[Vissel] 可能性という危うい言葉(チャリティマッチ vsG大阪)
万博に来るのは11年ぶり。11年前は茂原のプロデビュー戦。まず暢気にサッカーを見られる境遇に感謝。入場したらボッティとポポが募金活動してたので、お金を入れて握手。あぁ、早く戻ってきておくれよ。先発メンバーは明後日の代表戦にもでるはずの嘉人が出ていてびっくり。そして中盤が森岡以外開幕戦に出なかったメンバーで、ちょっと楽しみ。三原が髪の毛を短くしていたのがちょっとしたネタ。キックオフ前にアウェイだが神戸賛歌を歌う。涙が止まらない。3分の失点は河本のしょうもないミスから。つなぐことを意識しているのかも知れないが簡単に言えば「判断ミス」。ともかくパスサッカーをやるには今までより判断力が求められる、と言うこと。今のうちのメンツでそれが出きるのだろうか?一方、その1分後の石櫃のクロスからの小川のゴールは、開幕戦を欠場した小川が去年の終盤の輝きを失っていないと言うこと、だと思いたい。その後の約15分は神戸の時間帯だった。森岡が見事なプレーで中盤を落ち着かせ、ボールを散らした。初見参のホジェリーニョも随所にうまさを見せる。しかしその後はガンバに球をうまく回され、うばい所がなくなった。アドリアーノへの楔やハイボールが効いていて、そこからサイドを何度も抉られる。2失点目のシーンもサイドをうまく使われて中央が手薄になったところで打たれたミドルから。前半は有効な反撃ができないまま終了。後半はドンドンメンバーが替わり、練習試合の風情。有田が投入され、積極性は見せていたが、その一方で森岡がだんだん狙われ出して、パスミスやパスカットを喰らう。高校最後の試合をTVで見たときの「少し持ちすぎ」の印象が蘇る。彼も判断のスピードを上げる必要がある。ホジェリーニョもだんだん落ち着きがなくなってつまらないファールをする。露骨に手で掴みに行くのはリーグ戦だとすぐにイエローになるから監督は厳しく指導するように!都倉の同点弾は9割以上、クロスを入れた茂木の得点。茂木は最後のスピーチにもあるように想いのこもったいいプレーだった。序盤20分までの出来は若手の可能性を感じさせるものだった。だが可能性と言う言葉は過剰な期待に通じる、そして若手に対する評価を誤らせる恐れのある怖い言葉だ。そんな事を感じた小春日和。PSガンバの社長さんよ、対戦相手の名前を正しく理解していないのは、ずいぶんと失礼じゃないか?そんなんじゃ、アジアでやっていけないぞ。