通常教育の特別支援
久しぶりに本を読みました。通常学級の特別支援保護者向けではなく、まさに教師向けの内容でしたが、できることならこの本をたくさんの先生方に読んで欲しい。。。そう思える1冊でした。この本の基本は、「特別支援は、特別のことではない」ということ。○○障害に対してこの方法を。。。というものではなく、すべての子供たちに生かされる内容であること。「はじめに」の中で書かれている一節に「通常教育の一斉支援の中では実現し得ない指導法の提案も一切ない」というくだりがあります。まさにそう、なんていうか、学校教育の基礎の基礎ということが書かれているんです。決して画期的ではなく、目新しいものはひとつもありません。でも、きっと教師として子供たちを指導していくに当たって、絶対忘れてはいけないことなんじゃないかと。そして、この基礎となる指導は、「特別ではない」すべての子供たちに優しい「支援」であると切に感じました。ただねぇ。。。「この本を読んでください」と言って読んでくれる先生がどれだけいることか。。。内容を抜粋してお渡ししても、目を通してくれるものか。。。そこが難しいところだろうなぁ(;_;)