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2024年09月02日
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昨日は、映画「箱男」を観終わった後、カナモトホールに向かった。
北海道文化塾の七回目、毛利衛さんのお話を聞くためだ。
毛利衛さんは誰もが知る通り、日本人初の宇宙飛行士として宇宙に飛び立った人だ。
北海道余市町出身で北大を卒業された人なので、道民にとっては我らがスーパースターという感じの人である。
だから、今回の文化塾ではお話を絶対に聞きたい人でもあった。
今まで、テレビなどで話を聞くことは何度もあったけれど、直接ご本人にお話を聞くことは初めてだった。

今回の講演テーマは「宇宙から見た生命と北海道の未来」であった。
前半は宇宙飛行士になった経緯やその時のミッションの内容、そして宇宙からの映像での説明があり、テレビで見るよりはずっと迫力がある映像に、しばし自分も宇宙から地球を見ている気分をチョッピリ味わえた。

私が毛利さんの話を聞きたかった大きな理由は、宇宙飛行士になって宇宙での体験をした人の中には(特に欧米の人)、宇宙で神の存在を確信したと言っているという話を読んだことがある。
地球上では絶対にできない体験をしているのだから、人によってはそのような気持ちになるのはわかるので、毛利さんは宇宙で何を感じたのかを直接聞きたかったのだ。

その話は後にすることにして、毛利さんの現在は今回の講師紹介によると、
全国科学館連携協議会会長、NHK交響楽団理事、カネカ取締役等、とある。
この「(株)カネカ」という会社では、
《社会が抱える課題解決に挑戦》という理念で色々な研究開発をしているのだが、
その一つに「生分解性バイオポリマー」という、微生物発酵プロセスによって生産されるプラスチックのような物質があり、それは地中や海水の中で分解されるのだという。
現在、石油由来のプラスチックごみ問題が顕在化しているが、
それを防ぐためのすばらしい研究であり、すでに色々なものに商品化されているけれど、
製品化が追い付かない状態だそうだ。
毛利さんがこのような企業の取締役になっているのも、宇宙飛行士体験の流れだろう。

毛利さんは、ぽっかりと漆黒の宇宙に浮かぶ地球を見た時、宇宙に存在する生命体のように感じ、私たち人間はその細胞の一つなのだという気がしたと話していた。
人間は科学技術や知識を得たために、他の動植物とは別格の存在のように思ってしまっているけれど、地球からみたら地球上の多種多様な動植物や微生物、細菌と同様の一つの種にすぎないのだと。
私はそれを聞いて心から納得した。
今、生きとし生けるものが生きるためには、多様性が大切だということを、遅まきながら傲慢になった人間も気が付き始めている。
きっと、宇宙で地球を見下ろしてそれを実感した人たちが、色々な形でそれを伝えてくれていることも大きいのかもしれない。

映像やパワーポイントを見ながらお話を聞いていたのでちゃんとメモしていないのだが、
地球上に命がある生命体は、みんな生き延びるための努力をしている。
私達人間には、幸いに獲得した技術や知識によって未来を考えられる「知恵」があり、
毛利さんはそれを「生命がつながるための未来智」と言っていた。
未来智は「情報ネットワーク」「多様性」「生きる喜び」が大きな要素で、
「一人勝ちはダメ」で「適者生存の原理」と共に、生きることの喜びが生き延びるための大きなパワーになるのだと。

地球は生きているから人間がどんなに頑張ったっていずれは寿命が来るし、大きな太陽という存在の影響も避けられない。
今は温暖化が脅威とされているけれど、地球の歴史をみたらそのうちに寒冷化にもなる。
それでも私達は、少し先の未来の子孫たちのためになすべき責任はある。
宇宙開発も、他の惑星探査も、膨大なお金をかけて何になるのだと思うかもしれないけれど、
その研究開発の成果が今の私達の生活を豊かにしている。
しかし、月や火星に住むというのは無理であり、どんなに頑張っても宇宙船のような狭い世界でだけしか、人間は宇宙では生きられない。
大切なのは、今と自分たちの子孫が幸せに生きることを願って、できることをしてゆくことなのだ。
今を生きている喜びを大切にすることが、持続可能な社会と未来への貢献になる。
そのようなお話を聞いて、心から納得し嬉しくなった。
毛利さんからは「神」という言葉は一言も出てこなかったけれど、過去や未来を見据えた視点は、宇宙からの目を持つ人のものだろう。

北海道はまだまだ自然もあるし、人々の多様性も以前からある。
それだけ可能性は無限大だというようなニュアンスの話もされていた。
今、南海トラフ地震のことや、昨日のテレビでは軟弱地盤に建物を建てることの危険性も報道されていた。
まだまだ北海道にはゆとりがありますから、子孫が安全に生き延びるためにも、北海道の過疎地への開拓移住を考えてみませんか?
今は、土地を開拓するのではなくて、これからの子ども達がのびのび育つことができための仕事の開拓をしてほしいですね。





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最終更新日  2024年09月02日 14時33分58秒
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