犯人の目星はついている!!
うちの夫は、長野県出身。大学から関西に出てきたので、就職して私と出会ったころから一人暮らしを始めました。一人暮らしは何かと物入りなようで、いつもお金がないと言ってました。定期代もケチるために、自転車を買って会社まで乗ってきたりしてたんですよね。そんなある日・・・。会社まで自転車で行く時間がなくなってしまったので、最寄の駅まで自転車で行って、電車で会社に来た日がありました。で、会社からの帰り、駅の自転車置き場に行くと、夫の自転車が無くなっていたんですね。「自転車がなくなった!!」「え?どこで?」「駅の自転車置き場で・・・」「鍵はかけてたんやろ?」「え?かけてない」「え?かけてなかったん?」それは、盗られます。ここは長野ではないし、大阪の自転車置き場で、それなりに新しい自転車が鍵もかけずに置いてあったら、まあ盗られないほうがラッキーかもしれない・・・というような話を夫にした私。長野にいた頃、夫は自転車どころか家にも鍵をかけたことがなかったんだそうです。しばらくして、「自転車、みつかった?」と夫に聞いてみると「まだ、みつかってないけど、多分もうすぐ出てくると思う」と言うわけです。何を根拠にそんなことを言うのかなと思ったら自転車が盗られた現場に、「犯人の目星はついている!すぐ自転車を返しなさい!!」 というポスターを貼ってきたというんです~~~~もう、あまりにいい人すぎて、私は笑いましたよ。その後、学習した夫は自転車にも家にも鍵をかけるようになりました。先日、息子が自転車の鍵をなくしてきたときに「そういえば、こんなことがあったなあ~~」と夫と思い出話をしたので、書いてみました。