がんばろうQLD
洪水のピークを超えたロックハンプトンでは、間もなく寸断されていた大動脈のハイウェイが開通し、空港も今月24日から有視界時間帯のみの暫定オープン、28日からの完全復旧のメドが立ってきました。しかし依然としてフィッツロイ川は警戒水位レベルであり、家やビジネスを失ってしまった人や、これから目の前のガレキや、泥まみれになってしまった家財道具を片付けなければならない人、あるいは避難所から自宅へ戻れない人など、多くの人々が、これからの二次的な災害に悩まされる事になるものと思われます。州都ブリスベンとのアクセスルートがやっと復旧すると思ったら、今度はその州都自体が洪水の被害に遭ってしまった為にパン、乳製品や生鮮食品、ガソリンやLPGガスなど、この地方への生活物資や燃料の供給が引続き滞る事態になっています。昨日はスーパーを3軒回っても、ほんっとに1斤のパンもなし。明日は、自分でパンを焼くしかないかな、って思ってます。昨年のブッシュファイヤーに今年の豪雨・洪水。オーストラリアの自然の脅威を、まざまざと見せつけられた気がします。鉄の女ブライ首相も、さすがに先日のスピーチでは、溢れる感情を抑えきれず、涙を浮かべていました。でも、彼女の、"I want us to remember who we are,""We are Queenslanders, we are the people we breed tough north of the border.""We're the ones that they knock down and we get up again."(私たちはクイーンズランド人ではないか。私達はタフに育てられてきた。私達はたとえ打ちのめされることがあっても、もう一度立ち上がって挑戦する州民ではないか。)この言葉が、ものすごく胸に染み入りました。災害からの復興には、これから計り知れない時間とお金、そして精神力が必要になって来ると思われますが、クイーンズランダーはこんな事では負けません。みんなでがんばろうQLD。がんばろうオーストラリア。