視して、あくまでも球団を「処分」してしまいたいY社長が押し切った形になったが、合併後3シーズン目に入った今年の大阪ドームの観客数は日本一の日本ハムとの開幕戦にもかかわらず2試合合計でわずか20,300人で、依然として近鉄ファンも旧オリファン(もちろん阪急ファンも)も合併球団を見放していることが証明されている。最早元の形には戻れないのだから、合併球団は「バファローズ」の愛称を返上して神戸の田舎に引っ込むか、ファンが明確に支持出来る企業へでも身売りしてMオーナーは球界から即刻去るべきである。