ズレの構造
やっぱ書かないことには気持ちが治まらないので、思ったことを吐き出すことにしました。就学相談を受けようと思ったのは、市のHPの記載だった。「小学校就学を迎える心身に障害のあるお子さん、就学するにあたって心配のあるお子さんの一斉就学相談を行っています。」「…保護者との面接を通して、障害の種類や障害の程度、発達の状態を把握し、どのような教育をどのような場で行うことが望ましいかということを総合的に判断していきます。特別支援教育のニーズのあるお子さんを早期に把握し、個別指導計画を作成するための資料収集も目的としています。」この文章を読んで「これは後々のこともあるから受けなくちゃ!」と思った。でも最近感じる、私の気持ちと就学相談側の意識のズレ…これがずっと引っ掛かっていた。でもそのズレの構造のヒントは、その市のHPの記載の中に隠されていた。その中にこんな一文があった。「保護者の方がご納得して就学先をお決めできるよう、各学校・学級(通常学級を除く)を見学いただいたり、お子さんに体験入学をしていただくことも可能です。」私も見落としていたのだが、通常学級は見学の対象外だったのだ。通常学級に通うことになった場合の親の不安と言うのは、最初から度外視なのだろう。「どのような教育をどのような場で行うことが望ましいか」と謡いつつ、実は対応できる幅はすごく狭いということだ。ならば、こんなややこしい言い方するなっ!私は「くるりん家のような場合は対象外」と言われたことがとてもひっかかっていた。でも、いろんなことを考えていくうちに、そう言われたことの意味が理解できてきたような気がする。我が家はすでに、診断済み。IQも知的障害は無いであろうこともわかっている。でも、心障学級か通常学級かどちらが適切なのかで悩んでいたので、就学相談を受けたいと思った。多分、これってレアケースなのだ。就学時健診にひっかかってもいないのに、親の方からわざわざ入学前から「心障学級がいいですかねぇ」と言って来る親は少ない…もしかしたら、今まで存在しなかったのかもしれない(^^;)。(市議さんにも「自分から就学相談をお願いしますと言ってくるおかあさんは少ないのに…」と言われたことがあった。)あらかじめ相談される方はもっと重度な子が多く、そうでない子は就学前健診で初めて障害が発覚したような子が検査や相談の対象となるのだろう。知的な障害が認められないのに、心障学級を検討している親のことが就学相談担当側には奇異な存在に見えたのかもしれない。「不安だったら通級学級があるじゃないか」…直接そう言われたことはないけれど、就学相談担当側はそう思っていたんじゃないだろうか。あ~あ、私もバカだよね。こんなんだったら、黙って就学前健診を受けておけばよかった。どうせあらかじめ相談したって、何もフォローなんてないんだから。しかも「柔軟な対応がのぞめるかもしれない」と誤解釈(←あえてこう言いますが)した私が学区外の相談なんかもしちゃったから、余計に話をややこしくしちゃったんだろうなぁ。でも、こういった謎解きは、市議さんが間に立ってくれなかったら永遠に理解できなかったことかもしれない。だって市側は直接はそうは言わないもの。市側も綺麗事並べずに…・ボーダー児は対象外です。すでに診断済みなら就学相談の意味はありません。・もちろん通常学級になった場合は学区内の学校ですよ。例外はあり得ません。・通常学級の判定が出た場合は、それ以上のフォローはできせん。今後の様子を見て、通級指導を受けるか心障学級に転級という形になります。・特別支援教育?なんですかそれ?…とでも、書いておけばいいんじゃない?でもさー…実際問題行動には手を焼いてるし、心配なのは、まぎれもない事実なんですよ……orz