成績があがらない本当の理由

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  頭の良くなる食事とは？

  今の野菜の栄養は、昔の１０分の１以下だそうです！知ってましたでしょうか？みなさん、お元気でしょうか？久しぶりの書き込みです。二人目の子が生まれてからというもの、しばらく忙しくて、書き込みしないうちに、長い月日がたってしまいました。でも、久しぶりにどうしても書き込みたいと思うことがありました。それは、ある栄養学の専門家のお話を聞いて知ったことなのです。詳しくは、ぜひ本をお読み下さい。（ごめんなさい。実は私もまだ読んでいる途中です。）この方は、プロスポーツ選手の食事指導でも有名な方ですが、ご自分や親類の家庭の食事を改善することで、子ども達の成績向上も実現したらしいのです。食事だけで学力が上がる！お母さん！「勉強しなさい！」と１００回言うより、毎日の食事を改善しましょう！

  2005.12.08

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• 退屈が生み出すもの＜続き＞

  前回の書き込みから１週間たってしまいました。続きを楽しみにしてくださった方、申し訳ありませんでした。今日は、妻が娘とプールに出かけました。妻も娘もプールは大好きで、特に娘は１歳になったころから、水に入るとおおはしゃぎです。プールでは同じような子どもがたくさんいるのですが、水を怖がっておっかなびっくり、お母さんにしがみつく子や大泣きする子の中で一人目立ってました。この週末には、お宮参りのため、田舎からジジババが来て、子どもの相手や家事を手伝ってくれたので、精神的に少し余裕ができました。今日はプールで思い切り楽しんで欲しいです。私も息子とのんびりします。あ～、こら、泣くな！抱っこか？オムツか？お～よしよし。オムツを換えても泣き止まないので、抱っこしたまま本題です（泣）**********************************　　　退屈が生み出すもの＜続き＞**********************************さて、このタイトル。我ながら大層なタイトルをつけたものだと後悔しています。正直いうと、何を書くか全然整理できてません。ただ、私がまずいと思ったのは、毎週決まったスケジュールがびっしり詰まっているなんて、自分には耐えられないからです。退屈する暇もないなんて。習い事でいっぱいの時に子どもは何を考えるでしょう？「何にもしたくない」って言いませんか？退屈は何を生み出すのでしょう？「何かしたい」って思いませんか？退屈だから、自分で遊びを考えたり、自分から友達を誘ったり、本を読んだり、家の手伝いをしたり、そういう心の余裕が生まれるような気がします。退屈が「自らやろう」という主体性や積極性を生み出すのではないかというのが私の仮説です。（ちと強引過ぎますでしょうか？）同じ様にスケジュールがいっぱいでも、子ども本人が毎日楽しくて仕方ないようならそれも良いのかもしれませんが、自分で考えて行動しているかという点だけは、気にしておいたほうが良いかもしれません。言われたとおりにしてれば良いだけの習い事なら、主体性が失われる危険を感じます。これは、反論ありそうな気がします。ご遠慮なくどうぞ。一緒に考えましょう。***************************さて、うちの息子ですが、べビーチェアーに乗せ、足で揺らすことで見事に寝てくれました。自動でゆれるベビーチェアーもあるらしいですね。今度レンタルで探してみようと思います。次の書き込み予定は・・・・・・未定です。

  2005.07.19

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• 退屈が生み出すもの

  気がついたら、７月も、もう半ばですね。何にも書き込まないにもかかわらず、毎日１００人前後の方が見に来てくださいました。懲りずに毎日見に来てくださった方、ごめんなさい。子どもが２人に増えてからというもの、家では、自分の時間というものがほとんど取れなくなってしまいました。何せ、２人の子どもが、それぞれにに泣き出すので、妻はイライラしっぱなしなのです。仕事柄、帰宅は夜１時から３時の間。何時に寝ても、朝８時には娘に起こされるので、すぐに寝ないわけにいかない毎日です。妻も睡眠時間３～４時間らしいので、文句も言えないこのつらさ。早く大きくなってくれ～。今日は、妻が子ども２人を連れて外へ遊びに行きました。（多分、私に一人の時間を作ってくれたのです。（涙）そんなわけで、久しぶりの書き込みです。愚痴にお付き合いくださったあなた、ありがとうございます。では本題です。（笑）**********************************　　　退屈が生み出すもの**********************************「何にもないとダラダラするだけだから、勉強でもさせようと思って・・・」よく聞くせりふです。本来、塾に働くものとしては「ありがたい」ことなのでしょう。けれど、「月曜はピアノで、木曜はスイミングがあるんです。」と来て、さらに「土日は家族で過ごす時間」「予定が空いてたので、毎週水曜は、そろばんにしたんです。」その上、塾に火金と来させたいとのこと。いまどきの小学生は、スケジュールがびっしりなんですね。自分の時間ってなくても大丈夫なのかと心配になります。（あっ、今の私と一緒だ！）今気が付きました。これってまずいと思います。なぜか？＜つづく＞*************************************家族を迎えに行く時間が来てしまいました。次、更新できるのはいつの日やら。期待せずにお待ちください。

  2005.07.12

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• 明日からやる？

  「え～と、明日からやります！」受験生なのに、なかなかエンジンがかからないＡ君。志望校・今の成績・残された時間など、現状を整理一緒に整理することで段々、危機感が沸いてきて、具体的に何をどう勉強するかつめた後に、聞きました。「よし、じゃあ、いつから始めようか？」そこで出たのが冒頭のセリフです。「え～と、明日からやります！」３日後。「どう？勉強進んでる？」「いえ、あんまり・・・・。」「あれ？『明日からやります』って言ってたじゃない。」「それが、あんまりその気になれなくて、次の日もまた、『明日からにしよう』　って思っちゃったんですよね。」「で、その次もその次も『また明日から』って思ったんだね。」「そうそう、そうなんです。」「いつまでたっても始まらないね。どうする？」「はい、明日からは絶対始めます！」「・・・・・。」その気になったら、今日から始めましょう。

  2005.06.29

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• 今やってないことが気になる子

  「先生！『初期微動』って何だっけ？」と聞くので、教科書を読ませながら説明していると、突然、「関係代名詞の『ｗｈｏ』ってどういうときに使うんだっけ？」と聞いてきました。「まだ、『初期微動』の説明終わってないんだけど。」「じゃあ、『三権分立』ってどういうこと？」「おいおい、『初期微動』はもういいの？」「だって気になるんだもん。」万事この調子で、何一つ疑問を解決しないまま、次々と質問するのでした。とにかく彼は、今やっていない勉強が気になって、すぐ横道にそれてしまいます。英語を勉強しているときに数学が、社会を暗記しているときに理科が気になって仕方ないのです。だから、勉強時間が長い割りにあまり身につきません。この子の場合には、いつ何を勉強するのかをあらかじめ決める必要がありました。７時から８時までは英語、８時から９時までは数学、などとあらかじめ決めることで、数学の質問は、数学の時間になれば聞けるという安心感を作るのです。それでもはじめは、横道にそれてばかりでしたが、少しずつ集中できるようになりました。とにかく目の前の勉強に集中しなければ、時間がいくらあっても足りません。

  2005.06.22

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• 考えない子に共通すること？

  勉強をしているときに限って考えようとしない、という子がいます。何人も。勉強以外の話をしていると、とても大人っぽく、いろいろなことを考えていたりするのですが、いざ勉強を始めると、よく考えもしないで適当な答えをさっさと書いて「できた！」と叫んだりします。当然、答えが違うのでやり直しになるのですが、次の答えを書くのも異様に速い。「できた！」やっぱり間違い。答えを書く。間違い。答えを書く・・・・答えを書く子はまだましな方で、重症な子は、２回目からは答えを口で言います。「３０円！」「違うよ。」「４０円！」「ちょっと待って。」「５０円！　６０円！　７０円！　８０円！・・・・」（・・・・コラコラ・・・・）ここでうっかり、「確かに７０円が正解だけどね・・・」などと正解を言おうものなら「よっしゃー正解！じゃあ、つぎ行こう！」「いやいや、なんで７０円になるか解る？」「え～、もういいよぉ。つぎ行こ～。」（・・・・あのねぇ・・・。）ほんとに多いんです、こういう子。要するに答えを当てればいいと思っているのです。クイズ番組じゃないんですけど・・・・。さて、あるときこういう子どもたちには共通点があることに気がつきました。ある保護者の方と面談しているときです。「あの子はほんとにバカでしょお？人の言うことを全然聞いてなくて。　私も家でよく宿題教えてたんですけど、何度言っても理解しなくて。」「そんな時は、どうしてらしたんですか？」「それでも何とか宿題は終わらせないといけないでしょ。　いっつも夜遅くまでかかっちゃって・・・。　段々子どもも眠くなって、こっくりこっくりして来て、なおさら　理解しなくて、時間ばっかりかかるんですよね。　『速くしなさい』って、いっつも怒鳴ってました。　最後は結局、私が宿題やってるようなもんでした。」（前にも聞いたなぁ、こんな話。）共通するのは、・勉強中「速くしなさい」ってよく言われる。・できるまで寝かせてもらえない。だから彼らは、いかに「速く」「正解する」かに苦心します。でも、いつも眠くて頭が回らない状態で、なおかつ、せかされて勉強しているのでじっくり考える余裕はありません。だから、考えない。しかも、それがいつしか勉強中の習慣として身についてしまっているのです。さて対処法ですが、まず、問題量を減らすことが有効だと思います。「１問だけでいいよ。その代わりちゃんと考えて解いてね。　どう考えたか説明できたら、合格にするから。」こういえば、大抵の子は考え始めます。次に、まわりが長い目で見ることも有効だと思います。どうしても解からない問題は、「今日はもうやめにしようか。また明日やろう。」というのもひとつの方法です。日を改めてやらせてみると、一人でできたりすることもあります。昨日と同じ説明をしたのに、なぜか今日は理解できた、ということもあります。大人が思っている以上に、新しいことを理解するのは大変なことです。その道のプロが、とてもわかりやすく説明したからといって、すべての子どもが理解できるわけではありません。それでも、本人に理解しようという気さえあれば、３日後に理解できる場合もあるし、１ヵ月後かもしれないし、１年後にお風呂の中で「あっ、そういうことか」と気づくこともあるのです。本人の考える意欲、それが一番大事だと思うのですが、どうでしょう？

  2005.05.29

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• 索引を使いましょう

  「先生、原子って何？」とある生徒が言ってきました。こういうときに私は決してすぐには教えません。自分で調べる習慣をつけてほしいからです。「教科書読んだか？教科書に載ってるよ。」そういうと、しぶしぶと教科書を調べ始めます。ところが、パラパラとページをめくってばかりで、いつまでたっても原子の説明を見つけられません。「どこにも載ってないよ～。」「『さくいん』で調べたか？」「なにそれ？」「・・・・。」この『さくいん』というものを知らない生徒が実に多い。教科書を調べようにも、どう調べてよいか解らず、あてずっぽうに、あちこちパラパラめくって探すので、見つかるはずがありません。「へぇ～、こんな便利なものがあるんだ。なんでもっと早く教えてくれないの。」「・・・・。」学校の先生は、教科書に索引があることを教えないのでしょうかね。っていうか、教わらなくても気づいてほしい（T｡T）知らない人のために、参考書というものにも、必ず『さくいん』がついてますよ。

  2005.05.21

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• やってはいけない教育

  「やっぱりそうか！」個別指導塾で働いていると、いろんなことを考えます。その大半をある本が裏付けてくれました。しかも、とても分かりやすく整理してあります。考えていることには様々ありますが、特に重要なのが、教えるタイミングが重要だと言うことです。スポーツの世界では、体が成長している途中では、あまり筋力トレーニングをしてはいけないと言うのが常識だと、聞いたことがあります。人より早くから筋力トレーニングをすれば、それだけ強い筋肉が身につき、有利なのではと素人は考えます。しかし、実際は違うのです。あまり早くから筋肉をつけてしまうと、体の成長の妨げとなり、身長が伸びなくなったり、体に無理が来て故障しやすくなったりするらしいのです。では、勉強においても同じようなことがあるのではないでしょうか？英才教育という名のもとに、早くからいろんなことを教える手法がよくありますが、そこに危険はないのでしょうか？個別指導塾で働いていると、有名な英才教育全国チェーンの洗礼を受けた子が同じ理由で何人もやってきます。「算数の文章題が苦手なんです。」考える力が育ってないのです。考えない習慣を育てているのです。私立中学受験で有名な某進学塾では、公式と解き方ばかりのパターン学習を進めています。その理由として「まずできるようになる事が大事です。理解は後からついてきます。」と言っていますが、本当でしょうか？確かにその塾の出身者の中にも、すばらしい思考力を持った生徒もいます。でもそれは、その塾で教えないことも、自分で考え理解しようとしてきたその子自身の成果であり、その塾に入る前に思考力を身につけていたおかげに過ぎません。だから、思考力がない子は、塾でパターン学習をしてはいけないのです。その証拠に、小３から進学塾に通っている子の大半は、小５くらいから入ってきた子どもに学力の面で追い抜かされるという現象があります。進学塾に通っていないほうが思考力が育つと言ったら言いすぎでしょうか？前にも書きましたが、思考力がある子にとって受験テクニックは有効な武器になりますが、思考力がない子にとってはかえって危険です。いつ、何を教えればよいのか？この本でぜひ確認してみてください。絶対にお勧めです。「絶対学力」( 著者： 糸山泰造 | 出版社： 文春ネスコ／文藝春秋 )「新・絶対学力 視考力で子供は伸びる」( 著者： 糸山泰造 | 出版社： 文春ネスコ／文藝春秋 )無理なく私立中学受験をする方法も載ってます。ホームページもどうぞ。「どんぐり倶楽部」http://homepage.mac.com/donguriclub/frontpage.htmlすでにご存知の方も多いことと思いますが、まだ知らない人もいらっしゃるかと思い、あえて書きました。私自身、この本も、ホームページも、楽天広場で知りました。感謝です。

  2005.05.15

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• トランプが配れない子

  「えーっと、次は誰だっけ？」と言って、トランプを配る手が止まります。うちの塾では、小学生は授業の途中で休憩を挟みます。そのときによくトランプをするのですが、できるだけ生徒にトランプを配ってもらいます。すると、順番どおりに配れない子が意外と多いのです。三人なら、一人目、二人目、三人目、一人目、二人目・・・と繰り返せばいいだけなのですが、１・２・３ときて２・３といったり、１・２・３・２・１・３・２と来たり、もうめちゃくちゃです。二人でも上手に配れない子もいます。原因はどうも二通りあるようです。一つ目は、集中力の問題。自分が配っているのに、人の会話が気になったり、後ろを通る人が気になってどこまで配ったかよくわからなくなるパターン。二つ目は、手順どおりに物事を進めるのが苦手な場合。算数の計算問題でも、決まった手順どおりに進められず、直感で自分の好きな順番に手順を進めてしまうパターン。どちらも勉強（特に算数）でも同じ原因からつまずくので要注意です。決定的な対処法は、まだよく分からないのですが、楽しくトランプを続けていると、そのうち上手に配れるようになります。それと同時に、勉強のほうもましになるような気がします。どなたか、よい対処法をご存じないでしょうか？

  2005.05.14

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• 根拠のない自信

  「大人になんかなりたくない。」ある中学生のセリフ。よく聞くせりふです。「どうして？」「だって、大人は大変そうだし。」「どうして大変そうだと思うの？」「あやまってばっかりじゃん。」笑ってしまいました。最近、テレビで大人が謝ってるシーンをよく見ます。医療ミス、事故、欠陥車、学歴詐称・・・・医者も社長も政治家も、謝ってばっかりですね。子どもが大人になりたくないって思うのも無理はないか。こんな厳しい時代に希望を持って大人になるのに必要なもの。私は「根拠のない自信」だと思います。昔、若者の特権といわれた「根拠のない自信」。やったことないけど、なんとなくできるような気がする。だからこそ、難しい、困難なことにでも挑戦できたりします。大変な偉業を成し遂げた人のインタビューでは、やる前からできると思っていた人が結構いるんですね。不思議なことに、それまで不可能といわれていたことでも、誰か一人ができるようになると、次々と他の者もできる様になります。スポーツの世界なんて顕著です。私が子どものころ、100メートルを10秒未満で走ることは、人類には不可能だと言われていましたし、鉄棒の３回転・４回転・・・はじめは、みんなできるかどうかわからない状態で挑戦するので、なかなか成功しませんが、一人が実現することで、みんな「できるんだ」と思って挑戦するようになり、次々に成果が現れるのです。以前見たテレビ。鉄棒のある新技に取り組んでいる選手の話でした。はじめできるかどうかわからない、疑心暗鬼の状態で、成果も出ず落ち込んでいました。そこで、本当に可能なのか、コンピュータでシミュレーションしたところ、ある回転速度以上で、一定範囲内の角度で飛び出せば十分可能であることが、物理学的に証明できました。それを見た選手は、本当にできることを納得。その後、実際にその新技を実現できたのです。できると思うことが大切。テレビみたいに、根拠を示せればいいのですが、大抵はやってみないとわかりません。そこで強力な武器になるのが「根拠のない自信」です。「なんとなくできるような気がする。」そこに根拠は不要です。ところが、今はむしろ「根拠のないあきらめ」が横行しています。「どうせ無理だよ。」「やっても無駄。」この違いは何でしょう。結局、自分自身を信じられるか、成功体験を積み重ねているか、親や他人に褒められているか。こういうことが「根拠のない自信」を生み出すように思います。皆さんは、どう思われますか？

  2005.05.08

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• 褒めるのが苦手な親

  「先生、聞いて。」ある日、授業が始まるなり生徒が言いました。「この前の○○塾のテスト、算数が１００点だったんだ。」ところが、あまり嬉しそうじゃありません。私は内心（あれ？）と思いながらも、少し大げさに言いました。「すごい！やったね！お母さんも喜んだでしょ。」「それが全然。」「えっ、どうして？」「わからない。」「１００点取ったんだから褒めてくれたでしょ。」「いいや。」「お母さん、なんて言ったの？」「『ふーん。』って。『それより国語はどうなのよ。』ってしかられちゃった。」「・・・・・。」この生徒は、算数が得意なのですが、いつも９０点台。立派なものなのですが、お母さんが厳しく、いつも「あと少しで１００点なのに、どうしてこんなミスするの？」と叱られていました。それだけに、１００点を取った今回こそはお母さんに褒めてもらえる、と期待していたのに、蓋を開けると・・・・。せっかく１００点取ったのに、かえってやる気をなくしてしまいました。「お母さんは僕のこと嫌いなんだ。」子供は結構本気でそう考えます。結構多いんです、褒めるのが苦手なお母さん。（お父さんも）そういうお母さんとお話していると、褒めたらその時点で子供の成長が止まってしまうのではと恐れている様に感じます。８０点を褒めたら、子供が満足して、９０点は取れなくなる。９０点を褒めたら、子供が満足して、１００点が取れなくなる。１００点を褒めたら、やっぱり子供が満足して、それ以上勉強しなくなる。そんな恐れを抱いているのです。でも大半の子供は、１０点を褒められると、次は２０点を取ろうと思う。５０点を褒められると、次は６０点を取ろうと思う。１００点を褒められると、もっともっと頑張ろうと思うのです。口では「もうこれ以上は無理だから期待しないでね。」とか言いながら、内心では、（次、もっと頑張って、もっといい点取ってやろう。そしたら、もっとお母さん喜んでくれるぞ。）などと思っているものです。だから、安心してもっともっと褒めてあげましょう。とっても小さなことでも、褒めてあげましょう。少しでも今までより成長したなと思えたら、手放しで褒めてあげましょう。ちなみに私は、初めての生徒なら、０点の答案でも褒めます。最近、皆さんはどんなことでお子さんを褒めましたか？こんなことで子供を褒めた「褒め」自慢、ぜひ聞かせてください。

  2005.05.05

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• 「勉強の仕方がわからない」

  よく聞きますね、このセリフ。私も先生と呼ばれるようになったばかりの頃は、「なぁ～んだ、そんなの簡単！」と喜んであれこれ教えておりました。ある中学３年生も、入塾の面談で本人が「どうやって勉強したらいいかわからない。」お母様からも「そうなんです。勉強の仕方を教えてやってください。」と念を押され、喜んであれこれ教えておりました。本人も「そうか、そうすればいいんだ。」と喜んで帰りました。ところが入塾してから１ヶ月、宿題をあまりやって来ませんでした。理由を聞くと「忙しかったから」とあれこれ理由を並べます。明らかにやる気の問題なので、毎週あれこれ話をしては、やる気になるよう勤めていました。すると、ある日、お母様から電話がかかってきました。「うちの子があまり家で勉強している様子がないので、本人に聞いたら『勉強のやり方がわからない』って言ってます。先生、ちゃんと教えていただいたんでしょうか？」外では「忙しい」と言い訳し、家では「勉強の仕方がわからない。」と言い訳していたのでした。その後もいろんな生徒に出会いましたが、「勉強の仕方がわからない」と言った子で、素直に教わった勉強方法を実践してくれた子は、ほとんどいませんでした。言われてすぐにやれるくらいなら、塾に来る前に解決しているのでしょうね。おそらくこの言葉、翻訳すると「勉強したくない」または「楽して成績が上がる勉強方法がわからない」のどちらかになるのではないでしょうか？この言葉が出てきたら、勉強方法よりも、いかにやる気にさせるかを考えるほうが近道のようです。

  2005.05.03

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• 朝食をとらない子どもたち

  昨日に続き、生活習慣編です。早起きできないことと関連してますが、朝食をとらない子も多いですね。その悪影響は、単にお腹がすくだけでは済まないそうです。脳が活性化するためには、栄養が必要なのですが、朝食をとらないと、当然その栄養（確かブドウ糖）が不足し、頭が働きません。つまり、朝食を抜くと、午前中の授業は理解力も記憶力もかなり低下した状態で受けることになるのです。だから、しっかり朝食をとりましょう。それも、パンよりご飯の方が長持ちするらしいですよ。これも陰山さんの本に載っておりました。皆さん、朝食はしっかりとってますでしょうか？

  2005.05.02

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• 朝起きられない小学生

  「１２時ごろですけど、やっぱり遅いですかねぇ。」小学２年生の就寝時刻を確認したときの返事です。この子は、この学年にして、算数の基本理解にすでに問題が出て来ていました。しかも、いつも「ねむい」と言っていて、時々授業中に眠り込んでしまうことがあるのです。そこでお母様に確認したところ、冒頭の返事でした。当然、朝は起こさないと起きないですし、午前中の授業はまともに聞けてないでしょう。（勉強が理解できてないのは当たり前？）私自身は、小学生の間、朝起きられなかったことなど記憶になかったです。就寝時刻は、８時頃。遅くても９時には親に追い立てられて、床に就きました。そのおかげか、私の場合、授業中に理解できなくて困ったことはありません。中学に入り、「朝、起きられない。」と言う友人の話を聞いてびっくりしたことを覚えています。その友人は毎晩(毎朝？)３時に寝ると言うのです。万年寝不足状態では、学校の授業どころじゃないでしょうに。陰山英男さんの本にも書いてありました。一流大学を出た人たちに聞いたところ、子供のころに親から一番よく言われたことは、「勉強しなさい」ではなく「早く寝なさい」だったそうです。最近は、様々な理由で、どの家庭も夜遅くなっています。今、お子さんの就寝時刻は何時ですか？学校の授業に集中できるだけの睡眠時間は取れてますでしょうか？

  2005.05.01

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• 漢字ネタ

  漢字が得意な子ども達にうけるネタです。（昔、人から聞いたのですが・・・。）「願い事があったら、声に出して十回唱えよう。　どうしてかって。　口に十と書いてごらん。　『叶』　絶対、叶うから。　でも、十一回唱えたらダメだよ。　『吐』　吐くからね。」失礼しました。

  2005.04.26

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• 失敗する権利を子ども達に！

  「えっ、間違えてもいいの？！」これは、初めて私の授業を受ける生徒がよく口にするセリフです。試しに問題を解いてもらうと、何も書かないまま、じっと固まる生徒がよくいます。そこで私はこう言います。「間違えてもいいから、思った通り書いてごらん。」そこで返ってくるのが冒頭のセリフなのです。自信をなくしている生徒は、大抵、何も書こうとしません。そういう生徒の話を聞くと、間違った答えを書いたり言ったりしたときに、叱られたり、笑われたりといった経験が日常的にあるのです。だから彼らは、何より失敗を恐れます。そして、そのうち「絶対失敗しない方法」を知らず知らずのうちに身につけます。「絶対失敗しない方法」、それは「何もしないこと」です。皆さんはどう思われますか？学習の過程で、何の間違いもせずに勉強が出来るようになるでしょうか？特に数学などは、試行錯誤しながら理解していく学問ですし、応用問題が出来るということは、試行錯誤が出来るということです。試行錯誤とは、失敗をたくさんする中で、正解を自分で探し出すことです。だから、失敗をたくさんしなければ勉強が出来るようにならないし、失敗することは、子ども達が勉強できるようになるために、絶対に必要な権利だと思います。それなのに、間違える度に叱っていたのでは、決して出来るようになりません。だから、勉強中は間違えていいのです。むしろ間違っても答えを書いたことをほめてあげるべきなのです。さて、その後の会話は、だいたいこんな感じです。私　　「間違えてもいいから、思った通り書いてごらん。」生徒　「えっ、間違えてもいいの？！」私　　「えっ、間違えちゃいけないの？どうしてそう思うのかな？」生徒　「だって、間違った答えを書いたら、いつもお母さん(あるいは先生)に　　　　叱られるもん。」私　　「そうか。でも、ここではいくら間違ってもいいからね。間違ったからって　　　　誰も怒らないからね。」生徒　「そうなの。どうして？」私　　「それはね、間違えなくっちゃ、勉強できるようにならないからだよ。」生徒　「えっ！そうなの？間違えたら馬鹿になるんじゃないの？」私　　「違う違う。間違えるから賢くなるんだよ。　　　　『失敗は成功の元』って言うでしょ。　　　　だから間違えることはいいことなんだよ。　　　　いっぱい間違えて、頭良くなろう。」全ての子ども達に、失敗する権利を与えてあげたいと思っています。

  2005.04.10

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• 一人だと、できなくなる子

  普段、母親や先生と勉強しているときは良くできるのにテストとなると、出来なくなる子がいます。例えば、こんな子がいました。私が横について、算数の問題を解いてもらっていた時のこと、その子は「先生、聞いててね」と言って、説明しはじめました。「まずはこう。」と言って、式を一つ書いた後、少し考えています。と、その後、「先生聞いてる？」と聞いてきました。「うん、聞いてるよ。」と答えると、もう一度、今書いた式を示しながら、「まずはこう。」と言って、また考えています。少しすると、また、「先生、聞いてる？」「うん、聞いてるよ。」「まずはこう。」「・・・・・。」「先生、聞いてる？」同じことの繰り返しです。要するにこの子は、一つ一つ説明しながら、誰かに「うん、そうだね。」などと相づちを打ってもらうことが習慣になっていたのでした。考えているのかと思ったのは、相づちを待っている時間だったのです。いつもこのように勉強していると、自分で正しいか判断せずに、一つ一つ誰かに合っているか確認してもらって問題を解いているわけですから、良くできるに決まっています。相づちの反応で、間違ってると思ったら違う方法に切り替えればよいのです。もちろん、テストでは誰も相づちを打ってくれませんから、できるはずがありません。これは、教える側に注意が必要です。やる気を出させるために、褒めようと意識するあまり、問題の途中で「そうそう」などと合いの手を入れてしまうのです。間違った式を書こうものなら「ん？それでいいの？」などとつい言ってしまいます。子どもに自信をつけさせる段階などでは、そうすることが効果的な時期もありますが、ずっと続けてはいけません。少なくとも一つの問題を解き終えるまで、一切、無反応で通さなければ自分で考える力は付きません。同じようなことが起こってないか、ちょっと振り返ってみてはどうでしょう。

  2005.04.02

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• 何を言っても理解しない？

  こんなにわかりやすく説明してるのに、どうして理解してくれないんだー！って思ったことありませんか？初めはうなずきながら聞いていた生徒も、こちらが加熱するに従って、むしろ無反応になってきます。説明もいろんな角度から試みて、絶対知ってるはずのことからはじめようとしても無反応。「１たす１は２だよね。」というような簡単なことを確認しようとしても無反応。こちらもだんだんイライラしてきて、「この子は頭がどうかしてるんじゃないだろうか。」などと思い始めたら赤信号です。このときの子どもの頭の中をのぞくことが出来たらきっとこんな調子でしょう。「ふぅー、もう疲れちゃった。早く終わらないかな。」すでに、考えることを断念しています。どんなにわかりやすい説明でも、相手が聞いていなければ理解できるはずがありません。そもそも理解するということは、本人の頭が回転していなければ不可能です。さてどうしましょう。すでに長時間に及ぶようなら、休憩がまず必要でしょう。夜遅ければ、再開は翌日以降にしましょう。そして再開するときは、改めて説明をはじめるよりも効果的なことがあります。本人に説明させるのです。「解ることだけでいいから説明してみて。」「間違っててもいいから。」と言い添えると効果的です。あるいは、「ちょっと考えてみて。」とか「図を描いてみて」なども良いです。説明を聞くという苦しみから、一度解放してあげましょう。そして、本人に考える時間を与えましょう。一度考えさせて頭が回転しだしたら、そのとき出てきた情報をもとに解っていないところだけ説明してあげましょう。（このとき、あれもこれもと欲張って説明しない方がよいです。）ひとつ理解してもらえたら、続きはこちらで説明しないで、また本人に考えてもらいましょう。「これが解ったら、続きも解るかも。ちょっとまた考えてみて。」てな具合です。わかりやすく説明するから解るのではありません。本人の頭が回転するから解るのです。説明よりも、相手が考えるための的確な質問を工夫する方が効果が高いです。

  2005.04.01

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• ちょっとしたミスがなくならない。

  小学生の女の子を指導しているときに気がついたことです。解き方は解っているのに、数字を見間違えたり、問題の意味を勘違いしたりして、いつもミスしている子でした。いろいろ試した後に、ちょっと離れたところに小さな字を書いて「これなんて書いてある？」と聞くと、「わからない」と答えるではありませんか？よくよく話してみると、実はしばらく前から視力が極端に落ちていたのでした。でも、眼鏡をかけるのがいやで言い出せなかったらしいのです。テストでも普段の勉強でも、近眼を悟られないように、無理に遠くから読もうとして、読み間違えているのでした。やっぱり女の子は難しいと思っていたら、男の子でも同じような子がいました。容姿の問題は、成績より優先するのですね。ミスの減らない子には、視力も確認しておきましょう。

  2005.03.28

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• 魔法の言葉

  今日は、携帯電話の機種変更に行きました。前の携帯は、撮った写真をパソコンに取り込むことが出来ずいちいちメールに貼り付けて送らないといけなかったのです。さて本題は、機種変更の待ち時間でのこと。本屋をぶらぶらしていると、見慣れた表紙がベストセラーとして平置きされてました。（この本買ったなぁ・・。）と思って中身をぱらぱら。（あれっ！この本読んでない！）そう、買うだけ買って読んでない本でした。本好きの読書を分類すると３タイプに分かれるそうです。精読・多読・積ん読私の場合は３つ目の「つんどく」の場合が結構あります。買うだけ買って、読まずに積んでおくんです。この本もまさにそうでした。改めてぱらぱらと見ていると、この本おもしろそう。（あたりまえ！）思わず手にとってレジへ(笑)。もちろんすぐ気がつきましたが。で何の本かと言いますと、子どもへどんな声をかければ良いかということが書かれた本です。以前、うちの妻が１才の娘ともめたときに、最後に娘に「意地っ張り！」と言っていました。その時、ふと以前読んだ本のことを思いだし、「そんなこと言ってるとほんとに意地っ張りになるよ」と妻に言いました。つまり、子どもは小さい頃から親に言われ続ける言葉を聞いて、自分が何者かを認識するわけで、「意地っ張り」と言われ続けると（自分は意地っ張りなんだ）と思い、ますます意地っ張りになるというのです。「あなたはほんとに悪い子ね」とか「なまけもの」とか「ぐず」とか言ってると本人もその気になるのです。（ぼくは悪い子だから、悪いことしたっていいんだもん）とか（私は怠け者だから、頑張らなくてもいいよね）とか（ぼくってぐずなんだ。役に立たない人間なんだ）とか思うのです。親としては、いい子になってほしいと思っていっているのに逆効果なんですね。だからこそ、子どもにどんな言葉を書ければいいかというのはすごい大事なことだと思っています。この日に再発見した本は、まさにその良い言葉かけが豊富に載っている本です。（たぶん）早速、読みます。この本です。【送料無料商品】子どもが育つ魔法の言葉

  2005.03.27

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  男の子特有の問題

  落ち着きがない、人の話を聞かない、などなど。男の子に多いこの手の性質は、特に小学生の間は成績に影響します。昔は男の子だった私も(今は女の子ってワケじゃないですよ。念のため。)、思い出そうとしても原因がよくわからなかったのですが、ある本を読んでびっくりしました。要するにそういうホルモンが出てるんだそうです。しかも、人の話を聞かないのではなく、本当に耳が聞こえにくくなっているらしいのです。そのことを知ったからと言って問題が解決するわけでもないのですが、妙に納得します。あるいは、そういう子どもに腹が立たなくなるという意味で、問題が解決するともいえます。周りの大人がイライラしたり腹をたてたりするのが、一番問題をこじれさせるものですので。詳しくはこちらの本を。男の子って、どうしてこうなの？ まっとうに育つ九つのポイント ( 著者： スティーブ・ビドルフ...とっても読みやすく、おもしろいです。特に男の子のお母さんには、おすすめです。

  2005.03.25

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• 問題集をやっても身に付かない子

  春休みだからと問題集を買ってきた人へ。すごく集中して問題集をたくさんやっているのに全然成績の上がらない子というのが良くいます。見ていると、彼らはみんな同じような勉強の仕方をしています。・答え合わせをせずにどんどん問題を解いていく。・答え合わせをした後、間違えたところは答えを写すだけ。・やり直しはしない。そして、問題集に答えを書き込んだという達成感だけで終わってしまいます。さて、どこが問題なのでしょう？問題集をやった時に、自力でできた問題は、何もせずにテストを受けていても恐らく出来た問題です。極論を言えば、この問題はやらなくても良かった問題です。では成績が上がるのはどこでしょう？それは、間違えた問題です。はじめに出来なかった問題を、教科書で調べたり解説を読んだりして、理解し直し、覚え直した後、もう一度その問題をやって正解できたとき、実力がつくわけです。だから、問題集をはじめに解いている間は、まだ、勉強になってません。一度解いた段階で、自分が何を勉強すればよいかわかるだけです。その後、間違えた問題を出来るようにするところが勉強のメインになるわけです。そのことをわかっていない子が大変多いのです。勉強とは、「理解して」「覚える」の２つが基本です。問題集をやることは、このどちらでもなく、理解してるか、覚えているかを確認しているに過ぎません。以前こんなことがありました。いつもテスト前になると、問題プリントを大量に持って帰ってテスト勉強をしている生徒がいました。ところがある時プリントを持って帰るのを忘れてしまいました。仕方なく彼は教科書とノートだけで勉強をしたそうです。さて、そのときのテストの結果は、なんと過去の最高点を１０点以上越えてしまったのです。それまでは、ただ問題を解いていただけでしたが、そのときは仕方なく、理解し覚えることだけに徹した結果、いつもより成績を収めることが出来たのです。問題集をやることに時間をかけず、「理解する」「覚える」ことにもっと時間を使いましょう。

  2005.03.22

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• 実力テストはできるのに定期テストができない。

  時々います、こういう生徒。（実はわたしもこのタイプでした。）テスト前にしっかり勉強する人には、きっと理解できないと思います。定期テストは、直前の努力で成績が上がりますが、ふつう実力テストというものは、直前に少々テスト勉強をしたからといってさほど成績が上がるものではありません。それが逆になるのは、定期テストの前にしっかり準備をしていないからです。（私もそうでした。自慢できませんが。）その実力テストで点が取れると言うことは、基本的なことがしっかり身に付いている証拠ですから、おそらく授業もそんなにおろそかにはしていないと思われます。危ないのは逆のパターンです。定期テストは範囲も狭く、テスト勉強をしっかりやれば、それなりに得点できます。しかも実力テストで点が取れないとなると、実は基本が理解できていない場合が多いです。だいぶ前のことを忘れてしまうのは、理解せずに暗記してしまっているのではないでしょうか。しっかり理解したことは、簡単には忘れられないものですから。この場合、授業の受け方、普段の勉強の仕方を見直す必要があるかもしれません。実力テストの方が好きと言うくらいの生徒は、向上心がないわけではないと思います。受験とか将来のこととか具体的に考えはじめれば、きっとしっかりしてくることでしょう。ただ、中学生の場合、内申点に定期テストがいつからどの程度反映するかとか、内申点と入試の配点比率などの情報を知らないと、気がついたときには志望校が事実上無理ということもありますから、その辺の入試システムだけは早めに確認しておいた方がよいと思います。

  2005.03.20

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• クラブに勉強に大変

  特に公立中学校の場合、クラブ活動が原則全員参加のところが多いと思います。個人的には大賛成ですが、夜遅くまでクラブをして帰ると、家で勉強する余裕もなく、疲れて寝てしまうという生徒も多いです。でも、不思議なことに、クラブの大変さと、学校の成績は無関係に見えます。実際、普段家で勉強する余裕なんかなさそうなのに、成績上位に名を連ねる生徒もたくさんいます。なぜでしょう？単に「頭がいい」で片づけられないものがそこにはあります。それは、授業中の集中力の差です。成績の良い生徒は、クラブで疲れても、必要な睡眠をしっかりとって学校の授業中はしっかり集中して聞いています。要領の良い生徒は、覚えることまで一旦授業中にやってしまいます。疲れているからと、授業中に寝ていたり、ぼーっとしていたのでは既に負けてます。さらに、テスト前のクラブがない期間には、日頃クラブで鍛えた体力を存分に生かして、しっかりとテスト勉強をするのです。普段の家庭勉強がしっかり出来れば、それに越したことはありませんが、それ以上に、普段の学校の授業を大切にすれば、クラブで忙しくても十分な成績がとれるものです。

  2005.03.19

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  正しく鉛筆を持つために

  昨日あれだけ書いたのに、まだ書き忘れていました。鉛筆の持ち方を教える時間や自信のない方は、書道教室がおすすめです。毛筆だけでなく、硬筆も教えてくれるところがありますし、年少さんくらいから受け入れてもらえるところもあります。近所の書道教室に問い合わせてみてはどうでしょうか。また、握力が弱くて正しく鉛筆をもてない子には、コマがおすすめです。それも、指で回す小さいコマ。気に入ってもらえれば、毎日楽しく遊びながら、指先もパワーアップできると思います。例えばこんなものです。ドングリこま６個セットのかわいいコマです。5人兄弟の縁起物！色も鮮やか！ひょうたん独楽（5個入り）こちらは５個セット。ひょうたん型がちょっといい感じ。さかだちこまその名の通り、回すと勝手に・・・ちょっと感動します。超おすすめ。テンプレートを使ってみようとしたのですが、思うように加工できなかったので断念しました。そのうちＨＴＭＬを勉強しようと思います。本日は、追加情報でした。

  2005.03.17

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  勉強嫌いにしないために（鉛筆の持ち方）

  鉛筆を持ち始めるのはいつ頃からでしょう？たぶん幼稚園くらいからですよね。（その前はクレヨンかな。）入園準備とまで行かなくても、幼稚園生活で鉛筆は必ず出てくるアイテムでしょう。また、鉛筆の持ち方は一生使う技術ですし、学力を付けるための一つの重要な要素です。これまで私が出会った子ども達のなかで、鉛筆を正しくもてないことが勉強嫌いの一因になっている子が何人もいます。鉛筆を正しく持てないと、少し字を書いただけですぐ疲れたり、指が痛くなったりすることが多く、長時間の勉強を苦痛にさせています。しかも字をきれいに書けないことがコンプレックスになったりして、ますます字を書こうとしなくなります。何も書かずに見るだけで漢字や英単語を覚えようとして苦労している子、途中の計算を、面倒だからと書かずにやって、計算ミスを繰り返す子たちを見るとかわいそうになってきます。しかも、一度癖になった持ち方を、後から強制するのは至難の業です。鉛筆の持ち始めには、出来る限り家の人が注意をして正しい持ち方を指導してあげてほしいなと思います。指導するときには、ちょっとした注意が必要です。正しい持ち方を教えても、子どもの握力が弱いせいで字がしっかり書けないことがあるからです。変わった持ち方を見ていると、大抵どの持ち方も、鉛筆を強く固定するような持ち方をしています。（そのため指先で微妙な調節ができず、手首や腕全体の動きで書いてい　ます。）握力が弱いうちは、濃い字がかけないので、子ども自身がいらいらして持ち方を変えてしまうのだと思います。そこで、小さい子供用の鉛筆は、Ｂとか２Ｂなどの濃い鉛筆を使うのがふつうです。２Ｂでも弱々しいときは、思い切って６Ｂとかでもいいのではないかと思うくらいです。そして、力を入れて紙に鉛筆を押しつけるように書くのではなく、なめらかに鉛筆を滑らすように書けるのが理想です。だからこそ、柔らかい鉛筆が理想。そうそう、万年筆なんかもっといいかもしれないですね。全く力を入れずに書けますから。そして、はじめに書くものは、字ではなく直線とか、丸とかがいいと思います。字は動きが細かすぎて難しいからです。もし、正しい持ち方がわからなければ、持ち方練習用のグッズもあります。これがその『もちかたくん』です。※クリックすれば、購入できるショップへ飛びます。　いわゆる「アフィリエイト」ってやつですね。　くっつけてみました。はじめてです。私は、生徒にこれのstep２を使ったことがあります。正しい持ち方の形は、問題なく教えられました。ただ、これまた使用上の注意があります。はじめはよいのですが、しばらくすると生徒が使うのをとてもいやがったのです。よくよく話を聞くと、ずっと装着しながら字を書いていると、指先が痛くなるらしいのです。私も試しましたが、本当に痛いです。我慢できまない痛みです。説明書では、ずっとつけたまま書くようになっていますが、いったん指の形が決まったら、書く前にはずしてしまっても良いと思います。字を書く前の鉛筆トレーニングの本も一般書店で購入できます。迷路に沿って線を引くとかの楽しいやつがいいですね。たとえば、こんなものです。鉛筆一つで長くなりました。最後まで読んでくれた方、ありがとうございます。お役に立ちましたでしょうか？

  2005.03.16

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• 授業がわからない時はどうする？

  学校の授業がわからない。理由は様々あると思います。先生の教え方に問題がある。クラスがうるさくて集中できない。（いわゆる学級崩壊を含む）先生が嫌いなので聞く気にならない。等々。「だから成績が悪いのは仕方ない。」「先生が悪い。」と主張する生徒のいかに多いことか。でも、それで勉強をあきらめるのはもったいないです。そんなときに頼りになるのは教科書です。下手な先生の説明より、教科書の方がよっぽどわかりやすいのですが、そのことを知らない生徒が、これまた多いのです。（さらに教科書を読んだことのない生徒まで、やたらと多いです。）読んだことのない生徒には、是非一度読ませてみてください。私が個別指導塾で働き始めた頃に、こんなことがありました。私が授業をしていたときのことです。生徒の質問に答えようとしたのですが、ど忘れしてしまいました。それで「ごめんごめん、ど忘れしたから、教科書で調べるな。」と言うと生徒が不思議そうな顔で「えっ、教科書を読んだら解るの？」と聞いてきました。「もちろん。そのために教科書があるんだよ。」と答えると、その生徒は少し考えてから、「じゃあ、自分で読んでみていい？」と言って、教科書を読み始めました。しばらくすると、こちらを見て「ほんとうだ。解っちゃった。」それ以来、生徒の質問にはできるだけ答えず、自分で調べてもらうようにしています。１回読んでわからなくても、すぐに解説してはいけません。２・３回読ませてみると、大抵の生徒は理解します。一度読んで理解すると、その後は自然と教科書を読むようになりますから少々授業を休んでも大丈夫になります。では、家で教科書を読む？それは時間がもったいないです。どうせなら授業中に読みましょう。聞いてもわからない授業なら、聞かないで自分で勉強する方がましです。もし教科書を読んでもわからない場合は、基礎学力が不足している証拠です。授業を聞いても解らないのは、先生のせいではないかもしれません。この場合は、家庭教師か、個別指導の塾を探しましょう。

  2005.03.12

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• 少し前に習ったことを忘れてしまう

  最近、一番気になっていることから書きます。小学生によくあるパターンですが、＜習ったときはできるのに新しい単元を習い始めると、　その前の単元を忘れてしまう＞というケースです。そういう生徒と話していると、時々こんなセリフが聞かれます。「忘れたらだめなの？　だって、もう学校のテストは終わったよ。」初めて聞いたときは我が耳を疑いますが、いろんな生徒が同じような発言をします。（本当です。）なんと彼らは、テストのためだけに勉強しているつもりなのです。今習っていることが、その後ずっと使われるという意識が全くないのです。何とか定着させようと、まわりがあれこれ努力をしているのに、当の本人がその必要性を感じていないのです。ひどいときには、積極的に忘れようとしているのです。「だって、前のを覚えていたら、新しいことを覚えられないもん。」だそうです。これでは、どれだけ本人が努力しても学年が積み重なって行くに従ってどんどん成績が下がっていくのも当たり前です。特に算数は、前の学年で習ったことに、ほんの少し新しい事を付け加えて発展させていくのに、その前の学年の事をすっかり忘れてしまっては、何の話か解るはずがありません。さて、ではどうすればよいでしょう？「忘れないようにして」と何度いっても馬の耳に念仏です。一番効果があったのは、次のようなとても簡単な知識の伝授です。「今習ってるこの単元。中学校に行ってもよく使うって知ってた？」おそらく次のような反応が返ってくると思います。「えっ、そうなの！　だったら忘れたらダメじゃん！」（だからいつもそう言ってるのに・・・・・）小学生に限らず、中学生でも時々あります。思い当たる方は、早めに確認することをお勧めします。

  2005.03.09

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