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カテゴリ:ことのは便り
私は、人に自分のことを言う時、 【私 = わたし】 ということがほとんどです。 成人式を遥か昔に向かえてしまった為か、 さすがに 【ころつんはね。。。】 という事はなくなりました。 最近、まだ成人式前後の若々しい方のブログやお話を伺う機会もありますが、 【あたし】 とおっしゃる女性の方が多いことに、気が付きました。 おっとりとして、ほんわか。 可愛らしくて、決して不快に感じるものではありません。 ただ、 【わたし】 と 【あたし】 なぜ、2通りの言い方があるのかなぁ、とふと疑問に思ったのです。 つらつら、勝手に考えてみました。 【わたし】 と 【あたし】 【わ】 と 【あ】 では口のあけ方が違うんです。 【わ】 を発音する時は、口、特に口の周りの筋肉を少し緊張させないと 【わ】 の発音にならないんですね。 一方、 【あ】 は、あんまり緊張させず、ぽかぁんと口をあけていても 【あ】 の音は出せるんです。 人とのコミニュケーションも、ぶつかって本音で分かり合うから、 最初から当たりよく、口当たりのいいものに変わってきています。 こうした傾向が、一人称の表現までにも及んでいるのかもしれませんね。 小さなことですが、言葉はケースバイケース。 その場面場面で、相応しい言葉遣いが使い分けられるのが、一番です。 いつも緊張していたり、かしこまった話し方では、 打ち解けられる仲間も、打ち解け難くなるでしょう。 それでも、 言葉で相手に気持ちを伝えたい真摯な気持ちを、言葉の1つ1つに載せ合わせるならば、 その優しさや思いやりを、表情や筋肉もフル活用するのも、悪くないかもしれませんね。 ちなみに私は、おばあちゃんが 【わたしがね。。。】 と ひとこと一言丁寧に言葉を紡ぐ話し方は とても安らぐし、清々しい感じて大好きです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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