一段上る
昨日ひとつ、嬉しいことがありました 友人がお宮の大祭に来てくれて、その流れで、私が友人のご祈祷をすることになりました。 祝詞を奏上するようになって二年と半年。 いつも最善は尽くすものの、声がかすれたり作法が半端だったり、気持ちの集中が途切れたり、全体に満足が行くものではなかったりと、肩に力が入ってばかりで、反省しきりでしたが、今回。 最初の太鼓から最後の挨拶まで、とぎすました集中を切らさずに、とてもリラックスしてスムーズにご祈祷が行えたのでした。 率直に言って、今までで、ベストでした。 友人であると言うのもありますが、以前はかえってそれで意識してしまっていた事を思えば、大きな変化です。 龍笛もそうですが、ひとつの事を続けていく中で、壁もあれば足踏みすることもあり、飽きたり、変わらぬ自分にうんざりしてしまったりする事も多いのですが、それでも淡々と続けていると、ある時… ふっ …と、抜ける瞬間がある。また、今までと違うところにいる自分に気がついたりします。 そして視野が広くなっている。 大事(おおごと)と思っていた事が、実はそうでもない事に気がつく… そんな出来事でした。 しみじみと嬉しく、友人に、神様に、そして自分にも感謝&ありがとう~と言う経験でした。 本当に有り難いことです