オーストラリアの干ばつ
干ばつ被害の拡大を受け、オーストラリア政府は国土の三分の一を「非常事態地域」に認定しました。(日本経済新聞本日付8面)南東部の農業地域では穀物の成長期にあたる8から10月に全く雨が降らなかった地域もあり、小麦の生産量は前年度比6割減となる見通し(ただし前年度は豊作であったため在庫あり)。政府は来年1月から小麦の輸入に踏み切る。最大の顧客である日本の食糧供給への不安を打ち消すため小麦については前年の在庫を取り崩して、酪農品では中国への供給量を減らして日本向けの出荷量の確保を優先する。今年から来年にかけてはしのげるかもしれませんが、来年も不作であった場合は日本への供給も減らさざるを得なくなるかもしれません。またここでも中国と”競争”しているということです。