博多座『TDV』千秋楽記録その3
前楽のカーテンコールの様子がHPでアップされてました。無邪気な伯爵の様子も見られます。こちらです。ということで、2幕のご報告です。目覚めのシーン。食事の支度をしているのを見て、アルフレートが、「もしかしてあの子か~♪」と歌うところ、この日のクコールは、「ばかちん!!」と言って退場。そして、アルフは、その後、スープを味見。クコールにも、スープがかかったようで、何か言ってましたが、よく聞き取れませんでした。で、霊廟のシーン。おびえながら、棺にたどり着かないアルフに、教授が、進まない・・・と言ったようなことを言ってました。で、杭を打ちきらないアルフが「恥ずかしか、でもできんと。」と博多弁で対応してたり。で、その後の棺桶から起きてくるシャガールも、ノリノリ。自分でもやってて笑ってるとこもありましたが。1幕で心配した教授の歌でしたが、2幕は、ばっちり。早口も健在だし。そして、サラへを歌うアルフ。全勢力を注いでいます!という感じで、もう感動ものでした。で、ヘルベルト君は、手を横にちょっと広げて、羽のようにぱたぱたとしながら登場。逃げ切ったと安心して客席を眺めているアルフにいつものように硬直ツーステップ(?)で近付いて、「好いとうと?」「好いとらん」の博多弁で迫る。そして、指十字架で撃退しようとする教授に、「そんなに小さいの」と言って、逆襲。でも、それに、教授とアルフレートの2人で、両手を真横に開いて、ぴょんぴょんとジャンプしながら人間十字架で攻撃。ヘルベルト君は逃げたものの、その後もアルフレート君は、ぴょんぴょん跳びながら、はあはあとお疲れモード。屋上まで上がりはしたものの、本気で言ってるんじゃないかと思うほど、「もうへとへとです」と言って、大の字になって寝転がってました。ほんとに疲れたようだったので、このまま、眠っちゃうんじゃないかと思ったけど、目は開けて、様子は見ているようでした。墓場の伯爵は、いつもと変わらず絶好調。とは言っても、日によって、微妙な差があるんでしょうが、観客を魅了する歌声は、1ヶ月、大勢に影響なし。これだけ維持するのって、すごいと思います。ショーストップや、拍手の量は、その時の客層で違うような感じもするので、山口のできの反映とは一概には言えないように思えます。ちなみに、この日は、拍手は鳴りやまないのではないかという感じ。もちろん、あの奥行きのある歌声は、誰もができることじゃないと思います。ショーストップ状態で、拍手をしっかりと浴びているという感じでした。そうだ、で、この時思ったのが、今日はリピターさんばかりかということ。曲の途中での拍手が全く起こらなかったので。カーテンコールは、全部で何回かは、もう、覚えてません。司会は駒田さん。 最初に徳垣さんが紹介され、「ありがとうございました」の挨拶を。 ヘルベルト君は、「お尻のお手入れも・・・」と言う紹介でご挨で、駒田さん・シルビア(自分の本名「高嶋・・・」と言ったようですが、よく聞こえませんでした。)で、阿知波さん安崎さん、大塚さん、泉見君。 おいて、石川さん。前任者の市村さんから引き継いで、とても不安だったけれど、共演者の皆さんのためにと思うと、安心して取り組むことができた。というようなことを言われてました。今期、幕が開くまでの間、一番不安だったのはこの人だろうなと思っていたので、何だかじんときました。そして、山口さん。あの、応援団コール形式で、「大好きだ」とか「又来ます」とか3、4事叫んでました。短いけれど、思いがいっぱい込められていたような気がします。いろんな事があったんですよね。きっと。 踊りは、最後に、駒田さんが、もう一回やりますか。始めから通して。・・・と言ったものの、冗談じゃないですよね。ということで、踊りを。でも、駒田さんは、もう一回やってもいいよな感じもあったなあ、とは思い過ごしでしょうか。それと、出演者全員のサイン入りのパンフレットの抽選があり、山口さんと石川さんが1階席に。そして、吉野君が。。。。くじを引いたとき異常に、おお!!と驚いていたので、何かと思ったら、駒田さんがフォロー。「一度3階に行ってみたいと言っていたのですよ。」と。でも、それだけではなくて、なんと、遠くに!!という驚嘆の思いもあったように思えたのですが、これは私の勝手な想像です。3階のバルコニーのお客様にプレゼントを渡す吉野さん。俳優さんを、上から見ることはあっても、下から見上げるとうことはないので、わたしにとっても、いいプレゼントになりました。で、渡し終わって、1階のステージ下手を駆け上がろうとしていた吉野君「ちちう・・・」の声と共にどたっという音。私が見たときには倒れてました。駒田さんは、うまいパフォーマンスとフォローしてましたが、やっぱり、どうみても、こけたんですよね。もう、みんな、精も根も尽き果てたという感じでしょうね。結局、カーテンコールが何回あったかは覚えていないのですが、オーケストラの追い出し音楽の後、場内アナウンス、アルフの放送。それでも、という感じだったでしょうか。いつもの感じのキャストの並びばかりでなく、なかなか出てこないと思ってたら、裏方さんを呼んで、その後、拍手を止めた(山口さんが、です)と思ったら、後ろを向いて何やら舞台上の人たちに言った後、突然舞台上の方がみんなで、客席に向かって拍手。一瞬あっけにとられた客席なんですが、こちらからも拍手!!なんだか、もう、感動の時間でした。いろんな人の愛が1つになった劇城は、とっても気持ちのいい、スポットとなっていたのでしょうね。いい夏をありがとうございました。 exitあとのカーテンコールでは 指揮者の西野さんやオケメンバーも全員舞台の上にあがって手を振ってた。 西野さんってすごい小柄な方だと判明してちょっとどよめき。