*今日のユズ*動物病院初体験
「あたち、病院に行ってきたのヨ」ユズ、動物病院デビューをしてしまったのでした。数日前からオシッコの色が気になっていた。おとといティッシュで拭き取ってみたら、なんかうっすらと、やっぱり血尿っぽい。イエローページで小動物を見てくれる病院を探した。日本ほど小動物専門の動物病院というのがあまり無いので不安だったが、イエローページで見つけた一件に電話をして確認したら、ハムスターオッケーだったのできのう連れていった。今まで門外不出だったから(とくに出る必要がなかったから)移動用のケースがなく、さてどうしようと思ったのだが、とりあえずということで、マックのハッピーミールの箱に(ちょうどいい大きさなんだな)入れて連れてった。小動物専門は眼鏡をかけた女医さんで、箱を開けると「ロボロフスキーね」と言って、箱のなかでジタバタしているユズに「おやまあ、元気だこと~、どうしたの?」と子供に話しかけるようにしていた。「血尿がでてるみたいです。」と説明し、もし箱の中でしていたらそのシミを見せようと思っていたらあいにくしていなかったので、捕まえて女医さんが肛門を少し押した。そーいう時に限って、なぜか透明なオシッコをするのは不思議なものだが、女医さんは多分軽い膀胱炎でしょうと言って、抗生物質(液体)をくれた。注射器の目盛り2つ分を1日1回飲ませるようにと1週間分くれた。ついでなので、白内障も見てもらう。やっぱり白内障はどうにもできないらしく、ただ目の表面が乾きやすくなるそうなので目薬を時々やってあげるように言われた。これは処方せんを書いてくれて、後で薬局で購入。ユズは1歳8ヵ月だというと、年のわりには毛並みもいいし、元気だねとほめて(なぐさめて?)くれた。ほんとに軽い膀胱炎なだけだといいけど...ちなみに診療費は15ユーロ(約2,000円)。 内緒だけど、領収書なしだったので15ユーロプラス20%の税金は取られなかった。これからも何かあった時はここにこよう!イタリアの動物病院は24時間体制のところが多いので、いざと言う時には助かる。その分料金は高くなるのかもしれないけど。具合の悪い動物を心配しながら翌日の営業時間を寝れずに待つ経験をしたことがあるので、この24時間受け付けはスバラシイ!と思った。薬局に処方せんを持って行く。(動物の薬でも処方せんがあれば薬局で購入する。)医者の書く文字が解読不能なのは世界共通らしいが、薬局の人はさすが解読術を心得ているらしく、目薬と塩化ナトリウムのビンをさっと出してくれた。目薬は人間にも使えるものらしく、塩化ナトリウム(これも日に3、4滴目に垂らすように言われた)は点滴用のビンだった。さて、この点滴用のビン(点滴チューブにつなげるように空気が入らないようゴム栓になっている)をどうやって開けようか迷った。やっぱりこれは注射器でゴム栓をぷすりとやって吸い取るしかないでしょう!ということで、注射器、注射器...イタリアに初めて来たときスーパーで普通に注射器を売ってたのにビックリしたが、家で予防接種したりするのが当たり前らしく(でもいくら親でも素人に注射されるのは恐い...)普通に買えるのだった。おまけに10本セットで1.60ユーロ(約215円)、お得!先端恐怖症ではないけれど、針の先を見てちょっと鳥肌がたつのを感じつつ、塩化ナトリウムを吸い取って、針は外して点眼。ユズは突然の雨(!?)にビックリして逃げていきました...