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映画「愛を読む人」


2022年12月04日
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テーマ:読書(8487)
カテゴリ:読書
昔から私は、電車の中で本を読むのが好きだった。
たとえ片道30分でも電車に乗る機会があるなら、単行本は必携品だった。
今回は一人旅ではないけれど、やはり単行本二冊をショルダーに入れた。
それも図書館で借りた本を。
夫は、「借りた本を旅先に忘れたり、汚したりしたらどうするんだ。考えられない」というが、
私は私物はうっかりミスも多いし、忘れ物も多いのだけど、
借りたものに対しては緊張感を抱いて注意するので、
今まで図書館の本を忘れたり汚したことはない!
(実際、今回の旅では帽子を車内に忘れてしまった)

ということで、持参した本は図書館から借りた次の二冊。
​「茨の木」さだまさし​
父の形見のヴァイオリンの製作者を求めて、イギリスを訪れた真二。美しいガイドの響子と多くの親切な人に導かれ、辿り着いた異国の墓地で、真二が見たものは……。
家族の絆を綴る感涙長篇。


​「明日へつながる五つの物語」あさのあつこ​
コロナの時代だからこそ、前向きな気持ちになりたいあなたへ。珠玉の作品集
がんになった父親と結婚を控えた娘の、ある夜の心の交流を描く(「この手で抱きしめて」)。
岡山藩の若き城主池田綱政と寵臣津田、御用石工の藤吉とが結んだ歴史の中の友愛物語(「烏上の空」)。
熱烈交際中の高校生愛莉は、ある日突然信じられない告白をカレシから受ける(「カレシの卒業」)。
東京マラソンを舞台に、男同士の友情と過去の恋心を描く(「フィニッシュ・ゲートから」)。
幼い頃、母親から桃畑に置きざりにされた記憶を持つ女性が、優しさと真実を取り戻す物語(「桃の花は」)。
人として、家族として、優しく前向きな気持ちになる。明日に向かう5つの人生を描いた、コロナの時代の珠玉の作品集!

両方とも心温まる読みやすい本だった。

二冊読み終えてしまったので、多分新大阪のキオスクか何かで次の本を購入。

​「その日のまえに」重松清​
僕たちは「その日」に向かって生きてきた
男女が出会い、夫婦になり、家族をつくって、幸せな一生なのか。消えゆく命の前で、妻を静かに見送る父と子。感動の重松ワールド

人は生まれて生きて死んでゆく。
誰もがその道筋をたどるのだが、辿り方は人それぞれだ。
それぞれの生き方や、その日を迎えるみちのりを描いた短編集なのだが、
やがてそれは大きな川の流れに合流する。
「その日」はいつどのようにやってくるのか、誰にもわからない。
でも、わからないけれどその日を迎える日々は、その日の後に残されたものに続いていく。
読みながら、亡父が元気なころに言っていた言葉を思い出した。
「どうせ死ぬなら癌がいい。残りの時間のめやすがつくから」。
めやすがついたなら、その日の前に色々準備もできるしというような感じだった。
実際には父は、今で転倒して頭を打って、硬膜下出血で一週間後に目覚めることなく逝った。
父の願い通りではなかったけれど、一週間という時間を与えられたので、
私たち家族はしっかりと看取りの時間を貰って、
別れの時間を作ってくれた父の生命力に感謝しつつ見送ることが出来た。
(病院に搬送された時、レントゲン画像を見た医師は「半日もつかどうか」と言ったのだ)

私達も全員、必ずその日を迎えるだろう。
私はなぜかわからないが、随分若い頃からそんな気持ちを時折抱きながら今まできた。
できれば悔いのない人生にしたいと思ってきたし、誰かの役に立つことが少しでもできたらいいなと思ってきた。
やりたいことは先送りにせずにやろうと思ったのは40代の頃で、
それからはやりたくないことは避けながら、やってもいいことは引き受けて、
やりたいことには手を付けながら日々を送ってきたと思う。
「もう、いつ死んでもいいな」と思うようになったのはいつの頃からだろう。
それから随分経ってしまったような気がする。
そう言えば、若い頃に「私なんて生きている意味があるんだろうか」と
絶望的な気持ちにとらわれ、それでも祖母のことを思うと死んではいけないと思い、
「これからはお付き合いで生きよう」なんて生意気なことを考えたことを思い出した。
生意気だったけど、未熟な私が自分の生きる意味を「お付き合い」に求めたのは
あながち間違っていたとも思えない。
そのお付き合いは、思いがけない人との縁をつなぎ、私を支え、励まし、
「あの時間違って死ななくて良かった」と何度も思ったものだ。
私は今の調子ならきっと、その日を穏やかに迎えることが出来るような気もする。
でも、実際にその時がどんな形でくるのか誰にもわからない。
だけど、精一杯自分や自分の周りの人のことを思って生きていたら、
そんなに心配することはないような気がする。
そうですよね、重松さん。





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最終更新日  2022年12月04日 08時36分52秒
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