西条の酒蔵通り
広島の西条は伏見・灘と並ぶ酒どころで日本三大名醸の一つである。駅から徒歩1分の通称「酒蔵通り」にある10ヶ所ほどの蔵元は一般の観光客も見学することが出来るので、土日は大勢の人で賑わっている。酒造りには美味しい水が必要だが、湧き水があちこちから出ていて一般の人も利用可能なので、地元の人がポリ容器を持参して汲みにやって来る。蔵元の中で全国的に最も有名なのは「賀茂鶴酒造」で、江戸初期の創業だから400年近い歴史を誇る。見学蔵では歴史の紹介や酒造りの様子をビデオで紹介したり、出来立てのお酒を販売しているほか、利き酒が楽しめるのが嬉しい。商品の中には「十四代柿右衛門窯色絵磁器入り大吟醸」1.8Lで36万ほどするのもあってびっくりするが、大方の人は1.8Lで3,000~5,000円クラスの吟醸酒を買い求めるようである。