博多座
昨日の「ザ・博多座」は、今拓哉さんと田中利花さんによる、バックステージツアーでした。バリケードの上で登場した今さん。マンホールのふた(?)を押し上げて登場した田中さん。舞台下手の裏側から案内を始め、各役者さんのピンマイク置き場(バルジャンのマイクが映り、思わずこ「こ・これを山口さんが・・・」と見入ってしまいました。)を紹介。そして、衣装置き場。使用する衣装が、順番にずらーーーっと並んでました。「これが変わっていると大変なことに・・・」という田中さんに、今さんは、「おもしろいことに・・」とにやりと笑っていましたが。衣装は、こだわりがあり、マジックテープなどを使わないので、全てボタン。どんなに急いでいても、ボタンを留めないといけない状況らしいのです。今さん曰く、「ボタンを留めるのが早くなりました。」そして、小道具。当時使われていたもの通りに作成されているということで映し出されたのが、バルジャンの仮仮出獄証。ばらまかれるビラも実物通りだそうです。私は、こんな風に、裏舞台を見ることができると、舞台上で演じている役者さんの苦労と、スタッフの方々の努力が映し出されて、1つの公演が、益々貴重なものに思えてしまいます。でも、芸術として舞台を見ている人は、そんな泥臭いことは必要ないなんて思ったりもするんでしょうね。いろんな人とお話しできて、いろんな人の見方を知ることができると、また、違った見方ができて楽しいでしょうね。