さめが釣れた
久米島の漁師から、えび太郎の留守にさめの差し入れがあった。セリにだしても幾らもしないから事務所のみんなで食べろとのことだ。大きさは全長80cm位。背ヒレと胸ヒレと尾ヒレの先に黒いチップがあるがサメの種類はわからない。 サメの子供ようだ。げげっ!! こんなの食べれるかなあ?でも、食えないものを置いて行くわけないから、とりあえず食おう!!体をひっくり返すと口に釣り針が残って、赤い血が付いていた。頭から尾に向けて手でなでると、ツルっとした冷たい感触がした。逆に尾から頭に向けては、ざらっとしていて、これが本物のサメ肌だー。久米島ではわさびを卸すのにサメの皮を使用した、という話を聞いた。それくらいザラッとした感触だった。どう料理しようか思案していると、事務所の女子社員が腹を捌いて、手際よく刺身にしてしまった。5切れほど皿に盛って、毒見です、お先にどうぞという。むむっ、こちらの女性もサメ以上にワイルドだ・・・・。刺身は白身に薄いピンクがかかっていて、思いのほかきれいだ。わさび醤油で食べると、意外や意外、癖がなく美味い。サメはアンモニア臭がすると聞いていたが、まったくそんなことはなく、回遊魚のシイラによく似た味だった。そういえば身の感触はマンボウにもにているような気がする。捌くところを見なければ普通に食べている魚と変わらない。今日はサメの刺身を初めて食べた。珍しい体験をしたものだ。漁師さんに感謝!!久米島の浜では夜釣りで時々このくらいのサメが釣れるとのことだ。釣り人のみなさんへサメが釣れたら捨てないで、ちゃんと食べてやってくださいね。