高級、襖新調、張替え、またどんな古い掛け軸屏風等の修復、修理もいたします。
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全9件 (9件中 1-9件目)
1
剥いだ後にフィルムの上から撫でてからフィルムを外します。こんな風にしてから裏打ちします。
2010.02.13
コメント(1)
これで剥がし終わりですが、信じられないくらい水をたっふり使っています。これでもフィルムを使うことにより簡単にのばせて仕事が出来ます。このやり方は僕の考えたこのオリジナルなこのやり方です。下手に半渇き状態でさわるやり方をどこでもやってますが、紙を穴だらけにしたり、皺をのばせなかったり、古い本紙の状態で特にそんな事になりやすいです。又、部分的に水をふり表面張力をつかって紙を上手く扱うことで仕事が綺麗に出来ます。
2010.02.12
コメント(2)
前の写真だけではわかり難いと思います。こんな風になっています。電気ストーブはトライアルで1480円で買って来た品です。これが便利です安いし軽いし、転倒防止のスイッチをネジで止めています。(こんな使い方はメーカーに怒られそうですが)
2010.02.11
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古い掛軸のやり直しは、前の表具が下手で、糊が濃く剥げないモノとか中国系で糊の種類が違って剥げないモノもあります。蕨(わらび)とか百合の根の糊もあります。蕨糊、百合糊は傘とかに使えば剥がないで重宝するのですが、掛軸は困ります。この場合麦の酵素で糊を分解して剥がす方法とかいろんな剥がし方もありますが、普通は暖めて剥ぐとかなり良く剥がしやすくなります。時間がかかってもこんなやり方が便利です。電気で暖めながらその分を剥がしていきます。
フィルムを使った裏打ちの仕方は、古い掛軸をする時にも便利です。剥がした分だけこの様に貼っていきます。これで皺ものばしやすいし、乾かないし、破れたりの事故もない、いいことづくめですね。
裏打ちが終わって仮張りにかけたところです。フィルムをそのまま引き上げて張るので本当にきれいに仕事が出来ます。
2010.02.10
きれいにのばしたら、上のフィルムを外して裏打ちします。
2010.02.08
たっぷりと湿して、フイルムに挟みこんでいますから上からこのように擦っても平気ですし、キツイ膠も緩んで皺も延びますし、墨を散らす心配も無いのです。水分は擦ってフイルムの継ぎ目に押しだして行きます。
一月にブログを見たと、大分の日田市からお客様がこられました。今回依頼されました。書の中で裏打ちの難しいものを上手に裏打ちする仕方を説明します。描かれた書が特に唐墨の場合は膠がきつく書いた後に皺皺になるモノもよくあります。これが上手く伸ばせずに墨を散したり、皺をのばせなかったりとトラブルの原因にもなります。その場合にはこのようにフイルムに挟んでのばす良いです。