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カテゴリ:健康、医療
本日付の朝日新聞1面で在宅医療を支える「訪問看護ステーション」で看護師の人材不足が深刻になっていると報じています。
増加する医療費の伸びを抑制するために厚生労働省は長期入院患者を減らし、その受け皿として在宅医療を整備しようと考えています。 他方、病院においては「急性期」の医療を充実させるために看護師の増員を促すように診療報酬を改定しました。 (概念は立派であり、数字の上では成り立つのかもしれません。) その結果、在宅医療を担っていた看護師が病院へと再就職するために現場では看護師不足を理由に閉鎖に追い込まれる施設も出ているようです。 都市部の大病院が来年看護学校などを卒業する看護師(の卵)の確保に走り、地方の中小規模の病院や診療所では看護師集めが難しいと報道されています。 そして在宅医療の現場でも看護師が不足するようでは、厚労省が目指す「慢性期」や最期の医療を自宅で安心して受けられる仕組みの実現を阻害している構図になっています。 (他の官庁もよく間違いを起こすようですが)厚生労働省の施策が裏目に出たようです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月06日 11時38分23秒
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