カテゴリ:一般民事事件
さて、盗難or遺失届出証明書の発行を警察にお願いし、
振出証明書等の発行を会社にお願いしたら、 平行して行っていただくのが陳述書の作成です。 陳述書は、 要するにどうして約束手形や小切手を無くしてしまったのか? ということを裁判所に説明する文章です。 ですから書き方は自由でいいのですが、 一応東京簡易裁判所では、 以下のような設問のある様式を準備していますので、 最低限、以下の事柄について触れるものを書く必要があります。 1 いつ、どのようにして証券を持つようになったのか? その経緯。 2 誰がどのような方法で証券を保管していたか? 3 最後に証券を確認したのはいつか? 4 いつ、どのようにして証券のないことに気がついたか? 5 どのような方法で探したか? 6 いつ、どうして無くしたと思うか?警察には届けたか? 7 どうして公示催告の申立をするようになったのか? ここまで準備すれば、あとは申立書そのものと、 官報公告用の当事者目録と証券目録を作成し、 会社が申立をするのであれば、 会社の登記簿謄本を準備して提出することになります。 この目録は官報に掲載するためのものなので、 官報用の様式に記載する必要があり、 裁判所から様式をもらうことになります。 なくした証券の種類によって様式が微妙に違うようなので、 最低限、何を無くしたのか(小切手か約束手形か)? 支払地はどこか(管轄が間違っていないか)? 手形に譲渡や裏書があるか(証明書の種類、通数が違ってくる)? 線引き小切手かどうか? ぐらいは確認してから電話したほうがいいでしょう。 もちろん、目録以外の様式もいただけますので、 そういう意味ではかなり定型的な仕事とも言えますね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Apr 2, 2007 07:20:02 PM
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