|
テーマ:楽天写真館(356042)
カテゴリ:えび
給餌システムについて オーストラリアのメーカーが 新たな給餌システムができてるのでテストしてくれ と日本の商社をとおしてとの依頼があった それで その新しい給餌システムのテストを開始した 3000平方メートルの車えびの養殖池に 体重9gで約11万尾の車えびが入っている これから車えびの摂餌音を拾って行動パターンを解析し 給餌方法を決定する、という予定なのだ 上の写真は車えびが餌を食べるかすかな音 いわゆる「摂餌音」を拾うマイクである 下の写真は自動給餌機である 自動給餌機に餌をいれ、餌の投与量と時間を パソコンでコントロールできる仕組みになっている 摂餌音のデータはパソコンと連結し、給餌機の操作は イギリス人のエンジニアが海外から行っている データはパソコンから逐一流れてくるので 車えびが餌を食べている様子がグラフとなって表示される そのデータを披露したいところだが 図表の添付がどういうわけかできないのだ ・・・・・・・ エビの餌を食べる音を拾って何の役に立つの? と思うかもしれないが、これは養殖が飛躍的に進歩する かも知れないくらいに面白いことなのだ なにしろ エビが食べたいときに必要量だけ随時給餌できるし 摂餌が聞こえなくなったら給餌をストップする このことがとても重要なのであり これらのデータを活用すれば エビの成長や歩留りの向上が期待できるからだ (他のエビ類のテスト結果では成長が30%アップしたとのこと) また余分な餌が池の環境を悪化するのを防ぐことができるし 高価な餌のロスがないだけ節約にもなる ようするに 養殖は餌の管理がかなり重要なファクターなのだ それにしても それを車えびの摂餌音でコントロールしよう、という試みが とても斬新で面白い さて、今後の成長と歩留りの結果がどうなるか 果たして養殖が進化するかどうか 楽しみはつづく・・・!
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|