映画「ポセイドン」を見てきました
例によって嫁さんとナイトツーリング兼、映画のレイトショー鑑賞です異国の地ベトナムでは、夜を涼しく過ごすためにバイクに「家族で」乗り込み走り回っている光景を見かけるけど、なるほど夜にバイクで走るのは涼しくていいですねかといって最大2人乗りのバイクに、3人も4人も乗り込む気は無いですけどそれで今回は大スクリーンで楽しめそうな「ポセイドン」を見ることにしました感想としては、良くも悪くもアメリカ的でCG効果をこれでもかと体感させる大味な映画ですね。家庭の小さい画面でDVD鑑賞では「なんだ、こんなもんか」で終わる映画でしょう。豪華客船の新年パーティの様子は煌びやかだし20階建てという大掛かりなセットの中で人間がのた打ち回る様は、思わず目を覆ってしまいますでもそれだけですね。人間の性格描写をしていないので心に響いてくるものが余りありません。「海猿 最終章」のように真に迫ってはこなかったです。映画は転覆した船内からの脱出劇がほとんどですけど、途中から「インディジョーンズ」のようなアドベンチャーロールプレイングゲームを見ているような錯覚さえ覚えました唯一感動したのは、カート・ラッセルが娘とその婚約者の為に、水深45m先の操縦室に死を覚悟して潜って行くシーンですね自分も父親の立場なので、若いカップルのために自分の身を捨てる決意は良く分かります。結果は別にして自分もその状況になったら同じ行動に出るでしょう。そして最後は無事脱出して救助されるというお約束のシーンで終わるんですね。「海猿」はもしかして全員死亡か?と本当に思わせるストーリーなのに、アメリカ映画はハッピーエンドの結末が途中から何となく分かってしまうんですね。「タイタニック」と比較して特撮シーンは素晴らしいですけど、落とし所で負けてます。後ほどテレビで放映されることがあっても見ないと思います。映画のエンドロールになって、余韻に浸ることなく退場していった人が多いのが印象的でした